日本車には、スライドドアモデルが多くあるように思います。これは、狭い日本の駐車場や道路などでも安全に、省スペースで乗降できるからと考えます。本記事では、スライドドアの滑り(開閉)が悪いときや、キーなどと異音が発生している場合の対処方法などを解説します。
【スライドドア】滑りが悪い・異音の原因は?
スライドドアの滑りが悪い時や異音が発生している場合には、どの様な原因があるのでしょうか?
スライドドアに使われているローラーの消耗
スライドドアには、上下にコロコロとレールを転がる装備が施されているモデルが多いと考えます。開け閉めが多い車などでは、そのローラーがすり減ったり、片減りすることで、滑りが悪くなったり異音が発生したりします。
スライドドアレールに砂汚れが付着
スライドドアというだけあって、車体側にスライド用のレールが敷設されています。最近のモデルでは、このレールがむき出しになっておらず、化粧カバーされているモデルが多いでしょう。
ただ砂埃や枯れ葉などは、こういった化粧カバーをすり抜けてスライドレールに堆積していきます。こういったゴミが滑りを悪くさせたり、異音を発生させたりします。
スライドドアレールが錆びている
スライドドアレールは、ステンレスで出来ている車が殆どといえます。しかしながら止めているネジなどが鉄であったりします。またステンレスも錆びます(錆びづらいだけ)。
サビなどがレール内側に発生することで、滑りを悪くしたり、異音を発生させたりするといえます。
【スライドドア】滑りが悪い・異音の対処法は??
滑りが悪くなったり、異音が発生したりしているスライドドアはどの様に対処したらよいのでしょうか。
レールの内側の汚れを取る
まずは、レールの内側に汚れやサビなどがないか確認しましょう。もし汚れていたならば上記のようなグッズを使用して汚れを根こそぎ取り除きましょう。
シリコン潤滑スプレーで滑りを良くする
潤滑スプレーを塗布することで、滑りを良くすることができます。この時使用する潤滑スプレーは、シリコンスプレーなどベタつかない物を使用すると良いでしょう。
スライドレール機構は調節できる
スライドドアは、かなり重たいパーツです。これをスーッとスライドさせるわけです。経年変化でスライド機構の遊びが増えてしまうケースがあります。
こういったときは、スライドレール機構を調節することで、滑りや異音が解消することがあります。
スライド機構は、2箇所または3箇所で調整することが多いので、出来れば詳しいディーラーなどに調節してもらう方が良いでしょう。
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【スライドドア】滑りが悪い・異音での注意点
スライドドアの滑りが悪い・異音などの対処で注意してほしい点を解説します。
ベトベト系の潤滑スプレーは悪化の原因に
潤滑スプレーは、今や多種多様販売されています。「すごく滑りが良い」などのうたい文句はすごく魅力的なのですが、もし塗布した後にベトベトするようでしたら、かえって滑りを悪くし異音発生の原因になるかもしれません。
それは、ベトベトに砂塵などが再付着してしまい、かえってそれが悪さをして異音や滑りの悪さを誘発させるからです。注意しましょう。
スライド機構自体に異常がある場合は補修が吉
最初にお話しした異音などの原因で、ローラーがすり減っているケースや、スライド機構のパーツに不具合があって滑りが悪いことや異音発生となっている場合は、まず故障しているパーツを交換しないといけません。
交換しないまま潤滑スプレーなどをしても全く効果がないと考えます。故障しているパーツは、しっかり交換しましょう。