「ボンネット」が開かないときの原因と対処法

皆さんは、突然ボンネットが開かないとき、かなり焦ってしまうのではないでしょうか?ボンネットが開かない時の原因は、その構造上単純なケースが多いと考えます。本記事では、ボンネットが開かない時の原因と対処法などをケース別に解説していきます。

目次

「ボンネット」が開かないときの原因と対処法~ケース①~

ボンネットが開かない

ボンネットが開かない原因と対処法ケース①を紹介します。

引きごたえありでしっかりボンネットオープンレバーが元に戻るケース

ボンネットオープンレバーがしっかり手ごたえがあり、引いたり戻したりできる状態の時は、ボンネットを開けるためのワイヤーはしっかり稼働しているケースが多いと考えます。

対処方法は?

ボンネットチャック部

ボンネットの隙間に手を入れて、強めの力で引き上げてください。この作業でボンネットの開閉ができれば、しばらくボンネットを開閉していなかったことによる固着が原因であるといえます。

またしばらく開閉しないと、同じ症状が出る可能性があるので、潤滑油などでスムーズにしておくと良いでしょう。

もしボンネットが開かなかった場合は、二人で作業する方法があります。一人がボンネットオープンレバーを引っ張り続けて、もう一人がボンネットの隙間に手を入れてボンネットを押し上げる動作を行います。

この作業でボンネットが開いたときは、最初と同様に再固着しないように潤滑油をスプレーしておくと良いでしょう。

もしこの作業をしても開かない場合は、ボンネットオープンワイヤーかボンネットロック部分、またはその両方が破損している可能性もあります。修理工場で直してもらいましょう。

あわせて読みたい
「車検証」がない!どこにあるか分からない時はここを探す【定番保管場所】 あると思っていた車検証が見当たらなくなったら、皆さんも非常に焦ってしまうのではないでしょうか?車検証は、基本的に車載しておくものです。本記事では、車検証の保...

「ボンネット」が開かないときの原因と対処法~ケース②~

ボンネットオープナー

ボンネットが開かない理由で比較的多い症状をケース②として紹介します。

引いている感じはあるがレバーが元に戻らない場合

ボンネットのレバー

引いている感じはあるけれども、ボンネットオープンレバーが戻らない場合は、ボンネットオープンワイヤーの劣化による伸びやロック部分の硬い固着、その両方が考えられます。

対処方法は?

このケースでは、2人で作業するのが望ましいでしょう。一人がボンネットオープンレバー裏についているワイヤー自体をペンチで引っ張ります。ペンチで引っ張りながら、もう一人がボンネットの隙間からボンネットを強く引き上げます。

もしこの方法で開いたとしても、また開かなくなる可能性があるので、修理工場でワイヤーやロックの修理をしてもらいましょう。

この方法で開かない場合は、残念ですが修理工場に持っていきましょう。ワイヤー破損やロック破損の可能性が高いです。

あわせて読みたい
【車検】追加整備が発生しやすい部品!費用を抑えるには? 車検の際は、12か月・24か月法定点検が行われます。そして車検時の費用で差が出る部分は、予期していなかった追加整備ではないでしょうか。本記事では、追加整備の発生...

「ボンネット」が開かないときの原因と対処法~ケース③~

ボンネットオープンレバーが反応しない

ボンネットオープンレバーが全く反応しない時のケースを③として解説します。

引いている感じもなくボンネットオープンレバーが元に戻る感じもない

引くのも戻すのも全く感覚がないケースでは、ボンネットオープンワイヤーが断裂していたり、外れたりしている可能性があります。

対処方法は?

ワイヤーが切れている場合は、どうしようもありません。工場で修理してもらいましょう。

ワイヤーがボンネットオープンレバーから外れている場合は、ボンネットオープンレバーに再度取付します。その後症状が直るのかは、ケース①〜③のどの状態なのかによって、対処方法が変わると考えます。

反応が全くないケースは、かなり重症な状況が多いです。あまり迷わず修理工場に入れるのが安心です。

「ボンネット」が開かないときの原因と対処法「ポイント」

ボンネットを開けるレバー

ボンネットが開かない時の原因と対処法でのポイント紹介をします。

原因は大別して3種類になるので対処方法も3方法

最初にお話ししたのですが、ボンネットが開かない理由は、大きく分けて3種類になります。この三種類の原因によって、若干対処方法が変わるといえます。

対処方法で解決しない場合は修理工場へ!

ボンネットは、基本的にボンネットオープンレバーを引っ張ることで、ワイヤーが引かれ、ロックが解除される仕組みです。基本的な構造は単純といえます。ただし、開かないということは、この機構に異常が出ているケースです。

あまり無理して開けようとすると、ボンネットに傷が付いてしまうこともあるので、修理工場へ依頼することが望ましいでしょう。

もちろん修理工場でも同じ様な方法で、ボンネットを開けようと試みます。ユーザーの方と同じように簡単に開かないケースもあります。

プロが行う場合は、フロア下からアクセスしたり、グリル側からアクセスしたりユーザーさんでは行えない開け方も出来ます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

目次