ワイパーといえば、車の視界を良好にする重要なパーツです。またワイパーの基本構造は、100年以上変わっていません。ではワイパーゴムの交換時期や劣化の目安とは、どうなのでしょうか?本記事では、「ワイパーゴム」の交換時期を解説し、劣化の目安を紐解いてみます。
【ワイパーゴム】交換時期とは?
ここでは、ワイパーゴムの交換時期や案外交換時期が短いことなどを解説してみます。
【ワイパーゴム】寿命は案外短い!?
皆さんは、ワイパーゴムの寿命がどのくらいだと思いますでしょうか?筆者は、色々なワイパーメーカーからの情報を調べてみました。すると、6か月から1年で交換することが推奨されていました。
筆者的には、6か月というのはかなり短いのではないかと考えました。しかしながらワイパーゴムは、その名の通りゴム製品です。直射日光が当たる時間や雨、使用状況によって劣化速度も変わるという事でしょう。
【ワイパーゴム】12か月使用で交換するのが吉
これは、筆者が約30年車に乗っていた経験も含めてなのですが、最低でも12か月(敢えて)前後で交換するのが大事ではないかと考えます。
筆者は、雪国在住です。そのため冬には冬用ワイパーを使用します。5月から11月くらいまで夏ワイパーで、それ以外は冬ワイパーです。二年に一回は交換するようにしています。
例えば、火山灰が良く降る地域や海沿いなどの多い地域では、6か月で交換するのが良いかもしれませんが、それ以外では12か月前後で交換すると良いのではないでしょうか。
【ワイパーゴム】劣化の目安は?
ワイパーゴムの劣化を見定める目安ってあるのでしょうか?ここでは、劣化の目安について説明してみます。
【ワイパーゴム】滲む
ワイパーのそもそもの役割は、水を全てガラスからかき取るのではなく、水の膜を均一にすることで視界を確保しています。
ワイパーを稼働させた際に滲みのような物が見えたときは、ワイパーが水の膜を均一にする能力が低下しているといえます。
【ワイパーゴム】スジ状の線が出る
ワイパーにスジ状の線が出る場合は、ワイパーゴムが平らでなくなっている状態と考えます。使用によって、砂埃などがワイパーゴムの劣化を早めます。単純に言うと、ワイパーゴムが変形したり欠損したりしている可能性があります。
【ワイパーゴム】ビビリ音を発生させている
ワイパーゴムが、「ガガガ」、「グググ」などとビビリ音を発生させているケースです。これは、ワイパーゴムの劣化によりワイパーゴムにかかる圧力が、均一でないケースが多いからです。
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【ワイパーゴム】交換での注意点
ワイパーゴム交換では、どの様な点に注意したらよいのでしょうか?
「ワイパーゴム」だけでなくブレード本体交換もしよう
ワイパーゴムを交換したのに、まだふき取りが悪いときやビビリ音がするケースでは、ワイパーゴムの交換だけでなく、ブレードまるごと交換すると良いでしょう。ブレード部分も使用回数や経年で劣化してしまいます。
もしワイパーゴムだけを交換してもふき取り改善されない様であれば、ワイパーブレードごと交換してみましょう。
ワイパーふき取りゴム部分が「千切れる」と・・・
ワイパーゴムのふき取り部分が、千切れている車を時々見かけます。このまま放置して、ワイパーブレードパーツがガラスに接触すると、ガラス面が大きく傷つきます。こうなると、視界不良や車検の問題でガラス交換の可能性も高まります。
しっかり交換すれば、数百円〜千円で済むワイパーゴムが、数万円〜十数万円以上の補修価格になる可能性があります。注意しましょう。