デポジットクリーナーは、主にガソリンエンジン内部を綺麗にするアイテムです。では、そもそもデポジットクリーナーは必要なのでしょうか?本記事では、デポジットクリーナーの必要性・効果・使用頻度について解説します。
「デポジットクリーナー」は必要?効果と使い方 ~役目~
デポジットクリーナーは、車にとって必要なアイテムなのでしょうか。ここでは、デポジットクリーナーの役目などから必要性の有無について解説していきます。
そもそも「デポジット」とは?
ガソリンエンジンは「吸入・圧縮・燃焼・排気」というサイクルで稼働しており、「良い空気・良い圧縮・良い火花」という3つの要素が重要となってきます。しかし、現実には、完璧な要素を作り出すことはできずにどうしても燃料カスなどが発生します。
このカスが、エンジンピストンやエンジンバルブにこびりついてしまいます。このカスのこびりつきが酷くなることをデポジットとも呼び、エンジンの調子にも左右していきます。
デポジットクリーナーを使用する目的は?
デポジットクリーナーは、こびりつきを減少させエンジンを元の状態に近づける効果が得られるアイテムです。デポジットクリーナーを使用することで、エンジン内部(燃焼室やインジェクター)などの汚れを取り除く効果があるとされています。
「デポジットクリーナー」は必要?効果と使い方 ~クリーナー効果の有無~
デポジットクリーナーは、実際にどのような効果が得られるアイテムなのでしょうか。エンジン内部は、普段は覗くことができませんので効果の有無が解りづらいアイテムともいわれてます。
トヨタ博多で、エンジンスコープを使用したデポジットクリーナーの試験動画がありました。通常は見れないエンジン内部を見ることができるのでぜひ参考にしてください。
デポジットクリーナーの効果が大きい車は?
デポジットクリーナーは、そもそもエンジン内部にこびりついた汚れを取り除く事を目的にしています。使用されている車の状況などで、効果の大小が大きく変動することがあります。
年間走行距離の少ない車や、短い距離を低速度で何度もエンジンオン・オフを繰り返す車、アイドリングストップ機能の付いている車などへの効果は大きいでしょう。こういった使用環境の車は、デポジットが多く堆積する可能性が高いので、デポジットクリーナーの効果も大きくなる可能性があります。
デポジットクリーナーの効果が少ない車は?
年間走行距離も多く、高速道路などを頻繁に使用している車などは、こびりつく汚れも少なくなります。という事は、デポジットクリーナーの効果も少ない可能性があります。
[PR]車検の予約は楽天Car車検!楽天ポイントゲット!
「デポジットクリーナー」は必要?効果と使い方 ~注意点~
デポジットクリーナーを投入する際に、注意点などはあるのでしょうか。ここでは、使用上の注意点などを解説します。
基本は、燃料を満タンにしてからデポジットクリーナーを投入する
デポジットクリーナーは、色々なメーカーで製造されています。各メーカーで違い位はありますが、注意事項が記載されています。例えば、75Lまで対応や20L以上50Lまでなどの記載があります。
デポジットクリーナーは、説明書をきちんと読んで投入するべき量を燃料タンクに注入していただきたいアイテムです。燃料満タンで投入することで、大きなトラブルに発展することが少なく効果も高いといえます。
例えば、20L~60Lと書いてある場合は、軽自動車は大体25L~35L位燃料が入りますので使用可能です。また中型車位までは、60L未満の燃料タンクが多いので使用可能となります。
デポジットクリーナーは、濃度が薄すぎたら思うような効果が出ず、濃すぎた場合は、エンジンに悪影響を及ぼす可能性があります。
デポジットクリーナーの使用頻度
デポジットクリーナーの使用頻度はどの位が良いのでしょうか?車は機械です。一般的に年間1万キロ位が平均的な走行距離となっています。年間1000㎞~7000㎞位の走行距離の方は、年1回位はデポジットクリーナーを投入するのが良いでしょう。
年間の走行距離が多い人は、それだけエンジンを稼働していることになります。また高速道路を多用する方などは、あまり汚れがこびりつかない可能性があります。二年に一回くらいで充分と考えます。
デポジットクリーナーは基本的にガソリン用
デポジットクリーナーは、ガソリン用と記載されていることが一般的です。ディーゼルエンジンには投入できません。もしディーゼルエンジンに投入した場合は、上記の商品のように専用に開発されたものを使用するのが良いでしょう。