国内仕様ランクル300に「置くだけ充電」を取り付ける方法を解説します。海外仕様ランクル300には純正オプションとして設定されている「置くだけ充電」ですが、国内仕様には純正オプション設定がないため、部品を取り寄せて取り付ける必要があります。
【ランクル300】純正「置くだけ充電」取り付け方法 ~ポイント~
ランクル300に純正の置くだけ充電を取り付けます。ただし、ランクル300の純正「置くだけ充電」については「日本仕様」にはオプション設定されていないというポイントがあります。
国内ランクル300には非設定オプション
日本国内仕様のランクル300には、スマホの置くだけ充電はオプションとして設定されていません。そのため、新車注文時にメーカーオプションやディーラーオプションとして、置くだけ充電を取り付けることはできません。
海外用純正品番設定あり
海外仕様のランクル300には純正オプションとして、置くだけ充電が設定されています。そのため、海外仕様ランクル300向けに純正部品として「置くだけ充電」部分の部品品番が設定されています。
今回はこの「部品」を取り寄せて、日本国内仕様のランクル300に置くだけ充電を取り付けます。なお、日本国内仕様のランクル300にはオプション設定がないだけであり、車の構造的には海外仕様と同様に取り付けオプションコネクタ等が用意されています。
ランクル300用の「置くだけ充電」の部品品番は「861C0-60110」です。部品商や一部ネット通販サイト、オークション・フリマサイトから入手できます。
【ランクル300】純正「置くだけ充電」取り付け方法 ~作業~
実際にランクル300へ純正の置くだけ充電を取り付けて行きます。
センターコンソール内張り外し
まずはセンターコンソール両サイドの内張りを外していきます。傷が付きそうな部分を養生してから、上記画像の黄色◯部分を手で掴んで真っ直ぐに引き抜きます。
爪の嵌合が外れて、内張りを取り外せます。右側の内張りにはコネクタが接続されているのでコネクタを取り外します。
左側にはコネクタはありません。右側同様に養生した後、黄色◯で囲んだあたりを掴んで真っ直ぐに引っ張って、内張りを取り外します。
シフトノブ取り外し
センターコンソール両サイドの内張りを外したら、シフトノブを取り外します。シフトノブのシルバー部分(上記画像赤色部分)の両サイドを掴んで、真下に引き下げます。
シフトノブのカバーを下げることができます。
この状態でシフトノブ下部にあるピン(画像赤◯)を左側に動かして(画像黄色矢印方向)、シフトノブの嵌合を解除します。
これでシフトノブを真上に持ち上げると、シフトノブを取り外せます。
センターコンソールパネル取り外し
センターコンソールの両サイドパネル、シフトノブを取り外したらセンターコンソールのパネルを取り外します。
センターコンソールボックスの蓋を開いた状態で、センターコンソールの画像黄色◯で囲んだ付近を持ち上げます。
これでセンターコンソールのパネルを外せるので、シフトシャフトに気をつけながら真上に引き上げます。(上記画像のランクル300はクーラーボックス付き車両です。クーラーボックス非搭載のランクル300の場合、若干形状が異なる場合があります。)
センターコンソールのパネルを持ち上げたら、上記画像赤色で囲んだハーネスのクランプを解除します。
これでハーネスにある程度余裕ができ、センターコンソールのパネルを裏返した状態で助手席側に広げることができます。
置くだけ充電設置
センターコンソールのパネル裏側から、ランクル300の純正置くだけ充電を設置します。まずは標準で取り付けされている小物置きのネジ5本を取り外します。
ネジ5本を取り外すと、そのまま小物置きを取り外すことができます。
小物置きがあった場所に、置くだけ充電を置きます。ランクル300純正なのでネジの位置などもぴったりです。
ランクル300には全グレード、置くだけ充電用のオプションコネクタが配線されています。ランクル300の純正配線に巻きつけてあるので、巻き付けてあるテープをカットしてこのコネクタをフリーにします。
置くだけ充電をネジ5本で固定します。
置くだけ充電に、ランクル300のオプションコネクタを接続して取り外したクランプを戻します。
あとはパネル類やシフトノブをもとに戻したら完成です。
30分程度で作業できます。
加工なしで純正ならではのフィット感です。
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【ランクル300】純正「置くだけ充電」取り付け方法 ~注意点~
ランクル300に純正「置くだけ充電」を取り付けるときの注意点について解説します。
養生をしっかりする
ランクル300の内装・インパネ類はとても繊細です。センターコンソールのパネル類を取り外す時、他のパネル等に引っ掛けて傷や汚れを付けないように万全の養生を行いましょう。特に、今回の場合はエアコン類のパネルも養生をおすすめします。
センターコンソールも必要があればしっかりと養生します。
無理な力を加えない
ほとんどのパネル類は爪で固定されています。そのため、正しい方向に引き抜かなければ破損するおそれがあります。インパネを外す際には、爪の向きや嵌合の仕方をよく観察して無理な力を加えないようにしましょう。