クラウンHV AZSH21（以下クラウンHV）は、トヨタのフラッグシップセダンモデルとなっています。「いつからクラウン」から「今からクラウン」などのキャッチフレーズが印象的です。本記事では、クラウンHVのバッテリー交換方法や注意点などを解説します。
【クラウンHV AZSH21】「バッテリー」交換方法・注意点 ～おすすめバッテリー～
クラウンHVには、どのようなバッテリーが搭載されているのでしょうか？また、どんなバッテリーが、おすすめでしょうか？
【クラウンHV AZSH21】の適合バッテリーは？
| 車種名・型式・駆動 | 標準 | 寒冷地 |
| クラウン・AZSH21・4WD・リアパワーシート | LN2 | LN2 |
| クラウン・AZSH21・4WD・リアパワーシート無 | LN1 | LN1 |
クラウンHV AZSH21のバッテリー適合は、リアにパワーシートが装着されているか、いないかによって違いがあります。
同モデルは、リアにパワーシートが採用されていないモデルなので、LN1が標準で搭載されています。標準・寒冷地共にLN1です。
【クラウンHV AZSH21】のおすすめバッテリーは？
このクラウンHVには、LN1という欧州規格のバッテリーが採用されているのが解りました。LN1は、欧州規格なので海外メーカーでも多く製造・販売しているタイプです。
日本車の場合は、こういった欧州メーカーのものよりも日本車専用として設計されている欧州規格の方がピッタリ適合することが多いので、日本メーカーを購入すると安心だと考えます。
【クラウンHV AZSH21】「バッテリー」交換方法・注意点 ～交換方法～
クラウンHVのバッテリー交換方法を紹介していきます。クラウンHVの補機バッテリーは、エンジンルーム内にはありません。
【クラウンHV AZSH21】のバッテリー搭載場所は？
バッテリーはリアのラゲッジルームに搭載されています。そのため、ラゲッジルーム内に荷物などが多くあると交換作業ができません。
バッテリーは、ラゲッジルーム助手席側サイド下側にインストールされています。カバーを外すと、バッテリーが見えてきます。
【クラウンHV AZSH21】のバッテリー交換ではメモリーバックアップが必須
クラウンHVのバッテリーを交換すると、下記のようなリセット作業が必要になります。
- ステアリングセンサ舵角中立点記憶作業：エンジンを始動し左右両側にステアリングをいっぱいに切る
- ステアリングセンサ0点補正作業：メータ車速35 km/h以上で5秒以上直進走行する
さらに、ナビの再設定など電装品の設定作業があります。クラウンHVの場合は、メモリーバックアップを取得してから作業しましょう。
クラウンHVのOBDⅡは、運転席アクセルペダルの上方に設置されています。
【クラウンHV AZSH21】の交換方法
LN1というバッテリーは、欧州規格なので下側でバッテリーが固定されています。下側で止まっているナットを外す前に、上部のステーを10㎜のメガネレンチで外します。
次に排気ホースを外して、排気ホースの下側で止まっている固定パネルの12㎜ネジを外します。これで、バッテリーを外せる準備ができます。
マイナスターミナルを10㎜メガネレンチで外します。
プラスターミナルを10㎜メガネレンチで外します。新品バッテリーを取り付けたら、逆の手順で作業してあげれば作業終了です。
【クラウンHV AZSH21】「バッテリー」交換方法・注意点 ～注意点～
クラウンHVのバッテリー交換では、どのような注意点があるのでしょうか？
【クラウンHV AZSH21】のバッテリーが上がったときは？
クラウンには、グレードによって色々なエンジンが採用されています。同クラウンHVは、A25A-FXSエンジンです。
バッテリーが上がったときは、上記画像のようにケーブルをつないでジャンプスタート出来ます。
【クラウンHV AZSH21】のバッテリー交換で必要な工具は？
クラウンHVのバッテリー交換では、どのような工具が必要でしょうか？
- メモリーバックアップツール
- 10㎜メガネレンチ
ターミナルや端子の取り外しで使用します。
- 12mmソケット
バッテリー固定ステーの下側ボルト取り外しに使用します。
- エクステンションバー
12㎜ソケット＋エクステンションバー＋ラチェットという組み合わせがあると、作業がラクでしょう。々な作業姿勢で作業できるように、エクステンションバーはセットで用意しておくと便利です。
- ラチェットハンドル
ソケット類を使用する際には必須です。
