スマホでできる愛車のGPSリアルタイム追跡による「盗難対策」の方法をご存知でしょうか。実は、スマホを使うことで愛車をGPSでリアルタイム追跡することができるのです。今回はスマホのGPSを使ったリアルタイム追跡盗難対策に必要なものとやり方を紹介します。
【盗難対策】スマホで「車」をリアルタイム追跡する方法 ~準備~
スマホを使ったGPSによる車のリアルタイム追跡を行うには準備が必要です。車をスマホのGPSでリアルタイム追跡するために必要な準備を紹介します。
スマホを用意
大前提として、車をスマホで追跡するにはメインで使うスマホとは別の車の盗難対策専用のスマホが必要となります。また、このスマホは次に紹介する回線の確保で通信を行えるようにしなければいけません。
回線を確保
スマホを用意したら次はそのスマホから位置情報を送信するための「回線契約」が必要です。そのため、月額料金が必要だと思われがちですが楽天モバイル を利用することで無料でこの回線を用意できます。
楽天モバイル は2021年4月から月1GBまでの通信を無料で提供します。これを利用することで車の追跡に必要な通信を無料化できます。また、期間限定で1GBを超える通信も1年間は無料になります。
追跡可能なアプリをインストール
車の盗難対策用スマホと通信回線を用意できたら用意したスマホに、GPSで追跡可能なアプリを入れます。また、方法によってはアプリを利用することなく標準機能で追跡が可能です。
車両に設置
ここまで準備が出来たら最後に車の盗難対策用スマホを車に設置します。当然スマホには電源が必要なので、エンジン始動時にスマホを充電できるようにシガーソケットなどからスマホを充電できる状態にしておきます。
なお、スマホ本体は充電ケーブルを挿した状態でグローブボックスなどの外に見えない場所に保管します。
【盗難対策】スマホで「車」をリアルタイム追跡する方法 ~回線~
前述の通り、スマホで車の盗難対策としてGPSによるリアルタイム追跡を行うには車に設置する盗難対策用のスマホにもモバイル通信契約が必要です。この契約については月額料金が発生する場合もあるので少し詳しく紹介します。
楽天モバイル
はじめに、前述した楽天モバイル を利用すれば1GBまでは無料通信が可能なので車の追跡には十分です。一昔前までは0simと呼ばれる500MBの無料通信を提供していたSIMがありましたが、現在(2021年3月1日現在)無料通信が可能なSIMは楽天モバイル のみです。
格安SIM (データ通信専用)
楽天モバイル を利用できない場合にはその他の通信契約が必要です。その場合、今回の車のリアルタイム追跡という用途に限れば、通信契約は格安SIMのデータ専用最低容量契約で十分です。なるべく安いものを選びましょう。
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【盗難対策】スマホで「車」をリアルタイム追跡可能なアプリ
車の盗難対策用スマホと回線契約を準備できたら最後にそのスマホに、GPSの位置情報を発信するための追跡アプリを入れる必要があります。今回はこのような用途を想定してはいないものの追跡に使えるアプリを紹介します。
なお、紹介で「親側」と「子側」、「メイン側」と「車側」という表現を使った場合、「親側」・「メイン側」は位置情報を把握するために使うスマホ、「子側」・「車側」は車に設置する側のスマホを説明しています。
Googleファミリーリンク
「Googleファミリーリンク」は、Googleが提供しているAndroid端末をコントロールするためのアプリです。通常は親が子供のAndroidスマホをコントロールするのに利用します。
このアプリでは別々のGoogleアカウントを準備して、親側(メインスマホ)から子側(車スマホ)の位置情報を把握できます。アカウントを専用で用意する必要はありますが、親側をiPhoneにすることもできるのでおすすめです。親側はiPhone,Android両対応、子側はAndroidのみ対応です。
Googleデバイスマネージャー
「Googleデバイスマネージャー(端末を探す)」は、Googleが提供している自分が所有しているスマホの現在地を調べて通知音を鳴らしたりデータの抹消を行ったりできるアプリです。
このアプリはメイン側と車側スマホで同じGoogleアカウントを利用できます。ただし、車側スマホでアカウント情報を閲覧することができるので、今回の用途ではセキュリティは「Googleファミリーリンク」に劣ります。なお、メイン側はiPhone,Android両対応、車側はAndroidのみ対応です。
iPhoneを探す
「iPhoneを探す」は、メイン側と車側どちらのスマホにも「iPhone」を利用していた場合に利用できます。この機能はiPhoneを紛失したときに同じAppleアカウント上のiPhoneを「iPhoneを探す」で探す機能を利用します。
車に盗難対策専用のiPhoneを置いておくことで、必要なときに車の位置情報を取得することができます。また、この機能では位置情報の把握以外にも音を鳴らしたりデータを抹消したりできます。
ゼンリーなど
メイン側がiPhone、車側がAndroidといった場合には「ゼンリー」などの位置情報共有アプリが利用できます。このアプリは通常は友達と位置情報を共有するためのアプリですが、車側のスマホを友達として登録しておくことで車の位置情報を取得できます。