【スマホ】充電が遅い充電器と早い充電器の違いを紹介!

充電器によってスマホやタブレットの充電時間が変わる。新しく買った充電器での充電が遅いといった、充電器による充電速度の違いに悩まされてはいませんか?

スマホの充電の遅い・早いは充電器に書かれているある表示を確認することで確かめることができます。スマホの充電が「早い充電器」と「遅い充電器」の違いを紹介します。

目次

スマホ充電の基本

スマホの充電が早い充電器を選ぶには、はじめにスマホの充電の基本を理解しておかなければいけません。スマホの充電について基本を紹介するので確認してみましょう。

スマホは5Vが基本

スマホには電気をためておくためのバッテリーが搭載されています。充電とは電気をバッテリーに溜め込むことです。そこで問題になるのが「電圧」と「電流(A、アンペア)」です。

「電圧」とは、電気を一度にどれくらいの「大きさ」で流すか、「電流」は、電気を一度にどれくらいの「量」で流すかを決めています。

ほとんどのスマホはこの「電圧」が5Vに決まっています。ちなみに家庭用のコンセントは100Vです。そのため、電圧は5V固定で考えた場合、スマホを早く充電するには「電流」を多く流せる充電器を選ぶ必要があります。

高速充電とは

「急速充電」という言葉を聞いたことはないでしょうか。メーカーに寄っては「クイックチャージ」など様々な呼び方で読んでいます。急速充電はその名の通り、スマホを普通に充電したときよりも、早く充電できる機能です。

スマホの普通充電ではおよそ、0.5A ~ 1.5Aの電流で充電しています。しかし、急速充電では2A以上、一般的には2.4Aで充電を行います。1Aの充電器と比較すると、スマホを2倍以上の速さで充電できる計算になります。

スマホの充電が早い充電器と遅い充電器の違い

スマホの充電の速さは「電流」によって決まるということがわかったところで、続いては充電が早い充電器と遅い充電器の違いを見ていきましょう。

充電器の仕事・電流値

出力5V

スマホの充電に利用している、充電器は一般的に「USB ACアダプター」と言われています。充電器からUSBケーブル経由でスマホに充電します。

前述のとおり、スマホの充電電圧は5Vです。そのため、家庭用コンセントの100Vを5Vにしなければいけません。この作業を「降圧」といいます。

充電器はこの「降圧」を行い、充電器の仕様で決められている「電流値」に従った電流ででスマホを充電します。

そのため、充電が早い充電器と遅い充電器の違いは「降圧」作業後の、スマホを充電できる「電流値」によって異なってきます

充電が早い充電器は、急速充電を行える「2.4A」の電流を流すことができ、充電が遅い充電器では「1A」程度の電流しか流すことができません。この部分で充電器の性能の差が生まれます。

また、充電器によっては自動的に接続したスマホを識別して、そのスマホに合った電流値でスマホを高速充電するものもあります。その場合、より高速にスマホを充電できる場合があります。

規格

充電器には、通常サイズのUSBケーブルを指すことができる「USB-A」端子を搭載したタイプと、最新のTypeCコネクタを搭載したタイプがあります。

前者の場合、ほとんどの充電器では2.4Aまでの電流に対応してスマホを急速充電します。しかし、最新のTypeCでは「PD(パワーデリバリー)」と呼ばれる規格が登場して、より高速に充電ができるようになりました。

これまでのスマホの急速充電では、「5V/2.4A」が主流でしたが、TypeCのPDでは、より高い電圧・電流で充電を行います。PDには非常に多くの規格があるため、通常は充電器側がそれらを自動で判別してスマホに合わせた、電圧・電流値で充電を行います。

現在は、TypeC PDについて対応のスマホ、非対応のスマホが混在している状況です。また、TypeC PDの性能を最大限に利用するには、USBケーブルも対応したものを利用する必要があります

スマホの充電が早い充電器の見分け方

実際にスマホの充電器を見て、その充電器が早い充電器か遅い充電器かを見分ける方法を紹介します。

規格表示を確認

充電器には通常小さな文字で、「5V-2.4A」や「5V-1A」という風に出力する際の電圧と電流値が書いてあります。これらを確認して、「2.4A」に対応していればスマホを急速充電できます

また、TypeCのものについては「18W」という風にワット表示になっているものもあります。ワットは電圧と電流を掛けたものですので、同時に記載されている出力できる電圧を確認することで電流を計算できます。

複数同時出力もチェック

充電器の中には、同時に2台、3台と複数のスマホを同時充電できる機種もあります。そのような充電器では、パッケージに記載されている電流値は「合計出力」なのか、「個別最大出力」なのかをしっかりと確認しなければいけません。

2台同時充電可能な充電器でも、「合計出力 最大2.4A」と書かれていれば、2台同時に充電した場合には、片方に1A、もう片方に1.4A(均等に1.2A毎にならない場合が多いです。)などが割り振られてしまい、充電速度が遅くなってしまいます。

スマホの充電が早いおすすめ充電器

スマホを急速充電可能なおすすめ充電器を紹介します。これらの充電器を利用することで、複数のスマホを接続した場合でも、すべてのスマホで急速充電が可能です。

2ポートタイプ「Anker PowerPort 2 Elite」

標準サイズの2ポート搭載されており、各ポートで最大5V 2.4A出力、スマホの急速充電が可能なスタンダードタイプです。リーズナブルで充電状況が分かる、インジケータランプ付きです。

2ポートタイプ「Anker 24W 2ポート USB急速充電器」

標準サイズの2ポート搭載されており、各ポートで最大5V 2.4A出力、スマホの急速充電が可能でコンパクトなタイプです。こちらにはインジケータランプはありませんので、明かりが気になる枕元などでの利用に最適です。

4ポート+1「Anker PowerPort I PD」

標準サイズの急速充電対応USBポート4つに加え、最新のType-C対応の超高速充電対応USBポートが1ポート搭載されたモデルです。最大5台までのスマホを急速充電可能な充電器です。

超高速iPhone対応充電器「Anker PowerPort Atom III」

標準サイズのUSBポート1つ、MacBookAirも充電可能な高出力Type-Cポート1つ合計2ポートが搭載されたコンパクトタイプです。Type-Cで充電可能なPCとスマホを同時充電可能なので、持ち運びにおすすめです。

超高速2ポート充電器「RAVPower PD 充電器 USB-C急速充電器」

標準サイズのUSBポート1つ、PD対応Type-Cポート1つが搭載された、コンパクトタイプです。Type-Cポートからは最大で61W(20.3V / 3A)の出力が可能ですので、スマホに限らずタブレットやノートPCも充電可能です。

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この記事を書いた人

北陸の中心、石川県金沢市から車、ITに関するお役立ち情報を発信しています。

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