車のエアコンには「クリーンエアフィルター」と呼ばれるフィルタが取り付けられており、外部からの粉塵や花粉などの異物を除去したり、消臭したりしています。本記事では、クリーンエアフィルターをDIYで簡単に交換する方法について解説します。
【クリーンエアフィルター】車のエアコンフィルター交換方法 ~役割~
クリーンエアフィルターは、どのような役目があるのでしょうか?クリーンエアフィルターの役割などを解説します。
車内の空気を綺麗にする役目
クリーンエアフィルターは、外部からの異物や臭い、また内部で循環された空気内の異物などを取り除く役目があります。
- 除塵(集塵)
- 抗菌
- 脱臭
車内空間をクリーンに保つことが一番の目的です。
クリーンエアフィルターには、色々なバージョンの商品がある
一般的に新車採用されているクリーンエアフィルターは、花粉やほこりなどを車内に取り込まない素材を採用しています。近年では、脱臭・抗菌(カビなど)作用が施されているクリーンエアフィルターがラインアップしています。
【クリーンエアフィルター】車のエアコンフィルター ~交換方法~
ここでは、国産車に多いクリーンエアフィルターの交換手順を解説します。また少し変わった交換方法もある車を紹介します。
一般的なクリーンエアフィルターの交換方法
国産車の多くは、助手席グローブボックス裏にクリーンエアフィルターが装備されています。まずは、グローブボックス裏にクリーンエアフィルターが隠れている車種かチェックしてください。
グローブボックスを開けて、開閉をスムーズにするダンパーが付いているかチェックしてください。付いている車種は、まずこのダンパーを外す必要があります。根元をしっかり支えながら、引き抜くだけで外れます。
グローブボックスを外すと、その奥にクリーンエアフィルターを収めているカバーが見えてくると思います。画像は横向きですが、縦向きや上下などモデルによって向きは様々です。
蓋を取り外すと、中にクリーンエアフィルターが入っています。新しい物に交換して、外した時と逆の手順で交換すれば、作業は終了です。慣れている人であれば、10分くらいで交換できます。
少し特殊なグローブボックスのクリーンエアフィルター交換手順
こちらのグローブボックスは、ダンパーが付いていないタイプです。
グローブボックス開閉の視点になる部分に、L字のピンがはまっています。このピンを2本外すと、グローブボックスが外せます。
一般的なモデルは、ダンパーを外してグローブボックスを引き抜くだけでクリーンエアフィルター交換が可能ですが、車種によっては少し違う方式を採用していることがあります。
DIYでクリーンエアフィルターを交換する前に、所有車がどのような方式になっているかチェックしておくのが良いでしょう。
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【クリーンエアフィルター】車のエアコンフィルター交換方法 ~注意点~
クリーンエアフィルターを自分で交換する際の注意点を解説します。
ダンパーを必ず外す
クリーンエアフィルターを自分で交換する際に、一番失敗が多いのは、ダンパー破損です。ダンパーが付いた状態でもグローブボックスは外れます。ただし付いたままのダンパーに無理がかかり破損します。
ダンパーを外すときも、根元をしっかり支えないで引き抜くと、根元のところなどで折れてしまい、パーツ交換が必要になります。ダンパーは、必ず先に外しましょう!
クリーンエアフィルターの交換サイクルは?
クリーンエアフィルターの集塵能力は、使用環境などによって変動しますが、おおよそ1年くらいと言われています。また1万キロ前後の走行で交換していくと良いともされています。
車種によってクリーンエアフィルターの型番がことなりますので、購入時には注意が必要です。装着されているクリーンエアフィルターによっては本体に型番が書いてある場合もあるので、一度自身の車のクリーンエアフィルターをチェックしてみましょう。
クリーンエアフィルターは定期交換部品です。エンジンオイルなどのように定期的に交換するようにしましょう。また、DIYでも簡単に作業することができるのでぜひ本記事を参考にしてください。