スバルレガシィを大事に乗ってる方から、エンジンオイルとフィルター交換の依頼が来ました。ずっと大切にしていることから、交換には出来る限りの注意をしました。本記事では、レガシィのエンジンオイルとフィルター交換しながら、注意点などについて細かく解説します。
スバルレガシィのエンジンオイルとフィルターをDIY交換【抜取り編】
まずは、レガシィのエンジンオイルとフィルターをDIY交換していきます。ここでは、オイルの抜き方やフィルターの外し方もお話しします。
アンダーカバーを外す必要がある
レガシィは、エンジンオイルのみを交換する場合はアンダーカバーを外さなくてもできるのですが、フィルター交換する際は、アンダーカバーを外さないと作業できません。
まずは、12㎜で止まっているボルトとプラスネジで止まっているネジを外して、アンダーカバーを外してしまいます。
スバルモデルの中には、ボンネットを開けたらフィルターが交換できるモデルもあります。
エンジンオイルを抜き取る!
17㎜のメガネを使用して、ドレンボルトを緩めてオイルを抜いていきます。メガネの使い方は、グーっと力をかけるのではなく、「パンっと」はたくようにしましょう。
オイルフィルターを外す
次にオイルフィルターを外していきます。筆者は、いつも上記画像のようなカップ式のフィルターレンチをなるべく使用するようにしています。しっかり締め緩めが出来ます。
下向きについているので、緩めると結構な量のオイルが漏れ出てきます。衣服などを汚さないように注意しましょう。作業は、なるべく綺麗にやるのが基本です。
スバルレガシィのエンジンオイルとフィルターをDIY交換【交換作業編】
ここでは、ドレンやフィルター装着、オイル量などを確認するところまでをお話します。
ドレンボルトを閉める
ドレンボルトを締めます。レガシィのオイルパンは鉄製です。ネジ山が舐めづらいのですが、締め付けすぎには注意しましょう。閉める際も「ギューッと」閉めるのではなく。「キュキュ」と締め付けると良いでしょう。
オイルフィルターを取り付ける
オイルフィルターを取り付けます。出来るだけ手で締まるところまで作業します。その後カップレンチを使い、締め付けすぎないように増し締めしましょう。
オイルフィルターは、オイル交換二回に1回のペースで行うと良いでしょう。エンジンオイルのみの交換を続けると、エンジンに甚大なダメージの出る異物が、エンジン稼働部に購入する可能性が高まります。
とはいえ、1万キロもオイル交換しないという方は、二回に1回では良くないと思います。走行距離に応じた適切なフィルター交換をしましょう。
新油を入れてエンジンをかける
新油を入れていきます。このモデルは、フィルター交換をすると4.5Lの交換容量となっています。一度エンジンを掛けて、オイルがフィルターに回るようにします。
車を大事にされているとのことで、今回は上記のエンジンオイルをチョイスしました。ASHのオイルは、高いと思うかもしれませんが、このオイルを入れて壊れたという方には出会っていませんので、安心して使えるオイルの一つと感じます。
オイル量をチェックして各部の漏れなどがないかも確認する
スバルでは、エンジン始動後5分以上たってから計測するようにと取扱説明書などに記載しています。しばらく放置してから、オイル量をチェックします。
筆者は、ユーザーにオイル量をどのレベルまで入れるか聞くようにしています。
- Fラインぎりぎりまで入れる
- Fラインより5㎜ほど下まで入れる
- FとLの真ん中まで入れる
筆者は、Fラインぎりぎりまで入れることに少し抵抗があります。それは、ブローバイの量が増加することと、そもそもエンジンが暖まると、オイルの膨張が起きるので、エンジン停止して5分経過してもFラインをオーバーする可能性があるからです。
そのため、ユーザーの嗜好を確認してからオイル量を調整するようにしています。筆者自身は、Fラインより5㎜ほど下までオイルを入れています。
[PR]車検の予約は楽天Car車検!楽天ポイントゲット!
スバルレガシィのエンジンオイルとフィルターをDIY交換【ポイント】
ここでは、レガシィのエンジンオイルとフィルター交換を通じて、交換時に注意してほしいポイントを解説します。
オイルフィルターのシールパッキン部にオイルを塗布する
今回使用した日産サブブランドのピットワークフィルターは、フィルターシールパッキン部にグリスなどが塗布されていない乾いた状態でした。
筆者は、フィルター取り付けの際に必ずオイルなどをシール部に塗布して装着しています。シールパッキンの不用意なヨジレを防ぐためです。
オイル注入量には注意しましょう
オイル注入量を間違ってしまい、Fラインを超えて調整してしまうと、ドレンボルトを緩めてオイルを抜き取るか、上抜き機械を使用して抜き取らないとなりません。
オイルを注入するときは、一気に指定量を入れるのではなく、規定量よりも少なめに入れて調整しましょう。