【DIY】機械循環式で上抜きATF交換してみた!どの方法が良い?

ATF下抜き交換方法は、DIYで最もポピュラーな方法といえます。一方でカー量販店や整備工場では、機械を使った交換方法もあります。今回は、機械循環式でATF交換してみました。本記事では、機械循環式ATF交換の手順や他の方法との比較、注意点などを解説してみます。

目次

ATF交換って~交換の種類~

ATF交換風景

ATF交換には、いくつかの方法があります。ここでは、交換方法を説明します。

ATF交換【下抜き方法】

一般的なDIY作業方法として、ATFオイルパンのドレンボルトから古いATFを排出して、抜けた分だけ新油を入れなおしてあげる方法があります。この方法を繰り返すことで、徐々にATFを新しくすることになります。

ATF交換【機械循環式】

ATFチェンジャー

機械循環式とは、ATFフィラーから細長いパイプを奥まで差し込み、古いATFを抽出して新しいATFを入れるという作業になります。これを機械で行います。

エンジンをかけながら抽出と投入作業を行うこともできるため、循環式と言われています。ただし、循環させて交換するにはいくつかのリスクもあります。

機械循環式のリスク

  • 低年式や多走行車では、古いATFに混ざっているスラッジなどを完全に除去できない
  • 機械式で循環すると、一気にATF交換作業を進めていくので、ATF量がかなり必要になる。一般的には、70%綺麗にするのに8L~10L前後必要。

ATF交換【機械圧送式】

近年工場やディーラーなどで行われ始めたのが、専用機械による圧送方式の交換方法です。ATFのオイル経路に接続し、専用機械のフィルターで汚れたオイルを綺麗にしながら、新しいATFを注入していく方法です。

現在の交換方法で、一番リスクが少ない方法であるといえます。この方式であれば、低年式、多走行車でのATF交換もリスクが少ないと言われています。

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機械循環式でATF交換する~手順~

ATF廃油抜き取り

実際に機械循環式でATF交換をしてみます。ただ循環させるリスクは高いので、今回は非循環で行っています。

ATFフィラーにホースを奥まで差し込む

ATFフィラーホース差し込み

約1.5mほどある細長いホースを、AFTフィラーの奥まで差し込んでいきます。エンジンは停止しています。

現在では、もっと小さい機械で上抜きできる物も販売されています。DIYではこういったツールも便利です。

機械循環式でオイルを抜き取る

ATF抜き取り

機械を使用し、オイルを吸い上げていきます。一回で抜ける量は2L程でした。下抜きの時が、3L近く抜けたので2/3程となります。

循環させて行う場合は、エンジンをかけた状態で行いますので、3L近く抜けると考えます。

抜いた量だけオイルを注入する

ATF新油給油

新油を抜いた時と逆に、抜いた分だけ新油を注入していきます。あくまでも抜いた分だけです。一旦エンジンをかけて、Pレンジから1レンジまでシフトチェンジする操作を数回します

ATFの抜き取りと注入を2回ほど、そしてシフトチェンジを繰り返す作業をします。この方法で、ある程度ATFが綺麗になっていきます。

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今回のATFでは、上記のATFを使用してみました。たった数回の交換でしたが、かなりフィーリングがよくなりました。

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機械循環式でATF交換する場合~注意点~

抜けたATF

機械循環式でATF交換する際には、どのような点に注意するべきなのでしょうか

下抜きよりもオイルが抜けないことが多い

オイルパンから排出する方法よりも、少ない量の抽出になるケースが多いと感じます。という事は、ATFを綺麗にするための回数が増える事になります。

機械圧送式との違いは大きい

機械圧送式と機械循環式ではATFの汚れ除去能力がかなり違います。もし業者さんにATF交換をお願いするのであれば、機械圧送式でフィルター機能の付いている機械で交換してもらうのが良いでしょう。

DIYでAFT交換する場合!

DIYでATF交換するときは、高価な機械のない状況で作業することになります。筆者は、ATF交換を慌てて一気に作業しないことが一番リスクが少ないと考えます

例えば10LのATF総量の5Lを交換したら、数か月走行してまた5L交換すると言うように、何回かに分けて作業するとリスクを最小限にできるでしょう。

ただオイルパンから抜く方法は、ジャッキアップしたりアンダーカバーを外す必要があります。一方機械を使う方法の場合は上から交換できます。そのため、作業は非常に楽になります。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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