冬になると、車内が曇ったり霜が付いたりしてしまう事が多くなります。冬にエアコンと思うかもしれませんが、かなり有効な手段だと考えます。本記事では、冬でのエアコンの使い方の基本や、曇りなどを取りたいときの設定は、どれが良いかなどについて解説します。
冬は車のエアコンをどう使えばいいの? ~使い方の基本~
ここでは、冬に車のエアコンを使用する際の基本的な使い方などについて解説します。
冬はA/Cスイッチをオンにしなくても温風は出ます!
車は、温風を作り出すことが基本になっていることをご存じでしょうか?それは、エンジンの熱がラジエター液(エンジンの冷却水)に伝わり、その熱で温風が作り出されているからです。
そのため、A/Cスイッチがオンになっていなくても、温風を車内に循環させることは可能です。温度設定部分を高温側に上げれば良いだけです。
エンジンが温まってから温風を出さないと暖かくなりづらい!
では、温風を効率的に車内に循環させるにはどのような使い方が近道なのでしょうか?先程も少し触れましたが、エンジンの熱を利用して、温められたラジエター液が暖かい風を作り出します。
ということは、エンジンが温まっていなくラジエター液も冷たい状態では温風が出ません。出ないばかりか、エンジンが温まる速度を遅くさせてしまいます。
まずは、しっかりとエンジンが温まり始めてから温風を出すことが基本だと考えます。
暖かい空気は上に行くのが基本です!
暖かい空気は、家であっても車内であっても上に行くことが基本です。そして冷たい空気は、下に行きます。そのためしっかりと車内を暖めたいときは、足元に温風を向けることが効率的であると考えます。
冬は車のエアコンをどう使えばいいの? ~A/Cオンの効果~
冬は、車のエアコン(A/Cオン)をどのように使うと効果的なのでしょうか?
エアコンを使用することで湿気を強力に除去できる
外が冷たくて車内が暖かく、さらにその差が大きければ大きいほど、ガラスの内側が結露していきます。そしてそれが曇りや霜などの原因になってしまいます。
でも温風を止めてしまうと、車内が寒くなってしまいますよね。こういったときに有効なのが、A/Cをオンにすることです。温度設定は高いままでA/Cオンにすることと、足元に向けていた風向きをデフロスター側に向けることで、強力に曇りが取れます。
常時A/Cオンにするのではなく適時使うのがエコ
強力に除湿してくれるので、一見常時A/Cオンにする方がいるのですが、燃費に影響するので常時A/Cをオンにするのではなく、湿気を取りたいときや曇りで見づらいときなどにA/Cオンにするのが良いでしょう。
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冬は車のエアコンをどう使えばいいの? ~曇りを取りたい時の設定方法~
ここでは、曇りを取りたいときにはエアコンをどのような設定にするのが良いかなどのお話をします。
曇が出てしまったときはどうすればよいの?
曇りが出てしまった際は、デフロスター位置にしてA/Cスイッチをオンにすれば、フロントガラス、運転席・助手席ガラスの曇りを効果的に取り除くことが可能です。
一般的なA/Cオンオフの使用方法を少し紹介したいと思います。風向きを変えるのに合わせて、A/Cをオンオフすると解りやすいでしょう。
- 足元に温風の際は、A/Cオフ
- デフロスターに温風の際は、A/Cオン
などが良いでしょう。
また外気導入にすることで換気をしてくれます。エアコンオンオフに関わらず、曇などを防ぐには外気導入にしておくことがオススメです。
霜などを早期に解消するにはどうしたらよいの?
寒い冬場では、湿気の多い状況で駐車してしまうとガラスの内側に曇りや霜などがついてしまう事があります。
じつは、案外厄介な状態だと考えます。こういったケースでは、温めた布で溶かす方法が一番早いのですが、寒すぎるとそれが再度曇りや霜の原因になる可能性があります。
こういったときは、エンジンを温めて温風をかけながら霜などを溶かすのが一番きれいになると思います。
よくガラスの内側に氷解剤などを使用する人がいるのですが、油膜などで見づらくなってしまうのでオススメしません。