セルを回すと、エンジン始動後に「ガガガ」という引っかかるような音がすると連絡がありました。こういった異音の場合は、スターターが原因の可能性が高いと感じます。本記事では、ハイゼット S330Vのスターター交換のアレコレについて解説します。
【ハイゼット S330V】「スターター」の交換方法 ~交換しないと~
ここでは、スターターの役目や交換しないとどうなるかなどについて解説します。
スターターはエンジンをかけるために必要不可欠なパーツ
スターターは、エンジンをスタートさせる為に必要不可欠なパーツであるといえます。相当昔は、クランクを回してエンジンを始動していた時代もありました。
今では、キーを捻ればスターターにバッテリーの電気が送られ、セルが回りエンジンが始動するようになっています。
故障してしまうとエンジン始動が出来なくなる
今回の症状は、エンジンが始動した後に「ガガガ」と引っかかる異音がするという事なので、セルのピニオンギアが始動後にも戻らないために発生していると考えます。
入庫して検査したときは、昼間の暖かい時が原因かもしれませんが、異音が再現されませんでした。
スターターは、エンジンを始動するのに重要なパーツの一つです。このパーツが故障すると、始動できなくなってしまいます。
お出かけ最中に、エンジンが始動できなくなったら大変なことになりますので、不具合かなと思ったら、すぐに交換するのがベターでしょう。
【ハイゼット S330V】「スターター」の交換方法 ~作業手順~
ここでは、ハイゼット S330Vのスターターを交換する作業手順を紹介していきます。
スターターのハーネスを外して古いスターターを取る
初めに、古いスターターに付いているプラスの配線とスイッチ配線の2本を外していきます。バッテリーのマイナス端子を外して行うことをオススメします。プラス配線が鉄部分に触れるとショートします。
つぎに2箇所のボルトを外していきます。ハイゼットS330Vの場合は、ボルトが外れてもスターターがスポッと抜けることは構造上少ないでしょう。
二か所に切り欠きがしてあり、そこに大き目のマイナスドライバーなどを入れて、少し抉ってあげると抜けてきます。
今回は、リビルトスターターでの交換になります。外したスターターは返却しないとならないので、落としたりしないようにしましょう。
上記が外したスターターです。かなり錆などで汚れていましたし、中にもスラッジなどが大量についていましたので、スターターが故障しかけていると感じます。
リビルトスターターを外した時の逆手順で組み込む
購入したリビルトのスターターです。取り外した時と逆の手順で取り付けて作業は終了しました。
試験の為エンジンを始動してみると、すごく短いセル時間でエンジンが始動出来ました。その後の「ガガガ」という音ももちろん発生していません。
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【ハイゼット S330V】「スターター」の交換方法 ~注意点~
ここでは、ハイゼット S330Vのリビルト交換での注意点を説明していきます。
リビルトスターターは安価で安心な商品
新品を購入すると、40000円前後掛かりますし、中古であれば安いですが、早期故障や既故障が考えられます。
こういったときに、新品ではないですが新品のように中身をしっかりと整備・パーツ交換・洗浄してあるリビルトパーツが安価で安心だと考えます。
スターターの作業をするときはショートに気を付ける
スターターには、バッテリー電源が供給されています。バッテリーのマイナス端子を外して作業するのが基本です。もしマイナス端子を外さないのであれば、ショートさせないように細心の注意を払いましょう。
DIY作業では必ずウマをかけて作業しましょう
ハイゼット S330Vのスターターは、運転席側後ろのミッション近くにあります。作業自体は難しくないのですが、DIYで作業するときにはウマをしっかり使って作業しましょう。