【軽自動車】スターター故障!DIY交換修理手順【三菱ミニキャブ】

「エンジンがかからない」という嘆きのお電話が入りました。とにかく全く「キュルキュル」とセルも回らないようです。本記事では、軽自動車(三菱ミニキャブ)のエンジン不動を推察し、リビルドスターターをDIY交換しながら注意点なども解説してみます。

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【軽自動車(三菱ミニキャブ)】スターターが故障すると!?

三菱ミニキャブ

スターターが故障すると、車はどうなってしまうのでしょうか?

エンジンスタートができなくなる

スターターが故障してしまうと、とにかくエンジンを始動できなくなってしまいます。とくに全くスターターが反応しないと、駐車場などでお手上げになってしまいます。

車が動かないとレッカーなどが必要になる

車が動かないと、レッカーなどしてもらい修理工場に運んでもらうか、知り合いなどにけん引してもらい運んでもらう必要があります。

スターター故障した軽自動車は、自動車保険の無料ロードサービスで運ばれてきたようです。

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【軽自動車(三菱ミニキャブ)】スターター交換手順

取り外すスターター

軽自動車(三菱ミニキャブ)のスターターを交換していきます。

故障したスターターを外す

スターターのコネクタ

まずは、スターター故障しているのか、他の原因なのかを探ってみます

  • バッテリー電圧は正常
  • リレー反応あり
  • セル起動時、スターター反応ゼロ

以上のことから、スターターまたは、スターターに起因している配線関連に異常があると推察しました。スターターを外していきます。

(注)後述しますが、スターターを外すときは、作業前にかならずバッテリーのマイナス端子は必ず外しましょう。

スターターには、配線が接続されてます。配線関連を先に外します

スターター固定ボルト

配線を外したら、2箇所の14㎜のボルトを外します。これだけでスターターは取り外せます。案外簡単な作業でしょう。

スターター腐食

外したスターターは、かなりサビもひどく悪い状態でした。そしてよくよく観察してみると、スターターの2つの部品をつないでいる太い銅線が腐食などで断裂しています。

この銅線は、マグネットスイッチに入った12Vがスターター側に流れるための銅線です。これが断裂しているということは、スターターが回らないということです。

スターター自体のサビもひどく、スターターに問題があることがわかりました。

エンジン部分

上記画像は、エンジン側内部です。とくに歯などは欠けてなさそうです。一般的には、スターター側のギアが先に故障する仕組み「強度」となっています。

新しいスターターを取り付けする

新品スターター購入

とにかくスターターを注文していきます。今回は、新品だと25,000円位するのでリビルドパーツを注文しました。15,000円(税別)でした。

リビルドスターター

スターターは、逆の手順で取り付けすれば良いので、比較的時間はかからないと思います。脱着で合計1時間未満だと思います。

試験稼働する

試験稼働してみます。「キュルキュル、ブオーン」しっかりエンジンがかかりました。数度エンジンオンオフしてみて、問題ないので修理終了となりました。

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【軽自動車(三菱ミニキャブ)】スターター交換では?「注意点」

三菱ミニキャブスターター交換注意点

スターター交換するときは、どの様な点に注意するのが良いでしょうか?

必ずバッテリーを外してから作業する

バッテリー端子を外す

とにかくバッテリーのマイナス端子を外してから作業しましょう。この作業を怠ると高確率でショートします。スターターの配線は、バッテリー端子とスイッチ端子です。周りは鉄部品だらけなので、ショート必須といえます。

端子保護

外したバッテリー端子は、軍手などを用いて他の鉄部に触れないようにしておきましょう

端子類もチェックして作業する

端子確認

B端子やスイッチ端子などの状態も確認しましょう。今回は、スイッチ端子が腐食していたので、平型端子メスを交換しました。

純正新品かリビルドかを検討する

純正新品パーツは、案外高いといえます。今回の軽自動車で25,000円くらいでした。またパーツ納品時間が長かったりします。

こういったことからリビルドパーツをチョイスするのも良いと考えます。リビルドパーツの場合はコア返却(故障部品の返却)が必要になることがある点に注意しましょう。