ハイゼットの定期点検をしていたら、タイヤにガタが出ている事に気付きました。タイヤにガタが出ているということは、足回りに異常がありそうです。本記事では、ハイゼットのロアアームを交換しながら、交換の注意点などについて解説していきます。
ハイゼットのロアアームにガタが出ていると?
ロアアームにガタがある時は、どの様な問題点があるのでしょうか?
ロアアームのガタは車検で不合格になる
上記動画は、タイヤを外してゆすっているので、少し動きが少ないのですが、タイヤを付けた状態でゆすると、すごく大きく揺れます。
この状態では、車検も通りません。
ロアアームが外れると走行不能になる
ロアアームにガタが出ていると、段差などで「ガコン」などと異音がします。この段階で早々に修理するのが良いでしょう。
またロアアームとナックルの接合部(異音場所)は、ボールジョイントになっています。そこにはブーツが使用されています。このブーツを定期交換することで、ロアアームはすごく長寿命になるでしょう。
ハイゼットのロアアームをDIY交換してみる!!
それでは、DIYでロアアーム交換をしていきます。
ハイゼットの故障したロアアームを外す
ハイゼットのロアアームは、三カ所で止まっています。2箇所は、19㎜のボルトナットで、一か所は、ロアアームボールジョイント部のナットです。
できればインパクトレンチがあると楽でしょう。
無いときは、メガネレンチにパイプを掛けるくらいの力が必要になります。
さてボールジョイント側は、スペースが狭くちょっとやりづらいと思います。スパナなどで作業すると舐めてしまう可能性があるので、薄口メガネなどで作業するのが良いでしょう。
ロアアームボールジョイント部は、ナックルとしっかり接合されています。
この部分は、サビなどで固着しています。
切り離す必要があるのですが、ハイゼットの場合は、上記のようなツールを使うと便利でしょう。
ハイゼットに新品ロアアームを取り付ける
逆の手順でロアアームを取り付けていきます。
ロアアームのボルト類は、全て仮付けの状態にします。その後パイプなどを使用し、1G状態で増し締めしていきます。
この作業をしないで、本締めすると高確率でブッシュ周辺から「カコン」と異音がします。
ロアアームボールジョイント部に、抜け防止ピンを取り付けて、作業は終了です。約40分くらいでしょうか。
足回りは、重要保安部品です。DIY作業が不安な方は、プロに任せると良いでしょう。
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ハイゼットのロアアームをDIY交換する【注意点】
ハイゼットのロアアームをDIY作業するときの注意点などについて解説します。
ロアアームにガタが出ると異音が出る【早期交換】
ロアアームにガタが出ると、必ず段差などで異音がしてきます。これは、ロアアームだけでなく、足回りに使用されているタイロッドエンドやスタビリンク等でも起きます。
こういった異音の際は、放置して良い事はありません。しっかり点検して、ダメな部分を早期に交換すると良いでしょう。
ハイゼットの場合はピットマンアーム式でボールジョイントを外す
先程少し触れましたが、ロアアームボールジョイント部は、上記のようなよくあるタイロッドエンドプーラーが使いづらい構造になっています。
ピットマンアーム式のボールジョイントプーラーがあると作業が楽でしょう。ハイゼットのロアアーム交換では、この工具が一番良い気がしました。
ロアアームは、異音などが発生してしまうと、本体丸ごと交換するしかありません。しっかり交換して異音のない車ライフを送ってください。