【軽自動車】ユーザー車検で不合格!理由と必要な整備

ユーザー車検は、ディーラー車検や民間車検などよりも金額が安く済む車検取得方法です。しかしながら、きちんと整備されていなければ、「サクッ」と一発不合格にもなります。本記事では、ユーザー車検で不合格になってしまった理由や車検合格のための必要整備などを解説します。

目次

ユーザー車検で軽自動車が不合格になった!? ~理由~

ユーザー車検不合格!

今回はとりあえず安く車検費用を抑えようとして、軽自動車検査協会に持ち込みしたら、検査途中で「不合格」という結果になったようです。ではどういった理由で不合格になったのでしょうか。

ユーザー車検で軽自動車が不合格【指定タイヤ】

不適合タイヤ

今回の軽自動車は、4ナンバー(商用)です。商用の場合は、荷物を積載する目的が多いことから、PRタイヤ(プライタイヤ)が指定されています。この指定タイヤに普通の乗用タイヤを装着した場合は、タイヤ規格不適合となり車検不合格になります。

ユーザー車検で軽自動車が不合格【フレームにサビ穴】

車体のサビ

上記画像を見てもらえらばわかるのですが、豪雪地帯では塩カルなどを撒くので、車の管理によってはかなりサビや腐食が起こります。

腐食だけならば、車検に問題ないケースが多いのですが、完全に穴が開いています。フレームやフロアなどに穴が開いている場合は、車検不合格になります。

車体の穴

今回は、プレートでしっかり囲い、コーキングや防水テープなどで養生しました。さらにタイヤハウス側からは、コーキングとシャーシブラックを塗布して車検に対応するように修復しました。

ユーザー車検で軽自動車が不合格【リアスイングアームのガタ】

ブッシュ欠損

右リアのスイングアームにガタが発生していて、不合格になりました。ブッシュが欠損して、飛び出している事が不合格の原因です。こちらは、新品パーツを取り寄せて、取り換え交換しました。

ユーザー車検で軽自動車が不合格【ドライブシャフトブーツ破れ】

ドライブシャフトブーツ破れ

ドライブシャフトブーツが破れて、車検不合格になりました。これは、走行自体が危険になるので、車検とは関係なく日頃の点検が重要になります。

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ユーザー車検で軽自動車が不合格にならない ~必要整備~

整備点検記録簿

ユーザー車検で軽自動車が不合格にならないためには、どうすればよいのでしょうか?

24ヶ月点検の点検項目基準をクリアする

取り外したリアスイングアーム

軽自動車ユーザー車検の場合は、軽自動車検査協会で車検検査を受けるという事です。通常であれば、ディーラーなどが行う24ヶ月点検をユーザー自らが実施する必要があります

車検を受ける前に、ユーザーがしっかりと24ヶ月点検することが一発合格の近道になります。この24ヶ月点検は、義務ですが罰則はありません。また後整備という制度もあるために、まったく整備せずに車検場に行く人も多いようです。

現に今回持って行った人も何も整備せずに、軽自動車検査協会に持ち込み、一発不合格になっています。やはり点検項目部分をチェックし、整備してから持ち込むことが良いといえます。

24ヶ月点検だけでなく、予防整備も重要

24ヶ月点検の項目は、あくまでも車検基準に合致しているかどうかという事です。例えば、ブレーキフルードの量や液漏れがなければ合格になります。ブレーキフルードが汚れていたとしても車検には合格します

しかしながらブレーキフルードが、汚れていれば後々のトラブルにつながる可能性があります。こういった部分を予防整備することも重要です。

またドライブシャフトブーツなどは、破れを早期に発見できれば良いのですが、異音がしてから気づくケースも多いといえます。車検整備の際に、予防交換することが良いと考えます。

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ユーザー車検で軽自動車が不合格にならない~注意点~

限定自動車検査証

軽自動車のユーザー車検では、どのような事に注意すると合格確率が上がるのでしょうか。

安易な気持ちで車検を受けに行かない

今回不合格になった軽自動車を持ち込んだ方は、ユーザー車検の代行をしている方でした。こういった方であれば、少なくとも車検に合格するかなどをチェックしているだろうと考えるのが普通です。

しかしながら現状は違いました。こういった業者の方のほとんどは、事前に車をチェックして、合格基準に達しているかユーザーに伝えていると思います。ただその人は、「軽自動車検査協会」にそのまま持ち込みしたようです。勿論不合格です。

ユーザー車検では、「大丈夫だろう」・「何とかなるだろう」という安易な気持ちで持って行かない方が良いと考えます。

車検有効期限ギリギリは避けた方が良い

ユーザー車検の場合で車検不合格になると、何日も修理がかかることがあります。そのため車検有効期限に注意する必要があります。

早期に整備できるのであればよいのですが、中々手が付けられないケースになると有効期限が過ぎてしまいます。慌てないためにも、ゆとりのある日数でユーザー車検を受けましょう。

※車検当日に再検査が受けられれば、無料検査が可能です。不合格から15日以内に修理して検査を受けられるのであれば、限定自動車車検証をもらうと良いでしょう。車検不適合箇所も書類でもらえます。

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この記事を書いた人

北の大地から、車に関する記事執筆をしている40代の1児のパパ。趣味と特技は、車整備とバスケットボール(プレイヤー)を時間の許す限りする事です。
なるべくわかりやすい執筆をするのを心がけております。

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