eKワゴンを点検している時の出来事でした。下回りを点検していると、頭に「ポツン」と何か垂れてきました。嫌なところからのATFオイル漏れが発生していることが判明しました。本記事では、ドライブシャフトシールからのATFオイル漏れをシール交換修理する方法などを説明します。
【eKワゴン】ドライブシャフトシールからATFオイル漏れ!? ~状況~
ここでは、ATFオイル漏れしている状況を調査してみます。
ドライブシャフトとミッション結合部からオイル漏れ
eKワゴンは、横置きのFFベースエンジンが搭載されています。フロント側は、ミッションからドライブシャフトが出てきて、タイヤを回転させています。ミッションとドライブシャフトの結合部からオイル(ATF)が漏れていることがわかりました。
どうやら左右ともATFオイル漏れしている模様
運の悪いことに、左右両方からATFオイル漏れしているではありませんか!?ということは、フロント左右の足回りをバラさないといけないことになります。
オイルシール代は、1000円/個前後の代金です。その代金の割に、作業時間がすごく長くかかる気がします。シール代が3000円でもよいので、もっと強固な物はないものなのかと思ってしまいます。
【eKワゴン】ドライブシャフトシールからATFオイル漏れ!? ~交換手順~
ここでは、ドライブシャフトシールからのATFオイル漏れを修理する手順などについて紹介します。
ドライブシャフトが抜けるまでパーツを外す
とにかくドライブシャフトシールが脱着できるまでパーツを外す必要があります。
- キャリパーを外す(ブラケットごと)
- タイロッドエンド・ロアアームを外す
- ショックについているセンサー類を外す
- ショックのブラケットボルトを外す
- ナックル部のセンターナットを外す
- ドライブシャフトを抜き取る
ここまでの作業でほぼ1時間ほどかかりました。
ドライブシャフトを引き抜く
ドライブシャフトを引き抜くと、ミッション側からATFが漏れてきます。下にバケツなどを用意しておきましょう。
また引き抜いたドライブシャフトは、オイルで汚れているので洗浄しながらブーツ類などのチェックをしておきましょう。
古いシールを外して新しいシールに打ち換える
古いシールは、かなりやれている感じがしました。またマイナスドライバーですぐに取れてきましたので、使用限界を過ぎていると感じました。
新しいシールを打ち込んであげます。まずは、間違いのない商品が来ているかなどを古いシールと見比べてチェックしましょう。
シールを打ち込むときは、上記のような専用ツールがあると便利です。もしない場合は、プラスチックハンマーで円を描くように打ち込んであげると綺麗にできます。
ただしこのやり方だと、最初にシールがはまるまで時間がかかるケースが多いです。焦らずやりましょう。
両方のドライブシャフトシールを交換するのに、大体2時間ほど掛かりました。
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【eKワゴン】ドライブシャフトシールからATFオイル漏れ!? ~ポイント~
ここでは、eKワゴンのドライブシャフトシール交換でのポイントを解説します。
ドライブシャフトを引き抜くとATFが出てくる
先程もお話ししましたが、ドライブシャフトを引き抜くと、ATFが漏れだします。漏れたままにはしておけません。バケツなどで対応しましょう。
また、ATFが出てきているので、作業が終わったらATFの量をチェックする必要があります。少なくなっていれば補充が必要なので、用意しておくと便利でしょう。
オイルシールは真っ直ぐ打ち込む必要がある
筆者も以前は、専用ツールを使用しないでシールを打ち込んでいました。失敗することもありました。
そこで専用ツールを使用することにしました。失敗は皆無であると思います。かなり作業が楽になると思います。