軽自動車のエンジンオイル交換は、3000㎞〜5000㎞が良いと考えます。今回は、丁度5000㎞程走行したN-VANのエンジンオイル&フィルター交換をしてみました。エンジンオイルやフィルター交換は、どの様にするのがベターでしょうか?本記事で交換方法などを解説します。
N-VANのエンジンオイル&フィルター交換【DIY作業】
早速、N-VANのエンジンオイル&フィルター交換を行っていきます。
エンジンオイルをしっかり抜く
まずは、17㎜のメガネレンチを使いドレンボルトを緩めていきます。17㎜のメガネを叩くように緩めると簡単に緩むと思います。
ここでのポイントですが、メガネレンチをじわーっと回して緩めるのは避けましょう。「一瞬衝撃を与える」ように緩めるのがポイントです。
とにかく古いオイルをしっかり抜き切ることが大切です。5000㎞走行したエンジンオイルは、かなり汚れている状況でした。
軽自動車は、普通車とは違い常用回転域が高めです。またオイル容量も3L位と少ないのでエンジンオイルが酷使されると感じます。
オイルフィルターを外してオイルをしっかり抜く
オイルフィルターは、カップ式オイルフィルターレンチなどを使用して取り外しましょう。
筆者は、カップ式のオイルフィルターレンチが一番作業性が良いと考えます。とくにN-VANのようにオイルフィルターレンチ周りが広いモデルには、便利であると推察します。
オイルドレン&フィルターを装着
とにかくオイルをしっかり抜くことが大切です。そのため30分以上は放置すると良いでしょう。よく大手カー量販店でドレンボルトを外して5分くらいで元に戻す光景を見るのですが、筆者的には「良くないな〜」と思ってしまいます。
※オイル総量の95%位交換されれば、性能に問題ないエンジンオイル交換ができるという考え方もあります。
オイルを注入する
N-VANのオイル量は、オイル交換のみで2.4Lで、フィルターも交換する場合は、2.8Lとなっています。
2.5L位のオイルを最初に注入して、レベルゲージで様子を見ていくことにします(結果的には、2.8Lしっかりオイルが入りました)。
少しエンジンを回してオイルフィルターにオイルを循環
エンジンオイルを注入したら、レベルゲージの上・下限の範囲内にあるかチェックします。その後エンジンを数分かけてオイルフィルターにオイルを充填させましょう。
レベルゲージでオイル量を確認して終了
5分くらい時間をおいてレベルゲージを見ながら、オイルを追加して調整します。じつは、殆どのメーカーが、数十分エンジンをかけて、10分以上おいてからレベルゲージでチェックなどと書いてあると思います。
これは、かなり時間のかかる作業です。そのため筆者は、レベルゲージ上限より少し(5㎜)ほど下の位置でオイル量を調整することでクリアしています(経験上です)。
エンジンオイルは、時間が経つほどオイルパンに落ちていきます。上限いっぱいに調整すると、容量オーバーになる可能性が高まるからです。
N-VANに使用するエンジンオイルは???
N-VANに使用するエンジンオイルは、どの様な規格なのでしょうか?
ホンダが指定しているオイル規格
ホンダの取扱説明書では、ホンダウルトラNEXTというホンダ独自開発のエンジンオイルを指定しています。もしくはAPI SM級以上の0W-16か0W-20となっていました。
今回使用したオイル
今回は、在庫にあったトヨタ製のSN プラスの0W-20を使用することとしました。念のためホンダに電話して、オイルが問題ないかも確認しました。
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N-VANのエンジンオイル&フィルター交換【注意点】
N-VANのエンジンオイル&フィルター交換では、どの様な点に注意すると良いのでしょうか?
N-VANのオイルドレンは前についている
N-VANのドレンボルトは、車の進行方向側(前向き)に付いています。ということは、フロント上がりにジャッキアップすると、オイルが抜けきらないです。平行か前下がりになるようにすると良いでしょう。
【重要】エンジンオイルを抜くときは時間をかけて行う
とにかくエンジンオイルは、時間をかけてしっかり抜くと良いでしょう。これは、筆者だけでなくレースやサーキット走行している方々も同じことをおっしゃっています。なるべく古いエンジンオイルを混入させない方が良いという考えからです。