「ランクル100のフォグランプをもとに戻したい!」と相談されました。内容を聞いてみると、HID加工したのをハロゲンに戻したいようです。本記事では、ランクル100のハロゲン戻しをしながら、フォグランプバルブの交換方法などのお話しをしていきます。
【ランクル100】「フォグランプバルブ」交換方法 ~理由~
まずは、どうしてハロゲンに戻したいと思ったのかなどについて記載してみます。
ランクル100の車検がフォグランプバルブで通らない事が多かった
ランクル100を車検に通そうとすると、整備工場から毎回光軸があわないとか、ケルビン数があわないなどと言われてしまい、HIDバルブ交換したりフォグランプ自体を外したりしていた様です。
もちろん車検の通らないというのは問題ですので、しっかり交換などの対応をすることになります。
社外HIDはやはり耐久性が弱いため不点灯などがおこる
社外HIDを取り付けて、すぐに点滅したり不点灯になったりを経験した方もいるのではないでしょうか?ランクル100のユーザーは、耐久性の弱いHIDバルブなどの購入で苦労していたようです。
一度HIDにすると、取り付けの際の苦労が頭をよぎり、中々元のハロゲンバルブに戻したりLEDバルブにしたりという考えにはならないようです。
【ランクル100】「フォグランプバルブ」交換方法 ~入替作業~
それでは、HID化したフォグランプバルブをハロゲンバルブに戻していく作業をしながら、フォグランプバルブの交換方法などを解説します。
フォグランプを外して作業するのがラクである
H3バルブ採用以外のモデルであれば、バルブ交換する際はインナーカバーを外して作業できる車が多いと思います。ランクル100の場合は、H3バルブがインストールされているため、フォグ本体の中で配線を外したり付けたりする作業があります。
フォグランプバルブ交換のみをする場合でも、ランプ本体を外した方がラクだと思います。さらに、バルブ交換や配線加工の作業をするときは、フォグランプ本体を外して作業した方が非常に楽なので、本体を外してしまいます。
HID関連のハーネス類を撤去する
フォグランプを外してしまいます。ランクル100のフォグランプには、ウィンカーバルブもインストールされています。
ハロゲン球を取り付けする
今回購入したのは、ホームセンターなどで取り扱いのある普通のハロゲンバルブです。強いて言うなら高効率バルブで120W相当の明るさになっています。
ネットでも案外安く購入できる商品だと思います。純正の4300Kよりも少し白くなるような5200Kです。
H3のバルブは、プラス配線以外に本体をアースにしてアース線も必要となります。HID化から戻す際には、配線加工が別途必要だと感じました。
フォグランプを元に戻して完成
ハロゲンバルブからハロゲンバルブに交換する際は、普通にバルブ交換のみ行えば良いでしょう。
今回は、HID化からハロゲンバルブに戻します。配線関連や防水処理などを施したら、フォグランプを戻して点灯試験を行います。しっかり点灯したら作業終了です。
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【ランクル100】「フォグランプバルブ」交換方法 ~おすすめ~
ここでは、ランクル100のフォグランプバルブに関するおすすめ作業などについて解説していきます。
ランクル100のフォグランプは本体を外した方が作業もラク
先述していますが、狭いタイヤハウスの中で苦労してH3バルブを交換すると、すごく大変です。10㎜のナットを三か所外すだけで、フォグランプ本体を外せます。バルブ交換作業は、やりやすい環境で行えます。
ランクル100のフォグランプにはH3が採用されている
一般的なフォグランプには、プラス配線などのないコネクター式が採用されているケースが多いと思います。もしくは、防水仕様のカプラーと一体(HB3など)のものが採用されている気もします。
ランクル100の場合は、H3が採用されているため配線の取り外しと取り付け作業が必要になります。なるべく失敗しない方法で作業することが大事です。
フォグランプのレンズにクスミが出ていたので綺麗に!
ランクル100は、平成10年から平成18年くらいのモデルになります。そのため、樹脂製のフォグランプが白くクスミになっているケースが多いです。表面が白くなっているだけであれば、案外簡単に綺麗にできます。
あくまでも自己責任でという注意書きはしますが、3000番位のペーパーに水をつけて軽ーく擦ってあげると、綺麗になっていきます。
3000番のペーパーであれば、深く傷つくことは少ないと感じます。またライトを綺麗にする商品などを使用するのも良いでしょう。
3000番ほどのペーパーを使用した後には、綺麗にコーティングしてあげると良いでしょう。
フォグランプのレンズ部分もすごく綺麗になっています。しばらくは、綺麗さを保ってくれるのではないでしょうか。せっかく外して作業するのであれば、アップグレードさせてあげた方が愛着も沸くと思います。
HID化からハロゲンにするときは配線加工や穴埋めも必須
H3バルブには、基本的に平端子で配線が作られています。そのためHID化したときに外してしまった配線類などを再度作成してあげる必要が出てきます。平端子と少しの配線をあらかじめ用意しておくと、作業が進みやすいでしょう。
ハロゲンバルブにすることで、光軸が合わないとかケルビン数が基準から外れているということにはならないと考えます。
一般的には、6000KくらいまでのHIDなら車検には問題ないとされていますが、使用や製品精度によって、ケルビン数が車検要件にあわないというケースは沢山発生しています。注意しましょう。