車のエクステリアを綺麗に見せる、防汚方法の一つに、コーティングという方法があります。現在のコーティングには、いろいろな種類があります。本記事では、コーティングの種類などを解説しながら、自分で施行しやすいコーティングについてお話します。
車のコーティングの種類について解説!【油脂製ワックスコーティング】
昔からあるコーティング剤と言えば、油脂製のワックスコーティングといえます。
油脂製ワックスコーティングの効果と耐久性
油脂製ワックスコーティングには、撥水性の高いものが多いと考えます。また固形と液体が多いです。有名なのは、カルバナロウを使用したものです。
油脂製という特徴から、撥水を得意としている物が多く、油脂製の特徴となる奥行きのある艶が出ることが魅力です。一般的には、1か月から1.5か月くらいの耐久性があると思います。
油脂製の液体ワックスも多く存在します。
効果は、固形とほぼ同様ですが、液体の場合は、撥水性と親水性の商品が多く販売されています。
油脂製ワックスコーティングをDIY施工する際の難易度
油脂製ワックスコーティングは、綺麗に洗車して水気をしっかり取り除きワックスを掛けてふき取るといった手法が一般的です。
特に難しい作業ではないのですが、しっかり施工しようとすると一日がかりで作業している人もいます。難易度というよりは、体力勝負といったイメージがあります。
車のコーティングの種類について解説!【樹脂製ワックスコーティング】
樹脂製のワックスコーティングも比較的古くから販売されています。
樹脂製ワックスコーティングの効果と耐久性
樹脂製に使用されている素材には、ポリマーやシリコンといった素材が多いです。耐久性は、1か月から数か月と比較的長い耐久性をうたっている商品が多いように思います。撥水、疎水、親水のラインアップがあります。
樹脂製ワックスコーティングをDIY施工する際の難易度
樹脂製ワックスコーティングには、水性のものも多いです。そのため洗車してふき取らなくても、濡れたままスプレーして拭き取れば良いという商品もラインアップしています。
施工は簡単だと思うのですが、耐久性が実際に数か月持つという商品はあまりないと思います。これは、筆者が使った感想です。
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車のコーティングの種類について解説!【ガラス系コーティング】
ガラス系コーティングについて説明していきます。
ガラス系コーティングの効果と耐久性
一般的なガラス系コーティングは、ポリマーなどの樹脂製素材にケイ素系のガラス繊維などを盛り込んでいる商品が多いと考えます。
樹脂製ワックスコーティングよりも耐久性が高く、施工は同じ様な手順になっている物が多いです。撥水、疎水、親水性がラインアップしています。
ガラス系コーティングをDIY施工する際の難易度
樹脂製ワックスコーティングと同じ様な施工手順が多いので、難易度はそれほど高くなく施工できるのではないでしょうか。
ガラス系コーティングは、紫外線劣化が発生します。定期的なメンテナンスをしないとスポット染みなどが発生しやすいと思います。
車のコーティングの種類について解説!【ガラスコーティング】
ガラスコーティングについて解説します。ガラス系との違いにも少し触れてみます。
ガラスコーティングの効果と耐久性
ガラスコーティングは、主に二酸化ケイ素の被膜を作り、ボディをガラス繊維でしっかり完全硬化するコーティング方法です。ガラス系コーティングとは、ガラスという素材自体は近いものがありますが、完全硬化させる点で大きく違います。
新車などの輝きを長持ちさせるために、施工する方も多いと思います。一般的に一度施工すると1年から数年の耐久性があると言われています。滑水、疎水性の商品が多いと考えます。
ただしガラスコーティングは、水道水・融雪剤などのカルシウムとの親和性が強いため、適切なメンテナンスをしないとスポット染みなどが発生しやすい特徴があります。
ガラスコーティングをDIY施工する際の難易度
ガラスコーティングは、施工する前の下地処理などが非常に重要になります。とくに中古車などの場合は、この工程がおろそかになるとムラやシミなどに直結します。
また商品の多くが、2液性となっていて、DIYで施工するにはかなりの技術が必要な商品が多いと思います。一度失敗してしまうと完全硬化するタイプなのでやり直しも大変です。
ガラスコーティングは、プロ施工だと5万円〜8万円(国産新車)ほどかかります。結構高額とも言えます。
近年では、難しいと言われているガラスコーティングにも比較的施工しやすい商品もラインアップしてきています。
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車のコーティングの種類について解説!【セラミックコーティング】
近年主流になりつつあるのが、セラミックコーティングです。
セラミックコーティングの効果と耐久性
セラミックコーティングは、現在のガラスコーティングの性能を全てアップデートしている点がポイントです。
ボディの被膜形成は、ガラスコーティングの数十倍です。それに併せて、耐久性や耐紫外線性能も格段に高いといえます。滑水、疎水性の商品が多いと考えます。
ガラスコーティングとの大きな違いは、イオンデポジットの固着率が低く、厚い皮膜でボディを守ってくれる点です。
セラミックコーティングをDIY施工する際の難易度
完全硬化型のセラミックコーティングは、施工手順がかなりあります。そのため施工は、プロに任せた方が安心といえます。失敗するとかなりの被膜が形成され、コンパウンドで落とさないと落ちないくらいです。
ただしプロが施行すると云う事は、かなり費用が掛かると云う事です。車のサイズにもよりますが、100,000円~200,000円といった価格帯が多いと思います。
近年では、スプレー式のセラミックコーティング剤というのも販売されているようです。イメージは、セラミック系コーティングという感じです。完全硬化させる商品ではないので、施工は楽ですがプロ仕様とは全く違う商品と考えた方が良いでしょう。
しっかりと車を守りたい方は、迷わずセラミックコーティングを選ぶと良いでしょう。降雪地帯在住では、ガラス系、ガラスコーティングよりも、樹脂製ワックスコーティングの方が安全でしょう。
車のコーティングの種類について解説!【水のはじき方】
先述でできたワードである撥水性、親水性、滑水性、疎水性について少し触れてみます。
撥水性コーティング
撥水性とは、一番わかりやすいのはボンネットに綺麗に水の球ができる状態のことを言います。
親水性コーティング
親水性とは、ボディに水の膜を作るようにしっとりと濡れている状態です。濃い色の車に使うことで、雨染みなどが目立たなくなるようになります。
滑水性・疎水性コーティング
滑水性、疎水性とは、ボンネットに水を掛けると、水が滑り落ちていきボディに付着しない性質です。