シートベルトにあるボタン!?なんであるの?シートベルトのアレコレ

シートベルトは、乗車している人の命を守る重要な装備の一つですね。シートベルトパーツの中でボタンみたいな装備は、一体何のためにあるのでしょうか?本記事では、シートベルトにあるボタン=ストッパータングの役割やシートベルトの歴史や効果などを解説します。

目次

シートベルトにあるボタンって?

シートベルトの謎のボタン

シートベルトに採用されているボタンみたいな物は、どんな名称でいつから採用されているのでしょうか?

メーカーなどによっても少し名称が違う

筆者は、シートベルトに付いているものを「ボタン」と呼んでしまいましたが、本当の名前を知っている方はいますでしょうか。

いろいろ調べてみると、シートベルトバックルストッパー・シートベルトストッパーボタン、さらにはバックルストッパーボタンなどと呼ぶという方もいるようです。

そこで純正パーツリスト(トヨタ)をみてみると、ストッパータングと記載してありました。どうやら正式名称を、ストッパータングとすれば一般的だろうと結論付けました。

3点式シートベルトになったから採用された

一昔前(昭和40年代ごろ)までは、現在の三点式シートベルトではなく二点式シートベルトでした。このような時代では、ストッパータングの必要性はなかったのかもしれません。

現在では、ほぼ全車種が三点式シートベルトを採用しています。日本車では、法規上この三点式シートベルト装備が必須でもあります。こういった背景からもストッパータングは必要不可欠なパーツであるといえます。

それは、シートベルトをはめる為のタングが行方不明にならないためです(後述紹介)

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シートベルトの役割をパーツごとに解説

シートベルトを装着

シートベルトは、複数のパーツで構成されています。ここでは、それぞれのパーツの名称や役割を紹介します

シートベルトのバックルの役割?

バックル

シートベルトを止めるパーツの中で、シートわきに設置されているパーツをバックルと言います。赤いボタンを押すことで、シートベルトの解除ができるような仕組みです。

シートベルトのタングの役割?

タング

一方シートベルト側に付属していて、バックルにはめるパーツのことをタングプレートと言います。タングプレートは、しばしばタングと省略されて使用されているようです。

シートベルトのストッパータングの役割?

ストッパータング

ストッパータングは、タングプレートが下までずり落ちてしまうのを防いでくれるためのストッパーの役割をしているパーツです。

もしタングプレートが下まで落ちてしまったら、シートベルトを装着したいときになかなか見つからず、シートベルトの装着が非常に難しくなります。

またシートベルトは、ある程度の長さがあります。もしこのパーツがないとしたら、伸びるところまで引っ張らないと、シートベルトが装着できない可能性も起きえます。

ストッパータングは、小さいパーツながら非常に重要な役割を担っていると言えるのではないでしょうか。

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シートベルトの歴史や「アリアリ」な情報!

シートベルトの歴史

ここでは、シートベルトの歴史などを紹介しながら、シートベルトにまつわるアリアリな情報も掲載していきます。

シートベルトの歴史って長いの?

1899年イギリスで2名死亡の自動車事故が発生したことで、シートベルトが考案・開発されたとされています。事故内容は、車内から人が放り出されてしまったという内容でした。1900年代中盤になり、一般車にもシートベルトが徐々に採用され始めました。

日本では、昭和26年にシートベルトの車両設置がスタートしています。その後アメリカで1969年に設置の義務化が図られ、日本も併せるように設置義務化の道を歩みました

1975年以降の日本モデルからは二点式ではなく三点式シートベルトの設置とすることに変更されています(一部オープンカーは二点式も〇)。

現在の日本の法律において、運転席・助手席のシートベルトは、原則着用義務が必須となっています。さらに2008年からは高速道路上での後部座席のシートベルト装着の義務化も制定されています。

シートベルトの世界基準は、現在多くの国で着用義務化が図られているようです。このことをみてもシートベルトの重要性が解りますね。

シートベルト装着義務化によって!

現在のシートベルトは、助手席側にもシートベルト装着ランプがついています。場合によっては、後部座席に座った際にもランプや警告灯が鳴るモデルもあります。

筆者は仕事で経験しているのですが、助手席に書類などの荷物を置いてしまうと、助手席のシートベルトランプや警告灯が鳴ったりしてしまいました。

以前は、シートベルトのバックル部分とタング部分が接合された際に、中に組み込まれているセンサーが働きランプなどが消えるという仕組みが多かったのです(今でもあります)

現在は、シートに重量センサーが付いていて反応するというモデルも増えています。特に助手席の場合は、子供も乗車するという事を前提に設定されていることから、比較的軽量(10㎏未満)のものでも反応することが多いようです。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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