KTC「フィルタオイルキャッチャー」で手を汚さずにオイルフィルター交換

下向き設置のオイルフィルターでも手を汚すことなく、交換可能なKTCの「フィルタオイルキャッチャー」を紹介します。KTC「フィルタオイルキャッチャー」を使えば、従来のようにコツや手袋を使うことなく誰でもかんたんに手を汚さないフィルター交換が可能です

目次

【KTC】「フィルタオイルキャッチャー」とは?

KTCフィルタオイルキャッチャー

本記事では、KTCが販売している「フィルタオイルキャッチャー」で手を汚さないオイルフィルター交換方法を紹介します。まずは、KTCの「フィルタオイルキャッチャー」とはどのようなツールなのか見ていきましょう。

オイルフィルター交換の「フィルター外し」専用ツール

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KTC「フィルタオイルキャッチャー」はオイル交換に伴い発生する、オイルフィルター交換作業の中でもオイルフィルターを緩めた後の、車体からオイルフィルターを外す場面のみで活躍する非常に用途が限定されるツールです。

かなり用途が限定されますが普段からオイルフィルター交換を多く行っている、ディーラーや整備工場の整備士であれば、KTC「フィルタオイルキャッチャー」の魅力が伝わるはずです。ここからは普段のオイルフィルター交換作業を思い浮かべながらお読みください。

従来のフィルター交換時の問題点

通常の下向き設置オイルフィルター交換では、手が汚れることを前提としてオイルフィルターを緩めた後、ある程度オイルが垂れきってからウェスをあてがったりニトリルグローブをしたりしてオイルフィルターを外す方が多いかと思います。

しかし、慣れない方や車種によってはこれでも手が汚れてしまう場合が多くあります。このような場面で、KTC「フィルタオイルキャッチャー」を使えばその悩みを解決することができます。

KTC「フィルタオイルキャッチャー」などのツールを使わない方法で、百発百中で手を汚さずにオイルフィルターを外すことができる方には不要ですが、ある程度の汚れについては諦めている方や新人整備士にはぜひおすすめしたいツールです。

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【KTC】「フィルタオイルキャッチャー」の使い方

オイルフィルタ

KTC「フィルタオイルキャッチャー」の使い方を紹介します。実際のオイルフィルター交換作業の手順に沿って解説していきます。

ある程度フィルターを工具で緩める

フィルタレンチ

オイルを抜き終わりオイルフィルター交換になったら、まずは通常通りフィルターレンチを使ってオイルフィルターを緩めます

この時、オイルフィルターを完全に緩めてしまうのではなくオイルが垂れてくる寸前(手で軽く回る程度)にしておきます。オイルフィルターを緩めたら、フィルターレンチは外しておきましょう。

KTC「フィルタオイルキャッチャー」をセットして外す

KTCフィルタオイルキャッチャーセット

オイルフィルターを緩めたら、KTC「フィルタオイルキャッチャー」をセットします。

KTCフィルタオイルキャッチャーで緩める

KTC「フィルタオイルキャッチャー」を回転させてオイルフィルターを緩めていきます。オイルフィルターから垂れてきたオイルは、KTC「フィルタオイルキャッチャー」に溜まっていきます

KTCフィルタオイルキャッチャーで完全にフィルタを外す

このまま完全にオイルフィルターを取り外します。後は、フィルター取付部清掃と新品フィルターを取り付けて完了です。手を汚すことなく、オイルフィルター交換が可能です。

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【KTC】「フィルタオイルキャッチャー」レビュー

KTCフィルタオイルキャッチャー使用中

実際に、KTC「フィルタオイルキャッチャー」を利用してみてのレビューです。

多少時間はかかるが便利

普段筆者は、オイルフィルターを緩めた後はある程度オイルを垂らした後にウェスをあてがってフィルターを外していました

この場合でも、特に手を汚すことなく交換できる場合が多いのですが、オイルフィルター交換のたびにウェスが汚れたり車種によっては手にオイルが付着することが多くありました

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しかし、KTC「フィルタオイルキャッチャー」を使えば手の汚れを気にすることなく、スムーズに交換することができて非常に便利でした。

ツールを使わない方法で交換を行うほうが交換時間は短いですが、汚れた場合の手洗い時間やウェス交換の手間を考えると断然、KTC「フィルタオイルキャッチャー」を使ったほうが効率的だと感じます。

ほとんどのフィルターサイズに対応

KTCフィルタオイルキャッチャー構造

KTC「フィルタオイルキャッチャー」の断面を見てみると、ろうと状になっている部分が数段に分かれて細くなっているのがわかります。これによって乗用車であればほとんどのオイルフィルターに対応可能です。

また、カートリッジ式だけでなくエレメント交換式のオイルフィルターでも使用可能です。

清掃が面倒・保管方法に悩む

KTC「フィルタオイルキャッチャー」のデメリットとして、KTC「フィルタオイルキャッチャー」本体の清掃が面倒だという点と、保管方法に悩むという点があります。

筆者の工場では、KTC「フィルタオイルキャッチャー」を使う都度オイル捨てに立てかけておき内部のオイルを捨てて、持ち手部分などは気がついた人がパーツクリーナーで清掃するようにしています。

かなり軽いので自立できますが、風などでよく倒れるため最終的にオイル捨てに立てかけておくことで落ち着きました。

割高感

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KTC「フィルタオイルキャッチャー」は非常に便利なツールですが、全体的に高級感などもなく構造も単純です。それ故、本体の価格については割高感を感じるかもしれません。

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なお、筆者はKTCしか使ったことはありませんが、類似品もいくつかありますので参考にしてください。

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この記事を書いた人

北陸の中心、石川県金沢市から車、ITに関するお役立ち情報を発信しています。

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