プリウス ZVW55(以下プリウス)は、トヨタが初めて量産したハイブリッドモデルの4代目になります。プリウスは、ハイブリッド専用車種です。本記事では、同モデルのバッテリーは、どのような規格が採用されているかや、交換方法などについて解説します。
【プリウス ZVW55】「バッテリー」交換方法・注意点 ~おすすめバッテリー~
まずは、プリウスの搭載バッテリーについてや、おすすめバッテリー紹介をしてみます。
【プリウス ZVW55】の適合バッテリーは?
車種名・型式・駆動 | 標準 | 寒冷地 |
プリウス・ZVW30・4WD | LN1 | LN1 |
プリウスは、ハイブリッドモデルです。そのためハイブリッド専用補機バッテリーが、標準搭載されています。また、標準・寒冷地とともに同じLN1です。
【プリウス ZVW55】のおすすめバッテリーは?
LN1というバッテリーは、ハイブリッドモデルに搭載されるバッテリーです。また、同バッテリーは、欧州規格になるので、日本以外の製造・販売のモデルも多くあります。
LN1には、通常バッテリーとは違い、排気口があります。この排気口の位置などが、日本車用設計になっていないことで、装着が大変なケースもあり得ます。LN1規格であっても、日本車専用設計のバッテリーをおすすめします。
【プリウス ZVW55】「バッテリー」交換方法・注意点 ~交換方法~
ここでは、プリウスのバッテリー交換方法などについて解説します。
【プリウス ZVW55】のバッテリー搭載場所は?
筆者は、勘違いをしていました。それは、プリウスなどのハイブリッド専用車は、補機バッテリーの搭載位置が、トランクなどエンジンルーム以外だと思っていた点です。
同モデルのバッテリーは、エンジンルーム内に搭載されています。ハイブリッドモデルであっても、色々なバッテリー搭載場所があります。なお、プリウスについては本記事で使用している「50プリウス」から、バッテリーの搭載場所がエンジンルームになりました。
【プリウス ZVW55】のバッテリー交換ではメモリーバックアップが必須
プリウスのバッテリー交換をした際には、下記のようなリセット作業が必要になります。
- ステアリングセンサ舵角中立点記憶:エンジンを始動して、平坦路でハンドルを左右にロックトゥロックして設定
- ステアリングセンサ0点補正:エンジンを始動して、35 km/h以上で5秒以上走行後、イグニッションをOFFにする
- バックドアオープナ初期化:ドアコントロールスイッチまたは電子キーによるアンロック操作する
メモリーバックアップを取得しておけば、上記のようなリセット作業は不要になります。また、ナビなどの電装品の初期設定も必要となります。
そのため、プリウスのバッテリー交換では、メモリーバックアップを取得するのが良いでしょう。プリウスのOBDⅡは、運転席右側のボンネットオープナー横にあります。
【プリウス ZVW55】のバッテリー交換方法
LN1は、欧州規格のため、バッテリー固定ステーが下にあります。ディープソケットなどを使用して緩めて外しましょう(12㎜)。
マイナスターミナルを緩めて外します。取り付け位置の関係から、そのまま10㎜ディープソケット+ラチェットで作業すると良いでしょう。
プラスターミナルを緩めて外します。こちらは、10㎜メガネレンチで作業できます。
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【プリウス ZVW55】「バッテリー」交換方法・注意点 ~注意点~
ここでは、プリウスのバッテリー交換で注意してほしい点について解説します。
【プリウス ZVW55】のバッテリーが上がったときは?
プリウスがバッテリー上がりした時は、上記の画像を参考にジャンプしてください。マイナスターミナルの接続場所が、指定されていることに注意しましょう。
【プリウス ZVW55】のバッテリー交換で必要な工具は?
50プリウスのバッテリー交換に必要な工具です。
- メモリーバックアップ電源ツール
- 12㎜ディープソケット
LNバッテリーは12mmボルトで固定されているステーで固定されています。そのため、取り外しには12mmソケットが必要です。
- ラチェットハンドル
ソケットとセットで使用します。
- 10㎜メガネレンチ
ターミナル取り外し等に使用します。