DIYでナビなどのオーディオを取り付けしたことのない方は、ナビやバックカメラなどの取り付けって「結構大変では?」と思うかもしれませんね。本記事では、200系ハイエースのバックカメラとナビの両方を取り付け説明し、注意点なども解説していきます。
ナビ・バックカメラを取り付けるハイエース情報と製品紹介
今回ナビとバックカメラを付ける車は、トヨタハイエースバンです。付ける前から悩んでいたのですが、やはり長い車だと感じます。
バンタイプなので、ルーフは比較的簡素にできているのが少し安堵した点です。
平成18年式の200系ハイエース 4WD ディーゼルです。
ケンウッドMDV-D708BTWとCMOS230
取り付けるナビもバックカメラもケンウッド製です。同じメーカーの商品を使用することで、配線処理などは楽になると考えます。
この商品は、近年のトヨタ車で多く採用されているワイド画面仕様です。品番の最後にあるWという記号が、ワイドの略となっています。
バックカメラはケンウッド純正CMOS-230です。
商品の中身チェックをし、図面などを見ながら作業しましょう
説明書がちゃんと入っているので、取り付けの注意点などを一回チェックしておくと良いでしょう。説明書を読むと、CMOS230というバックカメラは、設定画面で汎用タイプを選ばないと映らないという事なども書いてありました。作業後焦らなくて済むように、一読して確認するのが良いでしょう。
ハイエースにバックカメラを取り付ける配線処理
ハイエースで鬼門となるのは、バックカメラの取り付け場所から、フロントまで配線を通して処理していかなければならない点です。
この作業だけで、2時間かかってしまいました。長めの配線通しを用意しておきましょう。
バックドアから作業
一番の鬼門は、バックドアのナンバー上あたりにバックカメラをインストールするための、バックドアとボディーとの配線通しです。
バックドア内側のインパネを外して、配線通しを利用して配線を入れていきます。
コネクターは引っかかったり破損したりすることを防止するために、マスキングテープで保護します。
一番の難所であるバックドアサイドから、ボディ側へ配線をインストールする作業に入ります。
やはりかなり時間がかかってしまいました。約1時間を要しました。この作業は、あまり無理に引っ張ると配線に負荷がかかり、断線してしまうことも在り得ます。慎重に行いましょう。
どうしても通らない場合には、マスキングテープで保護したコネクター部分にラバーグリスを塗布して通すこともあります。
なんとか上手く配線が、ゴムのチューブ内を通りました。
リアからフロントまで配線を持っていく
つぎにリアからフロントのオーディオ部分まで配線を通していきます。ハイエースバンは、荷物を載せる車です。ルーフを通していくのがベターでしょう。
クリップを外す際にはクリップリムーバーを利用します。
バックドアとボディの最初の通り道は、フレーム補強がされています。配線通しなどを利用して上手く通過させましょう。
フロントピラーまで一旦配線を通し、太い純正車内配線に添わせていきます。添わせることで、配線の噛み込みなどが防げます。
必要に合わせてタイラップを利用しましょう。
バックカメラの配線がフロントまで完了しました。作業全体の中で多くのウェイトとなってしまいました。バックカメラの配線は、アクセサリー電源、アース、黄色の映像線です。
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ハイエースにナビを取り付ける
ここでは、ナビの取り付け作業を解説していきます。基本的に説明書を読んで、ゆっくり作業すれば、DIYでも可能です。
配線処理ができるよう、スペースを作る
引き込んだバックカメラ配線や、これから引き込むナビの配線処理を作業しやすくするために、周辺パーツを外します。
内装剥がしを用意しておくと便利です。ハイエースバンの場合は、助手席のラゲッジを外すとかなり作業がしやすくなります。
続いて、オーディオ周辺のトリムを外してしまいます。これも爪で止まっているタイプなので、引き抜くだけで外せます。
最初に地デジアンテナの説明書を読みながら取り付けします。
取り付けする前に、ガラスをキレイにふき取る作業を入念に行いましょう。
こうして作業した結果、ナビに必要な配線は、ほぼ終了しました。ほぼというのは、後述の注意点の配線処理が残っているためです。
ナビを取り付ける
配線接続や取り回し処理をして、取付完了する前に試験稼働します。ナビ、テレビ、バックカメラがちゃんと映れば成功です。
ナビを試験稼働してみる
ナビ、テレビ、バックカメラが、操作に連動して起動しています。取り付け不備はなさそうです。
設定は後ほどにして、とりあえず「広げた風呂敷」を片づけてしまいます。作業全体が終了するのに要した時間は、約4時間ほどでした。
ハイエースにバックカメラ・ナビを取り付ける際の注意点
ハイエースにバックカメラ・ナビを取り付ける際の注意点を解説します。
バックカメラ配線が一番時間がかかる
ハイエースなどのバンモデルは、荷物を多く積むために長いボディです。そのためバックカメラの配線処理に要する時間が結構かかります。時間に余裕を持って、作業しましょう。
車速信号線・バック信号線・パーキング線の処理
ナビ、バックカメラを取り付ける際には、車速信号線(ナビ)、バック信号線(バックカメラ)、パーキング線(映像用)の3つの重要な配線処理があります。
ハイエースの場合は、予めナビなどの取り付けを考慮して、上記画像のカプラーがオーディオ裏に配置されています。ここから分岐して信号を取得できます。パーキング線は、バーキングブレーキ線で分岐するか、アースに落としましょう。
アースに落とすことで、走行中にテレビなどが観られます。ただ走行中に操作するのは、ご法度です。あくまで、助手席の人が操作するために行います。
さいごに、ハイエースはバックカメラの配線処理が一番大変です。ナビは、説明書通りに作業できれば、問題なくできるでしょう。