【ダイハツ ムーヴ】ブレーキパッド交換手順!予防整備も重要

ダイハツムーヴに乗っているユーザーから、電話を頂きました。自分で作業するつもりでブレーキパッドを購入したが、「忙しくてなかなか交換できそうもないので、交換作業してくれないか」という相談でした。本記事では、ムーヴのブレーキパッド交換について解説します。

目次

ダイハツムーヴのブレーキパッド交換手順!【ムーヴの状況】

ムーヴ

作業するムーヴの状況やパッド交換の経緯などについて解説します。

ダイハツムーヴのパッド交換時の状況

ダイハツムーヴは、初度登録平成20年のモデルで、走行距離が60000㎞ほどでした。

筆者の想像では、ブレーキパッドの交換が一回くらい行われていると感じました。一般的には40000㎞〜45000㎞でパッドの残量がなくなります。

60000㎞という事は、一回はパッド交換しているけど、二回は行われていないのか、それとも30000㎞くらいでパッドが減ってしまう運転なのかと推測しました。

どうしてパッド交換することになったのか?

パット残量

今回のムーヴは、一か月ほど前に民間車検場で車検整備し、継続車検を取得していました。その時に「パッドが減っているからすぐに交換した方が良いですよ!」と言われたようです。

パッドが減っていると言われたので、パッドは、いつでも交換できるように購入していたみたいです。

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ダイハツムーヴのブレーキパッド交換手順!【パッド交換手順】

パッド交換

ダイハツムーヴのブレーキパッド交換作業をしていきます。

古いブレーキパッドを外す

キャリパ点検

タイヤを外して、まずは目視などでブレーキの状態を確認していきます。ローターは、角にも段差が見られず、ゆがみや片べりなどもなく良い状態です。

ブレーキキャリパーを14㎜のボルトを外して持ち上げます。持ち上げたら、バンセンなどでキャリパーが落ちないように固定します。

ブレーキパッドは、5㎜くらい外側・内側が残っています。若干内側パッドの方が、パッド残量が少なくみえます。筆者的には、「パッド交換を早急にしなくて良いんじゃないかな?」と思ってしまいました。

キャリパーなどの状態チェックを行う

念のためキャリパーの状態などもチェックしておきます。パッド異常摩耗の原因理由の一つに、スライドピンの固着によるパッド摩耗があります。調査結果では、特に問題ないです。

ピストン戻しのツールを使いピストンの動作確認もしましたが、特に問題なさそうです。これは、通常であれば車検整備でも確認すると思います。

新品ブレーキパッドを装着し元に戻す

新品パッドを取付

ブレーキパッドを新品に交換して、キャリパーを元に戻します。キャリパーを元に戻す際は、キャリパーピストンを押し戻しておく必要があります

またキャリパーピストンを押し戻す前に、ブレーキリザーバータンクの残量をチェックしておきましょう。フルまでフルードが入っていたら溢れ出します。

一般的な国内ブランドブレーキパッド(ムーヴの場合)は、上記のような価格でネット購入できるでしょう。

激安ブランドブレーキパッドだと、大分安くなる気がします。ただブレーキダストが多く発生したり、ヘリが早かったりするという報告もあるので、使用前に情報取得しましょう。

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ダイハツムーヴのブレーキパッド交換手順!【予防整備の重要性】

予防整備の重要性

予防整備は、車にとって非常に重要であるというお話をします。

パッドは減るほど消耗が早くなる性質がある

ブレーキパッドは、新品時で10㎜前後の厚みがあります。走行することで、パッドが減っていきます。パッドの残ミリ数が少なくなっている方が、減りが早い傾向です。

車検を受けた民間工場では、パッド残量チェックなどを行っています。その際に予防的な観点や、半年後・一年後にパッド交換してくれるのかが分からないことから、「すぐに」と表現してくれたのではないかと推察します。

足回り関連の中でもパッドは重要なパーツ

ブレーキ周りは、安全走行の中でも最重要なパーツです。不具合が発生すると、事故に直結します。予防整備も考えて、しっかり作業しましょう。

ブレーキパッドには、いろいろな種類があります。キャリパーにピンでとめるタイプや、キャリパーステーに止めるタイプ、そしてキャリパーとキャリパーステーの両方で保持するタイプなどです。

ダイハツムーヴの場合は、外側がキャリパーに固定するタイプで、内側はキャリパーステーに止めるタイプでした。

いつも思うのですが、できるならばメーカーでバラバラのブレーキシステムにしないで、統一してくれたら良いのになと感じます。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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