スバルレガシィのホースが汚れてしまい、何やらオイルも滲み始めていると相談がありました。水平対向ツインターボエンジンの熱量は大きいようです。本記事では、レガシィのインタークーラーホース交換しながら水平対向エンジンの特性などについても解説してみます。
【スバル レガシィ】インタークーラーホース交換!~水平対向の熱量~
ここでは、水平対向エンジン特性などについて解説してみます。
水平対向エンジンでターボ車の熱量はすごく高い!?
水平対向エンジンは、180度バンク角(水平対向)となったレシプロエンジンです。普通の直列4気筒エンジンなどと違い、エンジン上部にスペースを作ることで、エンジン上に補機類などが装備されています。
特にツインターボは、エンジン後部左右に設置され、さらにエンジンのほぼ後方上部にインタークーラーが搭載されています。
こういった環境のため、エンジンの熱がそのまま上部に伝わりやすい構造であると感じます。
ホース類などの劣化が非常に早いと言える
レガシィB4に採用されているインタークーラーホースは、すごく肉厚で上質なホースが採用されていると感じます。
それは、エンジン特性である熱量からのホース劣化を防ぐためです。しかしながら、経年劣化や走行距離などによって、どうしても劣化が早まると言えるでしょう。
ターボからのオイルが多いケースもある
上記画像のように、ターボからオイルがにじみ出ているケースも多くなります。劣化したホースからオイル漏れするという可能性が高いです。今回もオイル漏れしている状況でした。
【スバル レガシィ】インタークーラーホース交換!~取外し手順~
純正インタークラーホースを取り外す手順を、ここでは紹介していきます。
タワーバーなどの周辺パーツを取り外す
まずは、ホース交換で邪魔になるものをすべて取り除きます。純正タワーバーを最初に取り外します。その後、上記画像にあるホース類を外します。最後にインタークラーを止めているボルトを2本外せば、第一段階は終了です。
ホースバンドを全て緩めてボルトも緩めてインタークラーを外す
インタークーラーホースのホースバンドを緩めてしまいます。インタークーラーホースだけでなく、真ん中にあるインマニホースのバンドも緩めましょう。
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【スバル レガシィ】インタークーラーホース交換!~取付け手順~
それでは、新しいホースを取り付ける方法などを解説していきます。
純正パーツが欠品!?サムコの車種別設定で対応
本当は、純正ホースを入手したかったのですが、すでにメーカー欠品となっており、オーダー生産もしていないとのことでした。
そのため今回は、サムコで車種別設定されているホースを購入することにしました。インタークーラーホースとインマニ用ホースの3点セットで20000円ほどしました。
外した時と逆の手順、同じ位置でホースバンドが締め付けられる向きになるように作業します。
そしてインタークーラーを外した時と逆の手順で取り付けしていきます。角度が合わなかったりすると、再度調整する必要があります。
無事にインタークーラーホースとインマニホースの交換が終了しました。エンジンを始動し、ターボ稼働させながら不具合がないか確認して終了です。
サムコからは、ホース専用バンドが販売されています。このバンドは、全てステンレスの板素材で出来ていて、ホースバンドにも特徴があります。均一にホースが締まっていくような構造をしています。
ただ1セット分購入すると、10000円近くかかりました。
作業は逆の手順ですがなかなか難しい取り付けになることが多い
インタークーラーホース交換は、外した時と逆の手順で行うという単純な作業です。しかしながらレガシィでは、かなり奥まったところにインストールされていることや作業スペースが狭いことなどで、かなり難しい作業になる確率が高いといえます。