三菱で製造、販売しているeKスペースカスタムのエンジンオイルとフィルター交換を、DIYで作業しました。交換したeKスペースカスタムは、初代モデルです。本記事では、同モデルのエンジンオイルやフィルター交換手順や注意点などを解説していきます。
eKスペースカスタムのエンジンオイル・フィルター交換!(車紹介など)
ここでは、DIY作業前にeKスペースカスタムを少し紹介していきます。
eKスペースカスタムとはどんな車?
2代目eKスペース、eKスペースカスタムは、製造と販売は、三菱自動車ですが、開発は株式会社NMKVという日産と三菱の折半会社で行っています。軽EVモデルのSAKURAとeKクロスEVと同じ様な開発であると考えます。
一方今回エンジンオイル交換などする初代eKスペース、eKスペースカスタムは、設計から製造、販売まで三菱で行っています。大きく違う部分であると感じます。現在eKスペースカスタムは、絶版車となっています。
作業するeKスペースカスタムの履歴は?
今回作業したeKスペースカスタムは、2014年モデルでした。すでに9年が経過しているのですが、走行距離は、30000㎞程のようです。走行距離は少ないのですが、年に一回くらいのオイル交換のようです。
オイル交換は、走行距離だけでなく経過月数でも考えなければなりません。そのことを説明させて頂き、作業することにしました。
eKスペースカスタムのエンジンオイル・フィルター交換!(抜取り作業)
それでは、eKスペースカスタムのエンジンオイルを交換していきます。
eKスペースカスタムのエンジンオイルを抜く
まずは、現在入っているオイル量をチェックします。少し多く入っているような気がします。後でユーザーと話し合い、どのくらいのオイル量を注入するか決めていきます。
オイル量が多く入っていると、ブローバイ量が増えてしまうという症状が発生することが多いです。
それでは、まずオイルドレンを17㎜のメガネで外し、オイルを抜いていきます。何となく0W-20のサラサラした省燃費オイルが入っていそうです。
eKスペースカスタムのオイルフィルターを外す
次にオイルフィルターを外していきます。オイルフィルターカップとレンチを使用して外します。年に一回しかオイル交換していないということは、オイルフィルターは、二年に一回という感じです。上記画像をみると、フィルターが錆びています。
同モデルは、ドレンボルトとフィルターが近い所にありますので、作業は比較的楽な部類に入るでしょう。
eKスペースカスタムにオイルを注入
ドレンボルトを洗浄してから元通り取り付けます。その後新しいフィルターを取り付けしたら、オイルを注入していきます。
eKスペースカスタムのオイル量
- オイル交換時3.0L
- エレメント同時交換時3.2L
2.5L程のオイルを入れて、一度エンジン始動します。オイルフィルターにオイルが回ったら、いったんエンジンを止めて計測しながらオイル量を調整していきます。丁度3.1Lほどオイルが入ったところで、レベルゲージのHとLの2/3位まで来たので、オイル調整は終了です。
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eKスペースカスタムのエンジンオイル・フィルター交換!(注意点)
eKスペースカスタムのエンジンオイル・フィルター交換では、どの様な注意点があるのでしょうか?
オイルフィルターの直径が他の軽よりも少し大きい
一般的な軽自動車のオイルフィルターは、64㎜や65㎜といった直径が多いと感じます。筆者は、65㎜のカップをはめてみましたが、はまりませんでした。
同モデルでは、68㎜のオイルフィルターが採用されているようです。カップレンチを用意するときは注意したい部分です。
オイルフィルター交換時は3Lでは足りない
最近の軽乗用車は、3L位あればエンジンオイル量が足りるといった印象があります。eKスペースカスタムの場合は、オイルのみ交換であれば3Lで足りるのですが、フィルター交換もすると3Lでは若干不足すると考えます。