RX-8に乗っている人から相談がありました。「ブレーキパッド交換したいから手伝って欲しい」との話でした。相談者本人の希望で「エンドレス製」のブレーキパッドに交換しました。本記事では、RX-8のブレーキ交換方法などについて解説していきます。
【RX-8】エンドレス製フロント・リアブレーキパッドへ交換する方法 ~フロント手順~
まずは、フロントブレーキパッドを交換していきます。
今回はエンドレス製のブレーキパッドを使用します。
フロントブレーキキャリパーを持ち上げる
タイヤを外し、キャリパーが止まっている14㎜のボルトを2箇所緩めて、一か所は外してしまいます。すると、キャリパーが持ち上がりますのでパッド交換が行えるようになります。
古いパッドを取り出してエンドレス製に付け替える
古いパッドを取り外して、新しく購入したエンドレス製のパッドを取り付けていきます。
さすがエンドレス製です。パッド表面からして純正品とは違いそうです。またブルーカラーになっていて、エンドレスとわかるようにもなっていますね。
ピストン戻しツールを使用してピストンを戻してキャリパーを戻して終了
フロント側は、ピストン戻しツールを使用してピストンを戻して、キャリパーを元の位置にはめ込みボルトを締め付ければ終了です。
フロント側は、14㎜のボルトを2箇所使用しているのですが、一つには14㎜のストッパーナットが付いていますので、スパナも使用します。
【RX-8】エンドレス製フロント・リアブレーキパッドへ交換する方法 ~リア手順~
リアブレーキパッドを交換していきます。
リアブレーキキャリパーを持ち上げる
リアブレーキキャリパーも、フロントと同様にキャリパーを持ち上げるか下げて作業します。リアは、下に下げた方が作業しやすいと考えます。筆者は、上にあげてしまい少し作業が大変でした。
古いブレーキパッドを取り出してエンドレス製に取り替える
古いブレーキパッドを外してエンドレス製のパッドに交換します。フロントよりも2回り位小さいパッドが、リアに採用されています。
フロントとは違いリアのピストンは回して戻すタイプ
リアのキャリパーピストンは、フロントとは違い回しながら戻すタイプになっています。
上記のような専用ツールを使用すると非常に楽なのですが、DIYで作業するときは、ラジオペンチでも作業できます。
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【RX-8】エンドレス製フロント・リアブレーキパッドへ交換する方法 ~注意点~
ここでは、RX-8のブレーキパッドを交換した際の注意点などについて解説します。
パッドとシムの間にパッドグリスを塗布しましょう
ブレーキパッドとシムの間には、パッドグリスを塗布しましょう。鳴き防止効果があるので、シムを取り付ける際には、しっかりと塗布してあげましょう。
ブレーキフルードも交換するとパッド交換の効果も高まる
ブレーキパッド交換した際には、ブレーキフルードのエア抜きを行う人も多いと思います。一般的には、1Lほどあれば全量交換できるので、どうせならキャリパーなどのエア抜きを行うだけでなく、全量した方が良いでしょう。
ブレーキフルードは、湿気が性能を落とす大きな要因になります。パッド交換した際は、フルード交換も同時に行うのがおすすめです。
エンドレス製ブレーキパッドを少し紹介
今回相談者が購入したパッドは、ストリートだけでなくサーキットでも使用できるブレーキパッドでした。どうやら近々サーキットに行くようです。
購入商品の特徴は、MX72に比べ熱ダレをさらに抑えたことで、サーキット向けへと進化させた商品のようです。MX72 PLUSは、サーキット走行できるパッドとなっています。
- 材質:セラミックカーボンメタル
- ローター適正温度域:50℃~750℃
- 平均摩擦係数:0.39~0.47
- 走行フィールド:ストリート~サーキット
- フロント/リア:税込価格 各28,600円(税抜価格 各26,000円)
- 車種限定フロント/リア前後セット:税込価格 50,600円(税抜価格 46,000円)
エンドレス製のブレーキパッドは、化粧箱から違っていますね。性能面を考慮すると、ストリートやサーキットでは必需品のパッドといえるでしょう。
一般走行の際は、ローター適正温度が50℃からとなっているので、温まるまでは逆にブレーキ制動が少し下がる場合がある点に注意しましょう。