ドラレコは、現代の交通環境の中では必須アイテムとなっていますね。そして今では、メーカー提供のドラレコだけでなく、保険会社提供のドラレコも存在します。本記事では、保険会社提供のドラレコ取り付けから特長や注意点などを解説してみます。
【軽自動車】保険会社提供のドラレコ~特長~
保険会社が提供しているドライブレコーダー、通称テレマティクスドラレコはどのような特長があるのでしょうか。
安全運転することで、保険料が割引になる・・・
保険会社が提供するドラレコには、日頃から安全運転に注意しているかなどをスコアで評価する装備が施されています。速度超過、急アクセル、急ブレーキなどの頻度を評価しています。
その評価によって、保険料の割引が適用される仕組み(今回のドラレコ)になっています。例えばA評価だと7%割引、B評価だと4%割引です。こういった割引制度も設けることで、ドラレコ活用を促進していく目的もありそうです。
事故や故障時に、24時間・365日即座に繋がる
事故や故障発生時に、ドラレコが感知した衝撃で保険会社と即座に通信する仕組みが取られています。そのため事故処理の際などでもスピーディな保険会社対応も可能になると考えます。
保険会社としては、事故の状況がはっきり映像に残されている方が、後々の相手との交渉などでも対応がし易くなるというメリットがあります。
【軽自動車】保険会社が提供のドラレコ~取り付け~
ここでは、保険会社提供のドラレコを軽自動車に取り付けてみます。
設置場所を決めて、配線を通していく
まずは、ドライブレコーダーを設置する場所を決めます。ドライブレコーダーの配線は、どの位ゆとりが必要なのかをここで確実に決めておくことも重要です。
ルーフ裏に配線を通しながら、ピラー部にも配線を通していきます。現代車のフロントピラーは、樹脂クリップで止まっているだけなので、引っ張ると簡単に外れます。
配線をダッシュ下の見えないところに隠しながら、ヒューズボックスに持っていきます。そしてヒューズボックスからアクセサリー電源を探して、電源を取得します。
通常のドラレコ配線は、シガーソケット電源取得になっています。これを上記のような商品でヒューズ電源取得に変換します。
ドラレコを設置して、試験稼働&配線処理をする
配線が完了したら、ドライブレコーダーを試験稼働します。試験稼働に問題がなければ、ドライブレコーダーを取り付けたい位置に設置します。このときワイパーのふき取らない場所への設置は避けましょう。
配線は、もともと長く作られています。しっかり束ねて、タイラップバンドやテープで固定しましょう。
タイラップバンドは、数種類の長さを用意しておくと便利です。
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【軽自動車】保険会社提供のドラレコ~筆者の感想~
保険会社提供のドラレコを取り付けてみて、筆者の感想を率直に話してみます。
軽自動車のフロントガラスには、ボディが大きすぎる・・・
軽自動車のフロントガラスは、普通車に比べたら面積が小さいと考えます。そんな中、保険会社提供のドラレコは、サイズが異常に大きいと感じます。幅10㎝以上×高さ5㎝以上×奥行き3㎝位あります。
率直な意見をいうと、「邪魔にならないのかな?」と心配になります。
走行中の画像は、映らない
今回取り付けた保険会社提供のドライブレコーダーは、走行中液晶モニターに映像が全く映りません。市販されている物とは、考え方が違うようです。
保険会社では、走行中ドラレコ映像が気になり、事故に繋がることを防ぐ目的があるようです。一般的なドラレコに慣れている筆者は、逆に稼働しているのかわかりづらく不安になりました。
安心と月額利用料のバランス
今回取り付けた保険会社提供のドラレコは、月額850円とのことです。年間にすると10,200円です。量販店などで購入・取り付けした場合には、30,000円〜50,000円くらいかかります。数年間は逆転しないことを考えると、お安いサービスではないかと考えます。
また安全運転によって、割引が7%、4%と付加されるので、月額費用の圧縮にもなり得ますね。こういった点では、保険会社提供のドラレコ設置も「良い」のではないでしょうか。