【異音修理】オートテンショナー&ベルト交換事例

皆さんもエンジンから、「キュルキュル」・「キュンキュン」という音がしたら凄く気になるのではないでしょうか。エンジンからの異音は、不調症状のサインでもあります。本記事では、オートテンショナー&ベルト交換事例を紹介しながら、作業の注意点なども解説します。

目次

オートテンショナー&ベルト交換事例の紹介

オートテンショナーとベルト交換

最初に、オートテンショナーとベルトの交換方法を紹介します。

ベルト異音とは、どのような音?

今回のオートテンショナー・ベルト異音は、上記動画の音でした。試験のため、シリコンスプレ(油性は禁物)を吹くと一時的に異音が解消します。

このことから、オートテンショナー&ベルトが原因で異音が発生していると判断できました。オートテンショナーが異音だけでなく、故障するとベルトが脱落し、走行不能になる可能性もあります。

異音が発生した場合は、大きな修理などになる前に原因を突き止め修理することが大切です。

テンショナープーリーを解除してベルトを外す

オートテンショナーは、文字通り自動でベルトのテンションを張ってくれる装置です。この装置は、テンションがかかる方向と逆に作用させることで、ベルトを外すことができます。

テンショナープーリーを外す

テンショナープーリー

ベルトが外れたら、オートテンショナーを取り外します。この車の場合は、上からの作業が困難なため、下から作業しています。

外したベルトとテンショナー

外したオートテンショナー&ベルトが、上記画像になります。この車は、4万キロ前後ですが、オートテンショナー&ベルトともに劣化してきている状況でした。

新しいテンショナープーリーとベルトを取り付け

新しいテンショナーとベルトを取り付け

新しいオートテンショナーとベルトを外した時と逆の手順で取り付けしていきます。間違いを起こさないためにも慌てないで、ゆっくり行いましょう。

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ベルトは、山の数と長さなどでおおよその値段が決まっています。今回購入のリブベルトは、7PK1680という商品です。3,350円位でした。

オートテンショナーは、商品形状などによってかなり値段がバラバラです。この車は、純正で17,000円位したと思います。余りにも高額なので、ネットショップで新品9,500円のものを購入しました。

上記動画が、新品に交換した後のエンジン音です。かなり静かになったのではないでしょうか。修理は完了しました。

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オートテンショナーやベルトの寿命とは?

ファンベルト・プーリー交換完了

オートテンショナーやベルトは、どの位で交換するものなのでしょうか

ベルトの交換目安とは?

一般的にメーカーなどで推奨されているベルト交換は、35,000㎞前後と言われています。これは、筆者のイメージですが年に1万キロ前後走行する人は、2年ごとの車検2回目毎に交換すれば良いと考えます(4年位毎)。

オートテンショナーの交換目安とは?

筆者の今までの経験だと、オートテンショナーの劣化が早めの車種と持ちの良い車種がある気がします。

一般的には、ベルト交換2回目位でオートテンショナー交換する車種が多いと思いますが、輸入車などや劣化の早い日本車などでは、ベルト交換時に同時に交換する事が考えられます

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オートテンショナー&ベルト交換時の注意点

ベルト劣化

オートテンショナーやベルト交換では、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。

テンショナープーリーをフリーにするには?

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テンショナープーリーをフリーにするには、結構力が必要になります。作業した車では、50cm位の長いメガネなどの使用が推奨されていました。今回の作業では、19㎜の6角✕延長ロングシャフトを使用してフリーにしました。

6角や9.5角(四角)タイプなどを差し込み、フリーにする事が多いのですが、きちんと密着させてゆっくり力をかけることで、ケガなどしない作業ができると考えます。

ベルトの取り回しを覚えておく!

オートテンショナー式という事は、ベルトが一本だけ使用されている車が多いと考えます。ベルトの取り回しなどをカメラで撮影したりして間違えないように工夫すると良いでしょう。

ベルトの組み方を間違えると、そのベルトだけでなくほかのプーリーなどの損害に繋がり、返って高額修理に発展してしまいます。取り付ける段階になって、「アレ、どっちの方向?」などとならないようにしましょう。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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