駐車場などでオイル滲みが発見されたら!?「どこから?」などと困惑してしまうことも少なくないでしょう。そしてオイル滲みは、場所によってはかなり高額な修理になることもあります。本記事では、評判の良いNC81というオイルシーリング剤の使い方や効果について解説します。
NC81オイルシーリング剤の使い方は?
商品を取り扱うときは、しっかりと取扱説明書や注意書きを読むことが大切です。特にNC81オイルシーリング剤は、使用方法によっては全く効果がないという可能性もあります。
NC81オイルシーリング剤の使える範囲
NC81は、エンジン、マニュアルミッション、デフ、パワステなどの駆動系のシール剤として使用できます。オートマミッションには使用できないことに注意しましょう。
NC81オイルシーリング剤の正しい添加方法
NC81の基本的な使用方法を解説します。
- 容器は必ず良く振りましょう
- オイルが汚れている場合は、新油に交換してから行いましょう
- エンジンを暖気してからNC81を注入し、その後30分アイドリングしましょう
- エンジンオイル以外の場所で使用の時は、オイルと混ぜ合わせてから注入
- 本製品は、6%~10%の範囲で添加すること
使用方法は、しっかり守ると良いでしょう。特に添加時の条件と添加量は守るようにしましょう。
ピットワークのNC81は、ニューテックNC81+と同等品
これは、巷では有名な話のようです。ピットワークのNC81は、ニューテックのNC81+のOEM商品となっています。
ここで大きな違いがあるとすれば、内容量の違いではないでしょうか。ピットワークのNC81は300mlで、ニューテックのNC81+は200mlです。またニューテックでは、添加量が5%〜10%となっています。
筆者は、ニューテックのサポートセンターに少し問い合わせして確認しました。それは、オイル総量に対してどの様に添加するのかという点です。
例えば5L入るオイル総量に対して、5L+添加剤なのかそれとも総量で5Lになるように添加するのかという点です。
答えは、後者のオイル+添加剤でオイル総量になるように添加するという回答でした。
NC81オイルシーリング剤の効果は?
実際にオイル漏れしている車に添加してみました。添加した後1,000㎞ほど走行し、効果も確認してみました。
オイルパンからのオイル漏れがNC81で止まった
オイル滲みを起こしていたのは、オイルパンでした。アンダーカバーが付いていて、漏れに気付きづらかったのですが、あるとき漏れに気づきました。
このオイルパンは、もし物理的に修理するとしたら、フロントアクスルを外す必要が出てきます。5万円以上の修理費になりそうです。ということでNC81オイルシーリング剤を試すことにしました。
結果からお話しすると、「漏れは止まっています!」
タペットカバーからのオイル滲みもNC81で止まった
エンジンは、まっすぐの車もあれば、少しバンクしている車もあります。少しバンクしている車は、傾斜している側のタペットカバーからのオイル漏れが、良く起きると考えます。この車も少しオイルが滲んでいました。
結果からお話しすると「漏れは止まっています!」
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NC81オイルシーリング剤では?【注意点】
NC81オイルシーリング剤を使用するにあたって、注意点などはないのでしょうか。
NC81は、効果が高いが使用方法を間違うと無意味に
ニューテックに問い合わせしたときに、基本的には「5%程から添加して漏れが止まらなければ10%までの範囲で追加添加してください」とのお答えを頂きました。
最初から10%がダメとは書いていないので、可能ではあると思いますが、総量を超えないように計算してから添加すると良いでしょう。
効果を得るためには、使用方法をしっかり守ることが大切であると考えます。またNC81は紫外線に弱い性質があるので、保管場所にも注意しましょう。
NC81の組成上、回転部のシールには不向きな場合もある
NC81のオイルシーリング技術は、漏れている場所にNC81が添加されたオイルが浸透しながら特殊な材料で被膜を形成することで、ストップリークする性質があるようです。
常時回転するようなクランクシャフトシールやドライブシャフトシールなどの場合は、効果が薄い可能性がユーザーから報告されています。漏れている場所を確認してから作業することが、無駄にならない第一歩であるとも考えます。