バッテリー上がりの「原因」には、どのようなことがあるのでしょうか?単純にバッテリーが原因である場合もありますが、そうでないケースもあり得ます。バッテリーが上がった時に、「やってはいけない」こともあります。本記事では、バッテリー上がりの「原因」などについて解説します。
バッテリーが上がってしまう原因
バッテリーが上がってしまう原因には、どのような理由があるのでしょうか?バッテリー上がりの主な理由を紹介します。
電装品を点けっぱなしでバッテリー上がり
一番多いのは、ヘッドランプやルームランプを点けっぱなしにしたため、バッテリーが上がってしまうケースです。
近年のモデルでは、ヘッドライトを点けっぱなしにしても音声やアラート音などで警告してくれる車が多いといえます。しかし、ルームランプなどはそういった警告がない分、点けっぱなしにしてしまう可能性が高いでしょう。
バッテリーが弱っているためにエンジン始動できない
数年(3年以上)使用しているバッテリーは、新品と比べてかなり電圧や比重が下がっているといえます。
そしてバッテリーが一番酷使される瞬間は、エンジン始動の時です。弱ったバッテリーでエンジン始動してしまい、エンジン始動できずバッテリー上がりしてしまうケースです。
オルタネーターが原因でバッテリー上がり
バッテリーが弱っていたのでバッテリー交換したのに、またすぐにバッテリーが弱っている場合や、バッテリー上がりしてしまった場合では、バッテリーが原因でない可能性が高いです。
バッテリーを充電するオルタネーターが故障して、バッテリー上がりを起こしてしまっているといえます。
バッテリー上がりでやってはいけないこと
実際にバッテリー上がりしてしまった場合に、絶対にやってはいけないことを説明します。
HV車で救援してはいけない
ガソリン車でガソリン車やHV車の救援をするのは、問題ありません。一方で、HV車が他車を救援することはできません。救援するHV車の補機バッテリーは、ガソリン車などとは違い、負荷が小さいことを想定して製造されているからです。
救援してしまうと、HV車のヒュージブルリンクやフューズと言った部品が破損して自走不可に陥ってしまいます。
バッテリー上がりは、自然回復は中々難しい
バッテリー上がりをしてしまって、少し放置したらエンジンがかかったというケースがあります。これを自然回復と呼んでいる方が多いでしょう。
例えば、寒い冬で-20℃の気温でバッテリーが上がってしまい、お昼ごろ気温が上がり、+5℃となっているような場合では、もしかすると自然回復(温度上昇による電圧上昇)の可能性があります。
しかしながら、こういった自然回復は非常に少ないと感じます。そしてかなり時間がかかります。また、一度バッテリー上がりをおこしたバッテリーはバッテリー自体がかなり劣化しているともいえます。
そのため、一時的に自然回復したとしてもすぐにまたバッテリー上がりを起こす可能性もあります。そのため、基本的に自然回復はしないものだという認識を持っておきましょう。
知識不足なブースターケーブル使用でショート
救援車などでジャンプスタートしてもらうとします。救援車の方も救援される方も、ジャンプスターターケーブルの接続方法に詳しくなかった場合は、接続順番を間違えてショートさせてしまう事が起きます。
ショートさせてしまうと、救援する車・される車の両方で故障が発生する可能性が高まります。使用方法をしっかり確認してから作業しましょう。
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バッテリー上がりした時は?
バッテリー上がりしてした時は、どのように対処するのが一番良いのでしょうか
ブースターケーブルでジャンプしてもらう
救援してくれる車がある場合は、ジャンプスタートしてもらうことが手っ取り早いといえます。ただ救援してくれる車側にブースターケーブルがないケースもあります。
救援される側は、上記のようなブースターケーブルを持っておくことが良いといえます。救援する側にケーブルまで借りるのは、あまりよくないと考えます。しっかり準備しておきましょう。
JAF&保険会社のロードサービスで救援してもらう
JAFに加入している方は、JAFに連絡して救援してもらうのが良いでしょう。プロなのでしっかりした作業をしてくれます。またバッテリー交換を希望すれば、新品バッテリーも用意してくれることがあります。その場で交換してくれます。
JAFに加入していなくても、公道で車を運転するという事は、自動車保険に加入していると思います。
自動車保険には、レッカーやバッテリー上がりなどで無料対応してくれるサービスが付帯していることが多いです。加入中の自動車保険をチェックしてみましょう。