ワイパーのふき取りが悪いと、かなり気分が凹みますよね。そればかりか「ビリビリ」音などが出たらガッカリです。また安全走行にも大きな影響が出てきます。本記事では、ワイパーの拭き取りが悪いときの原因や対策などについて解説してみます。
ワイパーのふき取りが悪い原因は?【ワイパー自体】
ワイパーの拭き取りが悪い原因には、どのようなことが考えられるでしょうか?
ワイパーゴムの劣化・亀裂
一番可能性が高いのは、ワイパーゴムが劣化したり、亀裂が入っている現象です。ガラスには、ほこりやチリなどが多く付着しています。また紫外線が多くあたるためゴム製品は、劣化しやすくなります。
また上記画像のように雪などでガラスにワイパーゴム部分がくっついてしまい、劣化を早めることがあります。ワイパーゴムは、1年に一回交換する事が推奨されています。
ブレード自体のガタ
ワイパーブレードは、可動するリンク形状で作られています。この部分にガタが出ることで、ワイパーの拭き取りが悪くなることがあります。ただワイパーブレードのガタは、簡単に判明しないケースも多いようです。
手でワイパーブレーキを揺すってみたときにガタがある場合、ワイパーゴムだけを交換しても拭き取りが良くならない可能性があります。
ワイパーが拭き取らない対策【ワイパー単体】
ワイパーブレードなど、ワイパー単体で拭き取らない場合の対策は、どのようにしたら良いでしょうか?
ワイパーゴムを新品に交換
ワイパーゴムは、年に一回の交換が推奨されています。数年使用している場合は、まずはワイパーゴムの交換をしましょう。
ワイパーブレードを新品に交換
ワイパーゴムを交換しても拭き取りが良くならない場合は、ワイパーブレード自体が不具合を起こしている可能性があります。
またワイパーゴムは、定期的に交換していてもブレード自体を何年も交換していない場合は、ブレードごと交換しましょう。なお、多くのワイパーブレードには新品のワイパーゴムが付属しています。
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ワイパーが拭き取らない原因【ワイパー以外】
ワイパー以外の原因で、拭き取りができないケースがあります。
ワイパーアームの不良
ワイパーアームをよく見てみると、裏側にスプリングが組み込まれています。このスプリングが経年劣化で弱くなり、ワイパーをガラス面に密着する力が弱くなっている事があります。
高速道路などでワイパーが浮き上がる場合には、ワイパーアームのスプリングが弱いかもしれません。
ワイパーリンク機構の不良
ワイパーリンク機構は、頻繁に故障するという物ではありませんが、故障部位としては多い部分です。10年以上乗っている場合や、走行距離が多い車などでは不具合が起きやすくなります。
リンク機構が故障すると、ワイパー自体が動かなくなったり動きがぎこちなくなったりします。またワイパーモーターが故障して、動かない場合や動きが遅いと言うケースも考えられます。
ガラスに付着した油膜や汚れ
案外盲点なのは、ガラスの汚れや傷です。ガラスに油膜などがギッシリ付いていると、拭き取りがうまくいかないことがあります。ガラスにキズがある時は、傷がついた場所だけが拭き取れない現象が起きます。
ワイパーが拭き取らない対策【ワイパー以外】
ワイパー以外が原因の場合は、どのような対策になるのでしょうか?
ワイパーアームを新品に交換
ワイパーアームが故障している場合は、新品に交換する事が良いでしょう。
ワイパーリンク機構やモーターを新品に交換
ワイパーリンクは、中古で交換するよりも新品交換する事をおススメします。なぜなら交換するのに1時間ほどはかかるからです。取り付けた中古品に不具合が出ると、また同じ作業をしなければなりません。
ガラスの油膜などをしっかり除去する
ガラスなどの油膜は、油膜取りなどでしっかり洗浄しましょう。ガラスにキズが入っている場合は、ガラス交換しないと根本的な修理にならないケースがあります。交換費用には、かなりの金額がかかります。しっかり検討してから交換しましょう。
またガラスに傷ではなく、ヒビや亀裂が入っている場合は、車検合格しません。すぐ交換もしくは修理しましょう。