皆さんは、車のエンジンが「ブルブル」と振動しながら、突然エンストしてしまったら、かなりビックリすると思います。しかも交差点や信号待ちで発生したら事故になりかねません。本記事ではワゴンRの燃料ポンプをDIY交換してみます。
ワゴンRのエンストやその他の症状
ワゴンRのエンスト症状は、どのような症状なのでしょうか?まずは原因を探ります。
ワゴンRが信号待ちでエンストする
ワゴンRの症状を聞いてみると、信号待ちなどで停車していると、ブルブル振動しながらエンストしてしまうという事でした。ストーンとエンストしないでブルブル言いながらエンストするようです。
ワゴンRが、加速したり右カーブでエンストしそうになる
ワゴンRが加速したり右カーブでエンストしそうになるとのことです。これは、何となく燃料タンク内の故障のように感じました。
またOBDⅡ検査してみると、燃料圧力異常低下と出ました。まずは燃料ポンプ交換するのが先決と感じました。
ワゴンRの燃料ポンプをDIY交換してみる
ここでは、燃料ポンプをDIY交換していきます。ワゴンRでのポイントや注意点も記載します。
ワゴンRに積載されているタンクを降ろす
ワゴンRは、燃料タンクを降ろさないと燃料ポンプの交換などの作業ができません。まずはタンクを降ろしてしまいます。燃料はできるだけ抜いておくと楽でしょう。後ろ側の燃料ホース2本を外します。
燃料タンクを固定している4箇所のネジを外します。すべて外すと落ちてきてしまうので緩めておくようにしましょう。
燃料タンクがいきなり落ちてこないように、燃料タンクを支えておきます。この作業は案外重要です。この作業をしてから4箇所のネジを外しきります。
ワゴンRの燃料ホースカプラーは、かなり特殊な形状をしています。そのため本来であれば専用ツール(純正品番09919-47020)を使用すると良いでしょう。
ワゴンRの燃料ポンプを交換する
燃料ポンプASSYは、3〜4万円ほどします。そのため今回はポンプとフィルターのみの交換を行います。
ポンプとフィルターなら1万円前後で購入できるのではないでしょうか。
ただし燃料ポンプASSYを分解して組付けなおす必要があります。
構造はそんなに難しくないので、ゆっくりやればよいでしょう。筆者も画像撮影したかったのですが、かなりガソリン臭い作業になり撮影できませんでした。
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DIYでワゴンRの燃料ポンプを交換するときは ~注意点~
燃料ポンプ交換する際の注意点には、どのようなことがあるのでしょうか。
燃料タンク内の燃料はなるべく空にする
燃料タンクは、かなり重たいです。しかも下から支えないといけません。燃料はできるだけ抜いておくと良いでしょう。支えられないといろいろな所が破損してしまいます。注意しましょう。
燃料ポンプに接続されているホースはかなり特殊
燃料ポンプと接続されている燃料ホースは、特殊なカプラーで接続されています。無理に作業するとカプラーや燃料ポンプの接続始点が破損します。
専用工具で作業すると楽に出来ます。しかも専用工具と言っても純正品番(09919-47020)の商品なら、100円〜200円位だと思います。用意しておいて損はないと感じます。
燃料ポンプを交換した結果!
エンジンの拭け上がりも良くなり、エンストもしなくなったとのことでした。この結果をもとに、OBDⅡで検出したエラーコードを削除し、さらに再検査してエラーが出ないことも確認して作業終了です。
ワゴンRの燃料ポンプ交換は、DIYでも作業できる範囲といえます。ただ燃料という引火性の高い作業なので扱いには十分注意が必要だと思います。作業時には静電気への注意や近くで火気が伴う作業や電気系の作業を行わないようにするなどの危険予知が必要です。