MH23SワゴンRのエンジンオイル交換をするために、オイルを抜いた時に思いました。それは、ずいぶん「汚いオイル」だなという点です。本記事では、ワゴンRのエンジンオイルとフィルター交換をしながら、フラッシングも追加で行った点などについて解説します。
【ワゴンR MH23S】「エンジンオイル&フィルター」交換方法! ~手順~
まずは、MH23S1ワゴンRのエンジンオイル交換の手順と手順変更などについてお話しします。
エンジンオイルを抜く
ドレンボルトを緩めて、エンジンオイルを抜いていきます。オイルは、量的には問題なかったのですが、なんだか抜けてくるオイルを見て心配になってきました。
エンジンオイルを抜きながら汚さを確認!
エンジンオイルを抜きながら、オイルの粘度や色などを確認していきます。とにかく色はかなり汚い状態でした。どのくらいの期間や走行距離変えていなかったのか、少し不安になるほどでした。
そこで、そのままオイル交換やフィルター交換を進めるのではなく、フラッシングを加える手順に変更することにしました。
【ワゴンR MH23S】「エンジンオイル&フィルター」交換方法! ~フラッシング~
ここでは、手順変更として、エンジンフラッシングを施すことを選び、その方法などについて解説します。
急遽エンジン内部を一度フラッシングすることに
急遽なのですが、エンジン内部の汚れ具合が心配になったため、フラッシングを行うことにしました。
15分ほどアイドリングで放置することで配管内の汚れなどを取る
オイルを抜き、ドレンボルトを一度締めて、フラッシングオイルを注入します。この後15分ほどエンジンをアイドリングしてあげます。
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【ワゴンR MH23S】「エンジンオイル&フィルター」交換方法! ~交換~
ここでは、エンジンオイルとフィルターを本格的に交換していきます。
フラッシング用オイルを抜きとる
まずは、フラッシングオイルを抜きとっていきます。
やはりあめ色のオイルが出てきます。少なくとも、これでエンジンオイルの通路などは、少しは綺麗になったと考えます。
オイルフィルターを交換しドレンを付ける
エンジンオイルが排出しきったら、オイルフィルターを外していきます。このワゴンRの場合は、オイルフィルターが下向きについています。案外オイルが残っていますので、取り外すときに注意しましょう。
新しいオイルフィルターを装着します。フィルター側のパッキンにはオイルを塗布して、ねじれを防止しましょう。
ドレンボルトには、ガスケットが入っています。ガスケットを見ると、亀裂が入っていたりして再使用できない状況でした。新たなガスケットに取り替えています。基本的には、ドレンガスケットは、オイル交換ごとに交換するのが良いでしょう。
新しいオイルを注入して最終チェックを行う
新しいエンジンオイルを注入していきます。慌てずゆっくり入れると良いでしょう。こぼしてしまうと、ふき取り作業などがかなり大変です。注意しましょう。
今回は、アッシュのエンジンオイルを使用しています。5W-30の粘度は守っていますが、規格は、SNとなっています。取扱説明書に書いてある、SLやSMグレードがなかったので、このエンジンオイルを使用しましたが、特に問題はないでしょう。
フィルター交換時に2.9Lのオイルが入ることになっていますが、全量抜けることはないので、2.7Lから2.8Lほど入ればよいと思います。
上記動画は、フィルター交換した後にエンジンを始動しています。これは、フィルター内にエンジンオイルを潤滑させるためです。このようにしてからオイル量を計測すると、オイル不足などのトラブルがないでしょう。
最終チェックでエンジンを始動してみました。ユーザーさん曰く、始動性がすごく良くなったと言っておられました。
しっかりとエンジンオイルを交換してあげることで、フラッシングの有無も変わってくると考えます。エンジンオイルやフィルターは、定期期間、距離で交換しましょう。