カーオーディオの中で、スピーカーと言えば音を鳴らすのに重要なパーツですね。ではスピーカーの種類の一つである「ツイーター」は、どのような役割があるのでしょうか。本記事では、ツイーターの役割や他のスピーカとの違いについて解説していきます。
【カーオーディオ】「ツイーター」と「スピーカー」の違い ~役割~
ツイーターとは、カーオーディオシステムの中でどのような役割があるのでしょうか。ここでは、ツイーターについて解説します。
ツイーターは、高音担当専門
現代の車の多くには、スピーカーが装備されています。高級車になれば、スピーカー+ツイーターで6スピーカーが標準装備になっているものがあります。
標準装備されている一般的なスピーカーは、中・低音域の音を出す性質があります。そのためCDなどの音源では、音そのものを全て表現することが難しいとされています。何故ならCDでは、20K㎐の高音までが収録されているからです。
そこでツイーターの登場です。ツイーターは高音専門に出力するスピーカーです。標準装備されているスピーカーでは音の表現ができない高音質までを出力できるようになります。
ツイーターには、セパレートとコアキシャルがある
ツイーターを装備する場合には、標準装備のスピーカーも一緒に交換する事が多いでしょう。
その際には、ツイーターと標準装備サイズスピーカーがセパレートされたモデル(別体型)と、スピーカーの前にツイーターが装備されたコアキシャルモデル(一体型)の2種類が存在します。
【カーオーディオ】「ツイーター」と「スピーカー」の違い ~設置場所~
ツイーターは、音の性質上、設置場所や設置向きが重要になってくることを、ここでは解説します。
ツイーターは設置場所によって良し悪しがある
ツイーターは、高音域を担当しています。そのため指向性が強い傾向にあります。例えばツイーターを足元などにおいてしまうと、音が聞こえづらくなってしまうという事です。
そのため純正のツイーター装備車は、フロントドア上部やピラー付近の上の方に設置されているケースが多いといえます。
筆者の個人的な感想では、ツイーターのスピーカー出力量から考えると、よほど耳の良い方でないとツイーターをしっかり聞き分けられるというのは難しいかなと思っています(あくまでも個人的意見です)。
ツイーターは、向きによって良し悪しがある
ツイーターは指向性が高いという事は、設置場所だけでなく向きにも注意が必要になります。一般的には、車の中央に向けた方向にするのが良いとされています。この向きに関しては、非常に重要です。
聞きたい人の向きに向いている時とそうでない時では、ツイーターの効力が全然違います。
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【カーオーディオ】「ツイーター」 ~セパレートとコアキシャル~
ツイーターを選ぶときは、セパレートとコアキシャルとどちらが良いのでしょうか?ここでは、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
セパレートタイプのメリット・デメリット
セパレートタイプは、スピーカーとツイーターを分けて設置できるのが特長です。例えばドアスピーカーの場合は、メインスピーカーは純正スピーカーがあった場所に設置し、ツイーターは、ドア上部に設置することも可能です。
こうすることで、指向性の強いツイーター機能を充分に発揮することも可能です。一方余計な配線や装置が増えることで、作業性は非常に悪くなる傾向になります。
コアキシャルタイプのメリット・デメリット
コアキシャルタイプのメリットは、メインスピーカーにツイーターがセットになっている点です。このため作業性が非常に楽になり、配線加工も少なくなります。
例えばスピーカーがダッシュボードなどの高い位置の場合には、コアキシャルを使用することで簡単に音質アップできることになります。
一方ドアスピーカーなどの下の方では、コアキシャルにしたけれどもツイーター機能が充分に発揮されないことがあります。また、きちんとサイズを測らないと、ツイーターが付属している分、トリム内に収まらないという事態も出てきます。