ドライブレコーダーは、日進月歩で進化していますね。今では、360度タイプや3カメラタイプなど機能満載なモデルが豊富になっています。このドライブレコーダーの画素数はどの位がベターなのでしょうか。本記事では、ドライブレコーダーの画素数などについて解説します。
ドライブレコーダーの画素数や解像度とは?【現在の標準】
ドライブレコーダーの画素数や記録サイズ(解像度)は、一般的にどの位のものが採用されているのでしょうか?日本のドライブレコーダーメーカーの一般的な画素数やサイズなどを解説します。
ドライブレコーダーの一般的な記録サイズ(解像度)
ドライブレコーダーでいう解像度とは、簡単に言うときめ細やかさといえます。画像のきめ細やかさを調節できるドライブレコーダーがほとんどです。粗目にすることで、同じ容量のマイクロSDカードでも記録できる時間は長くなっていきます。一般的に画素数として採用されているものが次のとおりとなります。
サイズ表記1 | サイズ表記2 | 解像度 | 画素数 |
4K(16:9) | 2160p | 3840×2160 | 約830万画素 |
WQHD(16:9) | 1440p | 2560×1440 | 約370万画素 |
FHD(16:9) <標準> | 1080p | 1920×1080 | 約207万画素 |
HD(16:9) | 720p | 1280×720 | 約92万画素 |
SD,VGA(4;3) | 480p | 640×480 | 約30万画素 |
SD,VGA ワイド(16:9) | 360p | 640×360 | 約23万画素 |
これから選ぶなら「FHD」以上
現行の国内メーカーのほぼすべてのドライブレコーダーは「FHD」以上での映像の記録に対応しています。実際にドライブレコーダーを運用する上では、「FHD」の画素数があれば多くの場面で対応が可能です。
そのため、ドライブレコーダーを選ぶ際には一つの最低限の基準として画素数が「FHD」以上という点に注意してみましょう。
ドライブレコーダーは、画素数以外も大事【追加装備】
今や日本のドライブレコーダーでは、画素数や解像度というのはFullHDであることが一般的となっています。では搭載されていると良い他の装備はあるのでしょうか?
ドライブレコーダーは画素数以外に、「HDRやWDR機能」で選ぶ!
HDRとは、映像内の明暗をドライブレコーダー内で白飛びや黒つぶれすることのないように綺麗に映るように補正する機能です。
一方WDRとは、カメラやセンサー自体の性能を向上させることでHDRと同等の効果を得るものです。
こういった装備が施されている機種であれば、画像が太陽などの反射で真っ白で解らない、影の部分が暗くて何が写っているかわからないとならずに済むことが多くなります。
ドライブレコーダーは画素数以外に、「LED信号対応」で選ぶ!
LED信号機は、一秒間で100回~120回の点滅を繰り返しています。ドライブレコーダーのシャッタースピードとこの点滅スピードが同じになってしまうと、信号機が赤なのに全く表示されないという現象が起きてしまいます。
こういった現象を無くすために、LED信号機に対応して信号の色がきちんと映る仕様を採用していることをLED信号対応と呼んでいます。
なお、この仕様はフレームレートと呼ばれる1秒間に映像を構成する画像を撮影する枚数を調整していることを言います。細かい説明は省きますが、一般的なカメラで採用されている30fpsや60fpsではLED信号が消えてしまう場合があるため、対応製品では27.5fpsや29fpsなどを採用しています。
ドライブレコーダーは画素数以外に、「駐車監視機能付き」で選ぶ!
駐車中に、誰かがドアを開けようとした振動などで、記録が自動的にされる機能です。
この装備は、標準装備しているメーカーは少ないと考えます。オプションのハーネスを別途購入することで、この機能は使えるようになるケースが日本メーカーの場合一般的です。
ということは、オプションで駐車監視機能が使えるか否かという点が重要になってくると考えます。
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ドライブレコーダーを選ぶときは?【画素数以外の注意点】
ここでは、ドライブレコーダーを選ぶときの注意点などを解説します。
激安海外ドラレコには、注意が必要
筆者は、海外製ドライブレコーダーで一度苦い経験をした事があります。それは、当時7000円位の商品で、まだ国内製品が30000円以上していた頃の話です。
それは、会社の社有車全部にこの7000円の安い海外製をつけたのですが、明らかに衝撃のあった事故なのに、映像が全く残っていなかったことです。
不慮の事故などの時の証拠として取り付けたドライブレコーダーが、全く役に立たなかったという点です。
近年では、日本メーカーよりも安く、性能表示もワンランク以上高い海外商品が安く販売されていますが、それが本当に正しい表記なのかなど評価やレビューをチェックしてから購入しましょう。
特に最近では全く使い物にならないとは言えないものの、明らかに画像が不自然であったりフレームレートが不安定なものも激安品では多く販売されています。4K対応と謳いながらも、実際にはFHDやHD画質の映像をただ単に引き伸ばしただけのものもあります。
機能は大事であるが、本質は録画出来る事
今や360度カメラや3カメラ方式など、画素数や解像度は勿論のこと、機能的に豊富な商品が増えています。それだけ複雑化しているともいえます。
愛車に取り付ける際は、機能も大事ですが邪魔にならないサイズなのかや、配線取り回しなどに苦労しないかなどにも気をつけると良いでしょう。