XV GT3(以下XV)は、スバルが手掛けていた小型クロスオーバーモデルです。スバルといえば、水平対向エンジンと精巧な4WD、アイサイトが特徴となっています。本記事では、XVのバッテリー交換方法や注意点などについて解説します。
【XV GT3】「バッテリー」交換方法・注意点 ~おすすめバッテリー~
XVに適合するバッテリー、おすすめバッテリーを解説します。
【XV GT3】のバッテリー適合は?
車名・型式・駆動 | 標準 | 寒冷地 |
XV・DBA-GT3・4WD | Q-85 | Q-85 |
XVには、アイドリングストップが装備されています。その為、アイドリングストップ車用バッテリーが標準搭載です。標準も寒冷地も同じサイズとなっています。
【XV GT3】のおすすめバッテリーは?
アイドリングストップ車には、アイドリングストップ車用バッテリーを搭載しないとなりません。エンジンのストップ&スタートが多いため、電圧降下や急速充電に耐える構造になっているからです。
通常のバッテリーより価格も高くなります。
【XV GT3】「バッテリー」交換方法・注意点 ~交換方法~
ここでは、XVのバッテリー交換方法について解説します。
【XV GT3】のバッテリー搭載場所は?
XVのバッテリー搭載場所は、エンジンルームの助手席側のフロントに装備されています。ちょうどウォッシャー液投入口の後ろにあります。
【XV GT3】はメモリーバックアップを取る必要がある
このXVには、アイドリングストップ機構など多くの電子装備が付いています。そのため、メモリーバックアップをしておかないと、多くのリセット作業などが必要になります。OBDⅡは、アクセルペダル上方に設置されています。
シガー電源は、センターコンソールの奥に設置されています。少し解りづらい位置にあります。XVの場合は、メモリーバックアップを取得するのが必須です。
【XV GT3】のバッテリー交換方法
バッテリー固定ステーに配線ケーブルがタップで止まっています。これを外してあげることが最初の作業です。細めのマイナスドライバーが、一番簡単でしょう。
10㎜ディープソケットとラチェットでバッテリー固定ステーのナットを緩めます。XVの場合は、エンジンルームのフロント部にあるので、比較的作業しやすいでしょう。
今後のカーメンテナンスなどを考えると、上記のようなーツールセットを購入しておくのも良いでしょう。
マイナス端子もプラス端子も10㎜のディープソケット+短めのラチェットで作業できます。こちらは、ディープでない普通のソケットでも十分です。
新しいバッテリーに取り替えたら、外した時と逆の手順で作業すれば交換終了です。
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【XV GT3】「バッテリー」交換方法・注意点 ~注意点~
XVのバッテリー交換では、どのような点に注意したら良いのでしょうか。
【XV GT3】はメモリーバックアップを取得しないと再設定が大変
XVは、メモリーバックアップを取得しないで作業してしまうと、下記のリセット作業が必要になる場合があります。
- ステアリングロック機構の初期化(キーレス&プッシュスタート)
- エンジン制御システムの初期化
- 電子スロットルの初期化
- パワーシートメモリーの初期化
- パワーウィンドウの初期化
などが必要になる可能性があります。
例えば、ステアリングロック機構の初期化は?
- セレクトレバーを“P”にします。
- プッシュエンジンスイッチを OFF にして運転席ドアを開→閉し、約 10 秒間保持します。
- システムが初期化され、ステアリングがロックします。
- ステアリングロックは、ハンドルを左右に振りながらプッシュスイッチで解除します。
メモリーバックアップを取得することで、上記のような初期化が必要なくなります。
【XV GT3】のバッテリー交換で必要な工具
XVのバッテリー交換で必要な工具は?
- メモリーバックアップ電源取得ツール
- 10㎜のディープソケット+短めのラチェット
- 10㎜のソケット
- 細めのマイナスドライバー
10㎜のメガネレンチがあれば作業自体はできるのですが、上記のようなツールの方が交換を楽にできるでしょう。