ワゴンRの点検をしていました。下回りを点検していたら、ATFのオイルパンにドレンが付いていました。近年モデルは、ATF側にドレンが付いてない車種が多いです。本記事では、MH23SワゴンRのATF交換しながら、定期交換の大事さも話してみます。
【ワゴンR MH23S】「ATF」交換方法 ~ワゴンRの場合~
ここでは、MH23SワゴンRのケースでのATF交換のしやすさなどについて説明してみます。
運よくドレンボルトが付いている
最近の軽自動車には、ATFのオイルパンにドレンボルトが付いていないケースが多いように感じます。
このMH23SワゴンRには、ドレンが付いていました。これは、DIYするものとしては非常にラッキーだと感じます。
上から入れる注入口も付いている
ATFを注入する際のフィラー部分もエンジンとフロントバンパーの間にあります。また注入するための口径も大きいので、こちらもDIYするのにはすごく楽な印象です。凄くフルードを入れやすい仕様だと感じます。
【ワゴンR MH23S】「ATF」交換方法 ~交換手順~
ここでは、MH23SワゴンRのATFを交換する手順を解説します。また、DIYでも簡単に交換できる方法などについても説明してみます。
ドレンボルトを緩めてATFを排出する
ドレンボルトが付いているのと、そうでないものとでは、DIY作業で大きく効率が変わります。付いていない場合は、フィラー側から器具やツールを使用して抜きとる必要があります。ドレンが付いていれば、そこから抜くだけで済みます。
上から抜けた分だけを補充する
このMH23SワゴンRは、CVTが採用されています。ATFは、6Lとなっています。すでに85000㎞走行していますので、全量交換のリスクはすごく大きくなります。
今回ドレンから排出されたフルード量は、2Lでした。1/3ですので、最初の交換としては丁度よいと感じます。
DIYでATF交換する場合は、全てのオイルをなるべく交換する方法よりも、全量の1/3くらいずつ交換する方が、トラブルが少ないと考えます。筆者は、今までこの交換方法でトラブルが起きた記憶がありません。
オイルを注入する場合は、上記のようなシリンダータイプを使用する方法があります。このくらいの値段であれば買いやすいでしょう。
さらに金額がもったいないという方は、上記のようなジョウゴを使用して入れるという方法もあります。ドレンから抜けた分だけを入れるので、計算も楽だと考えます。
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【ワゴンR MH23S】「ATF」交換方法 ~ポイント~
MH23SワゴンRのATF交換する際は、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。
走行距離が85000㎞なので一部交換で様子見
このMH23SワゴンRは、85000㎞の走行と先程お話ししました。新車から乗っている人であれば、交換履歴などを覚えていると思うのですが、中古購入などでは、履歴がわからない場合があると思います。
このモデルは、履歴がわからない状況でした。抜いたオイルを見てみると交換されていないかなという印象でした。
こういったケースでは、一気に6L近くのオイルを抜いたり入れたりして交換してしまうよりも、抜いた分だけ入れてあげて、しばらく走行しながら様子を見て、また交換するという対処療法的なやり方が良いと考えます。
定期交換することで車の調子が維持できる
今回は、6L中2Lの交換を行いました。しばらくしたら、また2L交換していき、数回この方法を繰り返すことで、ATFは、だんだん綺麗になると考えます。
綺麗になってしまえば、後は年に一回くらい2L交換することで車の調子が維持できると感じます。