RX-8用の中古マフラーが入手できたので、交換してほしいという依頼が来ました。後期型モデルに前期型マフラー取り付けのようです。本記事では、RX-8のマフラー交換しながら、DIY作業時のポイントや前期型・後期型の違いなどについても解説してみます。
【RX-8】マフラーをDIY交換! ~交換作業のポイント~
DIY交換する際は、第一にケガしないこと、第二は効率を考える事、第三はアイディアを凝らすことだと考えます。
ケガしないように作業するのが一番大切
筆者は、マフラー交換をDIYでしてほしいと言われた際に、リアピースだけの交換だと思っていました。そこで、車にウマをかけて作業しようとしていました。
すると、おもむろに出てきたマフラーは、フロントパイプからリアピースまでの三分割ものでした。DIY作業する際は、安全を第一に作業する必要があります。車の下に入る場合は、必ずウマをかけて作業しましょう。
作業効率も考えて作業方法を選択する必要がある
一方で、作業効率も考えないとなりません。ウマにかけて安全に作業できたとしても、フロントパイプまでの交換は、時間的にかなり効率が悪いと考えます。
そこで安全で効率な作業をするためには、リフトアップする方法が一番だと考え、作業場所をリフト乗せに変更しました。
ちなみに最後のアイディアを凝らすとは、DIY作業時に色々な作業の工夫やパーツの工夫をすることが必要になるケースが多いと考えます。臨機応変に対応する必要が出てきます。
【RX-8】マフラーをDIY交換! ~交換作業手順~
ここでは、RX-8のマフラー交換をDIYで行っていきます。今回は、後期型モデルに前期型モデル用のマフラー取り付けをします。
現在つているナイトスポーツのマフラーを外す
まずは、現在ついているナイトスポーツのマフラーを一式外していきます。ユーザー曰く70パイ以上の内径なので、RX-8だとトルクが細くなり運転しづらかったそうです。
マフラーリングは、上記のようなツールがあると案外簡単に外せます。試してみると、確かに楽でした。これも時短だと感じます。
リアピースを外したら、中間パイプを外していきます。
中間パイプは、熱でボルトが固着している事が多いので、あらかじめ潤滑スプレーなどしておくことが大事です。今回はボルトの頭も減っていなかったので、比較的楽に回りました。
中間パイプを外し終わったら、触媒付きのフロントパイプを外していきます。こちらもボルトが熱で固着しているケースが多いと思います。
O2センサーが付いていますので、先にカプラーを外しておきましょう。
今回交換する全てのパーツが外し終わりました。ここまでの作業時間は、約一時間でした。
上記画像が、装着されていたマフラーパーツ一式です。3分割でも結構外すのに時間が掛かるなと思いました。
新しく付けるマフラー一式を移植する
新しく装着するのは、前期型のビーフリー製マフラーになります。外した時と逆の手順で取り付けしていけばよいのですが、もともとついていたガスケットなどは、新たに付けるものには適合しません。しっかり購入しておきましょう。
全ての取り付けが完了したら、排気漏れがないかなどのチェックをリフト上で行います。
そしてユーザーに試験運行してもらいます。
ユーザー曰く、音が良くなっただけでなく、トルク感が増して運転しやすくなったと言っていました。もちろん保安基準適合のマフラーですので安心です。
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【RX-8】マフラーをDIY交換! ~前期型・後期型の違い~
ここでは、RX-8の後期型と前期型でのマフラーの違いについて解説します。
O2センサーのコネクター形状が違う
今回の車は、RX-8の後期型です。解りやすいのは、後期型のテールは丸目4灯式だという点です。
後期型と前期型では、O2センサーカプラーの形状が違います。似てはいるのですが、全くはまりません。入れ替え作業が必要になります。
リアバンパーデザインがが少し違うため要対策
前期型のバンパーデザインと後期型のバンパーデザインが違うため、前期型バンパーを通常のマフラーリングで取り付けてしまうと、バンパーが干渉してしまいます。
そのためダウンマフラー用のバンパーリングを別途で4箇所分購入する必要があります。しっかり用意しておかないと、取り付けできない事態になります。
バンパーをカットしたりして装着する方法もなくはないのですが、かなり格好悪くなってしまう可能性があります。マフラーリングを用意してマフラー位置を下げる事が一番良い方法ではないでしょうか。