皆さんは、自分の車が「パンク」したことはありますでしょうか?パンク修理代は、数千円位はかかると思います。では自分で車の「パンク修理」はできるのでしょうか?本記事では、実際にパンク修理を行いながら、方法や注意点などを解説していきます。
自分で車の「パンク修理」はできる?「確認事項」
自分でパンク修理はできるものなのでしょうか?ここでは、自分でパンク修理するための「確認事項」などを説明します。
パンクしている所や理由を見つける
タイヤの空気が抜けてしまい、走行できないタイヤが1本あるとします。まずは、パンクしているのがどこなのかをチェックしましょう。
空気が抜けている理由が、釘やネジが刺さっているのか、そうではないのかというのをしっかり見てみましょう。
何も刺さっていないのに空気が抜けている場合は、抜けている場所の特定が難しくなります。何も刺さっていないのに空気が抜ける主な現象
- バルブ周辺またはバルブからエア漏れしている
- パンクの原因である釘などがすでに抜けて穴が見つけづらい
- ホイールとタイヤの密着部が密着していない(スローパンクチャー)
などがあります。
パンクした場所(位置)の確認
パンクしている理由が、釘だったとします。空気が抜けている場所が解ったら、次に確認していただきたいのは、釘の刺さっている場所です。
タイヤのトレッド面に刺さっているのであれば修理に差し支えないのですが、サイドウォール部や、トレッド面とサイドウォール部の間(ショルダー部)などの場合は、修理ができなくなります。
また釘やねじなどの細めの物が刺さっていた場合は、外側から修理が可能ですが、2㎝以上の亀裂パンクなどの場合は、修理ができない事が多くなります。
タイヤのパンク修理には上記のような修理キットを使用します。修理キットを一つ用意しておくと安心です。
自分で車の「パンク修理」はできる?「方法」
ここでは、実際に自分で車の「パンク修理」しながら、方法や小技的な話をしていきます。
パンクの原因となった異物を取り除く
パンクの原因となっている異物(釘やネジなど)を取り除きます。取るときは、ケガしないようにプライヤーなどで引き抜いて上げましょう。
スクリューマーを使用して穴を広げる
パンク修理キットに付属しているスクリューマーで穴を拡大してあげます。
穴を開けるときは、スクリューマーを最後まで挿入してあげると後々の作業が楽になります。
インサートニードルを使用して補修材を埋め込む
パンク修理キットに付属しているインサートニードルに、修理剤(セーフティシールなど)を取り付けておきます。中心に来るようにしましょう。
タイヤの空気は、異物を取り除くと抜けてしまいます。空気が抜けたままインサートニードルを差し込もうとすると上手くいかないことが多いようです。
一旦指定空気圧まで空気を入れてからインサートニードルを差し込むとやり易いと思います。
上記動画は、中々インサートニードルが入らないシーンです。空気圧を入れて行いましたが、大きな力がかなり必要なようです。数回差し込みを繰り返しました。
インサートニードルを抜き取ります。インサートニードルの先は、割れています。そのため補修剤をタイヤに残して抜き取ることが可能になります。
余分な補修材を切り取る
残った余分な補修剤を切り取ります。この部分は、多少タイヤよりもはみ出しても大丈夫とのことです。走行しているうちに削れるようです。
空気を入れて漏れがないか確認
タイヤの空気を確認し、エア漏れがないかチェックします。漏れていなければ、パンク修理は終了です。所要時間は、15分くらいでしょうか。
[PR]車検の予約は楽天Car車検!楽天ポイントゲット!
自分で車の「パンク修理」はできる?「注意点」
自分で車の「パンク修理」をする際の注意点などを解説します。
パンクの場所によっては修理できない
先述しましたが、パンクの場所や程度によっては、パンク修理出来ない物もあります。とくにショルダー部は、修理「出来る・出来ない」の判定が難しいので注意しましょう。
パンク状態によっては修理できない
パンク状態によっては、修理できないこともあります。筆者は、一度車庫のシャッターに使われる鍵が刺さったことがあります。トレッド面でしたが2㎝位の亀裂になり、修理不可になりました。
パンク修理キットなどで可能な修理は、あくまでも釘やネジなどの小径異物が刺さった時に有効であると考えた方が良いでしょう。