eKワゴンのキャリパーが錆でひどい状態になっていました。そのためキャリパーを塗装して綺麗にしてあげたいと思いました。キャリパー塗装は、難しいものなのでしょうか?本記事では、eKワゴンのキャリパー塗装を綺麗に塗るための手順などについて解説します。
【eKワゴン】キャリパーを塗装してみた! ~綺麗に塗るには?~
キャリパーを綺麗に塗るためには、どのような作業を行うのが良いのでしょうか?
キャリパーを外して作業するのが一番ラク!
キャリパーをしっかり塗ろうと考えたら、キャリパーを外して作業するのが一番であると感じます。特にスプレー缶などを使用して作業する場合は、キャリパーを外さないと作業がしづらいといえます。
ブレーキフルードが漏れるのを防ぐツールは?
キャリパーを外すということは、ブレーキフルードラインも分離することになります。そのため、塗装を傷める可能性のあるブレーキフルードが漏れだします。こういったときに有効なのが、上記のような商品です。
ゴム部分で押さえたり挟みこんだりすることで、液が漏れないような仕組みになっています。なお、ブレーキホースとキャリパーの間にあるガスケットは新品に取替えましょう。
【eKワゴン】キャリパーを塗装してみた! ~塗装方法~
ここでは、キャリパー塗装する手順を作業しながら解説していきます。
塗装できない場所はマスキングする
キャリパーを塗装するにしても、塗料が入ってはいけない場所があります。入ってしまうと、キャリパーの仕事に影響が出るからです。
- ブレーキラインを止めるニップル部
- ピストン周辺とダストブーツ部
何回かに分けて塗装することで綺麗に仕上がる
塗装作業するときは、一回に厚塗りすることなく、とにかく薄くスプレーしてあげることが重要です。こういった作業を繰り返すことで、一番状態のよくなる塗りになります。
塗装作業は、慌てて行うと高確率で失敗します。失敗しないためには、焦らず、ゆっくり作業することが一番大事だといつも思います。
今回は、汚いキャリパーを綺麗にするというのが目的でした。たまたま在庫にあったキャリパー用のスプレー缶が一種類しかなかったので、上記のようなカラーになりました。
ブレーキキャリパー用のスプレー缶は、結構多くの色が販売されています。ブラック、イエロー、レッド、ブルーなどがあり、近年ではライムグリーンなどのカラーもあります。お好きな色に塗ることができます。
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【eKワゴン】キャリパーを塗装してみた! ~ポイント~
eKワゴンのキャリパー塗装する際には、どのような点に重きをおいて作業すればよいのでしょうか。
普通の塗料を使うと剥がれてしまう
キャリパーの温度は、かなり高温になります。走行の仕方にもよりますが、少なくとも200℃近くなることもあります。
こういった場所に塗装する場合は、普通の塗料ではすぐに剥がれてしまい、余計に汚く見えてしまいます。
基本的には、耐熱塗料を使う必要があります。耐熱塗料であれば、300℃くらいまで耐えられるものが販売されています。また、キャリパー用塗料であればさらに良いでしょう。
キャリパーを外さないで作業する場合は刷毛塗りになる
もしキャリパーを外さないまま塗りたいという方は、スプレー缶式ではなく刷毛塗タイプの耐熱塗料を使用するのが良いでしょう。塗りたくない場所をマスキングし、刷毛で綺麗に塗装してあげると、比較的きれいに仕上がります。
キャリパー塗装を行う場合は、キャリパーを外してスプレーするのが一番綺麗に仕上がります。ただ、キャリパーを外すということは、のちにブレーキフルードのエア抜き作業なども必要になります。制動部分ですので、作業はしっかり行いましょう。