ワイパーが動かない故障は、運転するドライバーの視界を著しく妨げることにつながってしまいます。事故などの確率も高まってしまうことから、早急に対処しなければならない故障です。本記事では、ワイパーが動かなくなった原因などを解説しながらDIY修理していきます。
ハイエースのワイパーが動かない！？(ハイエース情報と原因調査)
今回修理するハイエースの情報やワイパーが動かない原因などを解説します。
ワイパーが動かなくなったハイエースの情報
平成19年ハイエース ワイド スーパーロングです。すでに走行距離も250000キロと多くなっていて、一度もワイパー関連の故障修理がなかったようです。さすが、ハイエースです。かなり丈夫であるとも考えます。
ハイエースのワイパーが動かない原因調査
200系ハイエースは、ボンネットが開きます。まずは、ワイパーアームを外します。14㎜のボルトで止まっています。ボンネットを開くとワイパー機構を収納しているガーニッシュがクリップで止まっているので、外して取り除きます。
するとワイパー機構が見えます。さて検査します。するとモーター側のリンクがすでに外れていました。このためモーターが回っても、ワイパーが動かないという結果になっていました。
早急に終わらせないと、仕事遅延してしまうとのことで、リンクを仮止めしてパーツが届くまで我慢して使用してもらうことにしました。そして、部品が届いたら交換する了解を得ました。
ハイエースのワイパーが動かない！？(ワイパーリンク機構交換手順)
ハイエースのワイパーリンク機構を交換していきます。
ハイエースの故障ワイパーリンク機構を外す
検査した時と同じように、ワイパーリンクが見えるようにワイパーアームやガーニッシュを外します。すると14㎜のボルト2か所を外すだけでワイパーリンク機構は、外すことが可能になります。
ハイエースの新品ワイパーリンク機構に取り換える
上記が、新品のワイパーリンク機構です。重要な役割を果たしているのですが、非常に簡易な構造で作られているのがわかります。簡単な作りのほうが壊れづらいというのが良くわかります。新品で10000円くらいでした。DIYで可能な修理だと思います。
ワイパーリンクを外して、モーター部を新品のワイパーリンク機構に取り付けます。ワイパーモーターは、10㎜のボルト2本で止まっています。2か所を外すとワイパーモーターは取れます。
外した時と逆の手順で、ワイパーリンク機構を所定の位置に収めていきます。しっかり収まれば、二か所のボルト穴位置にピッタリ合うはずです。合わない場合は、収め方がどこかで間違っていることになるので再度確認しましょう。
ワイパーリンク機構を試験稼働する
修理作業で大事なことは、直したところきちんが直っているかを、作業内で一番確認しやすく手直しのしやすいところで確認する点です。
ワイパーリンク機構の場合は、ガーニッシュやワイパーアームを取り付ける前に稼働状況を確認するとよいでしょう。
上記の動画のように問題なく稼働してくれています。取付不備等もなさそうです。試験稼働が終わりましたので、ガーニッシュやワイパーアームを取り付けて作業完了としました。
最終チェックをしているのが、上記動画です。ワイパー自体は、非常にしっかりと動き、しっかりと直ってくれてます。
動画の最初のほうでウォッシャー液を出しているのですが、このウォッシャー液がフロントガラスに当たらず、ルーフの上を飛び越えるくらいまで飛んでしまっています。
これでは、ワイパーの役目が果たせません。そこで、ノズルの方向調整をしていきます。これが意外に時間がかかる作業となってしまいました。
ノズルを下げれば、ワイパーにあたってしまう。少し上方修正するとフロントガラスより上に行ってしまうというのを何回も繰り返し、ようやくフロントガラスにしっかり当たるようになりました。
この調整をするのに30分以上かかってしまったと思います。ワイパーリンク機構交換が、30分くらいでしたのでほぼ同じだけかかったことになります。
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ハイエースのワイパーが動かない！？(ワイパーが動かないと)
自動車の不具合で意外と多い部品が「ワイパー」です。
ワイパーは視界を確保する重要なパーツ
ワイパーリンク機構は単純な構造ですが、機能しなくなるとワイパーが稼働しないため運転者などの視界を著しく悪くしてしまいます。
場合によっては事故などの痛い目に合うので、故障したときは早急に修理してあげる必要があるでしょう。
ワイパー機構は歴史あるパーツなため壊れづらいのだが・・・
今回は、リンク機構が故障しただけでしたが、モーター故障のほうだと20000円近くパーツ代がかかります。ということは、両方交換すると、パーツ代だけで30000円ほどになります。DIY交換することで、安く済ませることも可能ですね。
