【ミニキャブ】「ウィンカー不点灯」バルブ切れでないケースのDIY修理方法!

ウィンカーを点灯すると、ハイフラッシャー(早点滅)になるというお話が入りました。素直に考えると、「ウィンカーバルブ切れ」だと思います。しかし、ただのバルブ切れが原因でない場合もあります。本記事では、ウィンカーバルブ切れでない時のDIY修理方法などを解説します。

目次

ミニキャブのウィンカー不点灯!?【バンパー外し】

ミニキャブバンパー取り外し

今回作業するミニキャブは、バンパーを外さないとテールランプ点検や作業がしづらいモデルです。

バンパーに付いているネジ類を全て外す

ミニキャブバンパー取り付けボルト

バンパーについているボルトを全て取り外す必要があります。バンパー上部に4箇所付いてるボルトを外します。

ミニキャブナンバー裏ボルト

ナンバーを外すと、隠しネジのように2本のボルトが付いています。

ミニキャブバンパー下側ボルト

バンパー下にもボルトが2か所止まっています。このボルトは、かなり錆びついています。ボルト折れに注意しましょう。

サイドはクリップで止まっている

ミニキャブサイドクリップ

バンパーサイド部には、クリップが2か所付いています。こちらを取り外します。上記の取付ボルトなどを取ることでバンパーが外せて、さらにテールランプにアクセス可能になります。

配線を外すと点検できないので台の上にのせるとラク!

今回の本題は、ウィンカー不点灯の点検や修理をすることです。そのためなるべく配線を外さないで作業する必要があります。程よい台などに乗せてあげると作業しやすいと思います。

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ミニキャブのウィンカー不点灯!?【不点灯理由?】

ミニキャブの不灯ウインカー

バンパーが無事外れたので、ウィンカーが不点灯の理由を検討していきます。

新品バルブに交換しても点灯しない

新品バルブに交換したのですが点灯しません。正確に言うと、バルブの接触によって点灯したりしなかったりという現象です。

カプラー内部が腐食や錆で酷い

ミニキャブ腐食コネクタ

これはと思い、カプラー内部を観察してみると、どうやら腐食や水分による影響で、接触端子が1か所修復できない状況まで破損していました。原因は分かったのですが手元に同じカプラーがなく、新品カプラーを利用して直ぐに修理することはできません。

理由不明の不可解な配線と防水未処理のコネクター

ミニキャブ防水未処理コネクタ

さらに配線が何故か純正配線からおかしな方式で結線されています。しかも防水の効かない方法での結線でした

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上記の商品は、配線を分岐するのに非常に便利なツールです。しかしながら車内などの防水のいらない場所で使うのが基本です。防水されていないと、中で腐食などが進み早い段階で通電不良が起きます。

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ミニキャブのウィンカー不点灯!?【DIY修理方法】

ミニキャブコネクタ修復

ここでは、ウィンカー不点灯をDIYで修理していく方法をお話しします。

何とかカプラーを作成し配線をつなぐ

ミニキャブカプラー加工

とにかく純正採用カプラーと同形状の物がないか探していきます。カプラーを探すこと30分、かなり近い物がありました。こういった時のために、色々な純正配線を取っておくことも重要です。

しかしながら、カプラー部分を少し削る必要があります。慎重にリューターなどで削りながら、形状を合わせていきます。ライトに数回合わせながら作業していき、何とか止まるように出来ました。

ミニキャブ加工カプラーでウインカー点灯

純正カプラーを切り離して、DIYの改良カプラーを結線します。この作業が終わった段階で点灯試験をしてみます。

無事に点滅してくれました。これでウィンカーバルブに関わる修理は完了しました。作業時間は、1時間ほどでした。

バンパーを完全に取付してしまう前に、ウィンカーの点滅検査を再度します。折角ですのでテール、ブレーキ、バックランプも点灯するか確認すると良いでしょう

不可解な配線をきちんと処理していく

先述した不可解な配線処理は、全て結線し直して防水処理も行いました。これで通電不良も起きないと考えます。

ミニキャブのウィンカー不点灯!?【ポイント】

ミニキャブウインカー修理の注意点

ここでは、ミニキャブのテールランプ(ウィンカー)不点灯での修理ポイントなどを解説します。

バルブ切れでないケースも多い

ミニキャブのテールランプは、バンパーに取り付けてあります。そして、バルブの配線などは、マッドフラップなどが付いていますが、かなり水が浸入しやすい作りになっています

そのため、バルブ切れが原因ではなく、配線やカプラー部分で不具合が起きる可能性が多くなるといえます。

バンパー裏は凄く水が掛かる場所なので配線処理はきちんと行う!

今回一番ビックリしたのは、純正ではない「変な配線処理」が行われていた点です。こういった配線処理が、バンパー裏にされていると水が掛かってしまいかなり早い段階で腐食してしまいます。注意しましょう。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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