車に必要不可欠なオイル交換。また、オイルだけでなくオイルフィルターの交換も必要です。このオイルフィルターを交換する時には、フィルターレンチが必要になります。そしてフィルターレンチには、種類が沢山あります。本記事では、フィルターレンチの種類や選び方などを解説します。
オイルフィルター交換時に必要なフィルターレンチ【役割】
オイルフィルター交換するには、装着されたフィルターをエンジンから外す必要があります。外す際に使用するのが、フィルターレンチです。
オイルフィルターレンチは、オイルフィルター交換に使うツール
オイル交換する際には、オイルパンのドレンボルトを緩めてオイルを排出し、ドレンボルトを締めて、新油をフィラーから注ぐことで交換しますね。
オイルフィルターは、エンジンオイル二回交換に一回交換する事が通常頻度となっています。このオイルフィルターを外したりするのに使用するのがフィルターレンチになります。
フィルターレンチには、多くの種類があり、外すときのみに有効なものもあれば、締め付けの際にも使用できるタイプもあります。
オイルフィルター位置は、車種によってバラバラ
車のエンジンは、縦置きや横置きだけでなく、V型や直列、水平対向など多くの種類があり、メーカーによってエンジンの作り方も違います。
そのため交換が簡単なものもあれば、難しい物も出てきます。こういった仕様の違いに対応できるようにするためにフィルターレンチの種類も豊富になっています。
オイルフィルターレンチ【種類】
オイルフィルターレンチは、どの位の種類があるのでしょうか?ここでは、使用目的、使用方法などを種類ごとに解説していきます。
オイルフィルターレンチ【カップ式】
カップ式のフィルターレンチは、オイルフィルターの外径にピッタリのものを用意しフィルター脱着するものです。オイルフィルターにしっかりとはまり、ラチェットなどで回すことで外したり、装着したりもできます。
カップ式が使用できる車種は、カップ式を使用することで安全・安心なフィルター交換が可能といえます。注意があるとすれば、締め付けすぎ無いようにすることだと考えます。また、しっかりとはまっていない状態で使用すると、フィルターをなめてしまってカップ式では外せなくなることがあります。
オイルフィルターレンチ【アジャスタブル式】
アジャスタブル式は、カートリッジ式のオイルフィルター交換で軽自動車から普通車クラスまでのフィルターに対応している点が特長です。
色々な車種のオイルフィルター交換が必要な方は、このフィルターレンチが一つあれば作業可能なのでメリットが高いといえます。
購入時に注意してほしい点は、アジャスタブル式の場合に緩める方向でしか使用できないものと緩める・締めるが両方できるものがある点です。出来れば両用できるものをチョイスしましょう。
オイルフィルターレンチ【プライヤー式】
プライヤー式のフィルターレンチは、カップ式やアジャスタブル式が使用できない車種で使うことが多いです。
カップ式などは、ラチェットやメガネなどを使用して作業するのですが、どうしてもオイルフィルターから5㎝ほど外側にサイズオーバーします。
カップ式だと作業できない車種の時にこういったプライヤー式を使用することで脱着が可能になります。
オイルフィルターレンチ【バンド式・ゴム式】
上記画像はバンド式になります。カップ式やアジャスタブル式が使えず、プライヤー式もアームが邪魔になってしまうケースで使用することが多いといえます。
こちらは、ワイヤー式ではなくゴム式のタイプとなっています。プライヤー式よりも使用できる外径が幅広い特徴があります。ただしゴムの場合は、ゴム自体がオイルなどで延びてしまうことがあります。
オイルフィルターレンチ【チェーン式】
チェーン式のフィルターレンチは、筆者は数度しか使用したことがありません。このフィルターレンチは、オイルフィルターがどうしても緩まない時に使用しました。
非常に強力に回せるのですが、フィルター部がかなり凹んだり傷ついたりします。勿論フィルターの再使用はしないのですが、フィルターを外した時に見えるエンジン側のオイル循環シャフトが傷つかないように注意しないとなりません。
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オイルフィルターレンチの上手な選び方
オイルフィルターレンチは、どのように選ぶと良いのでしょうか?
DIYで所有車のオイルフィルター交換するには!
もしDIYでオイルフィルター交換するのであれば、カップ式が使用できる車種であればカップ式を使用するのが一番安心と考えます。フィルターサイズにしっかりと密着しズレることも少ないので、確実な作業ができます。
色々なサイズのオイルフィルター交換するには!
また色々な車種のオイルフィルター交換するという方や、何度もカップ式を購入するのが面倒という方は、アジャスタブル式のオイルフィルターレンチの購入をおすすめします。
ただし両方向可能なものを購入しましょう。緩めても締め付けられなければ作業が完了しません。上記のようなタイプが使用できない方は、プライヤー式、バンド式といったフィルターレンチを購入しましょう。