最近「ドラレコの映像が残っていない」というトラブルが、筆者の周りで多く発生しました。ドラレコは、ドライバーにとって非常に有益と思われる装備です。本記事では、ドラレコが保存されていなく映っていない理由や、事前の対処方法などを解説します。
ドラレコが保存されてない?【役割って何】
ドラレコは、いまや車の装備の中でも必需品であると考えます。では、そもそもドラレコはどのような役割があるのでしょうか?おさらいしてみます。
事故などの際の証拠として有効!
車を運転している限り、事故に遭遇することはあり得ます。事故は、単独事故の時もあれば、相手がいるときもあります。また複数の相手が絡み合う事故も起きえます。
相手がいると云う事は、事故の際に意見が合わないことも発生します。こういったときに、ドラレコの映像が威力を発揮します。食い違った意見を正すことが可能です。
あおり運転されたときなどでも実態を証明できる!
あおり運転という悪しき行為が、いまだに続いているのが現状です。あおりという行為自体は、一方的な状況で発生しているケースが多いと考えます。
短い間でも、煽られている間は怖い思いをすると感じます。それに加え、車に暴行されたりしたら、生きた心地がしないと感じます。
こういった時にも、ドラレコの映像が証拠の一つになります。とくにドラレコは、ナンバーや車種、そして異常行為をしっかり収めてくれることがあります。
車上荒らしへの対策としても一役買う
車上荒らしという行為は、日本でも頻発しています。車を無理やり開けたり、車のガラスを破損させたりしながら、中の貴重品を狙うだけでなく、ナビなどの車載装備も盗んでしまいます。
こういった行為を未然に防ぐことや、狙われたときの証拠として使用することが可能です(駐車監視装置付きのドラレコの場合)。
ドラレコの映像が保存されていない!?【主な原因】
ドラレコの映像が、色々な証拠となることは十分解ったと思います。では、そのドラレコ映像が、残っていないケースが多く発生しているのはご存じでしょうか?ここでは、どうしてドラレコの映像が残っていないのかなどについて解説します。
シガライター電源を抜いてしまっているケースが多い!
案外多いケースは、ドラレコの電源をシガーから取得しているケースです。シガー電源を抜いて、ほかの電装品を取り付けてしまい、ドラレコ自体が稼働していないことで、映像保存ができない状況になります。
筆者の経験上では、すごく多く発生しています。「事故などにあって、アレ???」というケースナンバーワンかもしれません。
SDカード不良に気付いていないことが特に多い!
ドラレコを保存する媒体には、SDカードやmicroSDカードが使用されていることが多いと考えます。この媒体は、非常に小さく便利なのですが、記録媒体は、設計上フォーマットしないとエラーが発生します。
また使用している期間が長くなるとカード自体が劣化により記録できなくなります。そのため、このカードがエラーを起こしていることに気付かずに使用し続けてしまい、見たい映像が出たときに保存されていないケースが非常に多く起きています。
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ドラレコの映像が保存されていない!?【事前対策とは】
ドライブレコーダーが保存されていないことをなるべく防ぐには、どのような事前対策をしたら良いでしょうか?
シガーライター電源でなくヒューズ電源に切り替える
シガーライター電源は、簡単に電源取得する方法になります。しかしながらその使いやすさから、色々な装備を使用するのにも使います。
「少しドラレコが映っていなくても」という感覚で違う装備をシガーライターで電源取得してしまい、忘れたままになり、必要な時に映像が映っていない事象になります。
こういったヒューマンエラーを防ぐには、電源取得をヒューズからとる方法といえます。ここから電源を取得すれば、しっかり映像を保存することができるでしょう。
SDカードは1か月に一回くらいはフォーマットしてあげる
そもそもドラレコの取扱説明書には、SDカードを1か月に一回や、数か月に一回フォーマットしてくださいと記載されています。また定期的に交換することを薦めているメーカーも多いと思います。
フォーマット作業は、大変重要です。説明書を一読し、フォーマットを忘れないようにすることで、映像が映っていないという事象を少なくすることができるでしょう。