ドライブレコーダーは、現代のクルマ社会では必需品となっています。万が一の事故でのエビデンスやあおり運転などにも効果的なアイテムです。ドライブレコーダーには、カメラが複数あるものも存在しますね。本記事では、ドライブレコーダーの種類と選び方について解説します。
「ドライブレコーダー」の種類と選び方 ~1カメラタイプ~
ドライブレコーダーは、日進月歩です。ここでは、1カメラタイプのドライブレコーダーを解説します。
1カメラタイプの種類は?
最もオーソドックスな1カメラタイプのドライブレコーダーには主に、前方のみを録画するタイプと360度の録画が可能なタイプがあります。
前方タイプ
1カメラタイプで、前方を監視・記録できるものが最も一般的です。前方型は、広角タイプになっているものが普及し始めています。以前は、110°程度であったものが160°位の広角レンズが装備されてるものが多くなっています。
360°タイプ
最近では、カメラ技術の進歩や投影技術の進歩などで、1カメラタイプで360°の視野を実現している物も販売されています。
1カメラタイプのメリットとデメリットとは?
1カメラタイプの最大のメリットは、購入価格がお手頃であるという点です。一般的な前方型であれば、1万円前後で購入できるものが多くなっています。
また配線処理などもフロント分一か所で済むため、比較的工賃も安く済みと考えます。少しお値段が張りますが、360°タイプの商品であれば、フロントガラスに設置するだけで前方以外も記録できるというメリットもあります。
一方デメリットとしては、前方のみの監視・記録になるため、例えば後ろからあおり運転されたというときなどでは、エビデンスが取りづらい可能性が出てきます。
360°タイプの場合は、リヤウインドウから後ろの様子を伺うことができても、車内からカメラで映し出すことから車内の荷物・人やピラーなどにさえぎられてしまうケースがあるという点に注意が必要です。
「ドライブレコーダー」の種類と選び方 ~2カメラタイプ~
2カメラタイプのドライブレコーダーには、どのような種類があるのでしょうか?
2カメラタイプの種類は?
最近ではこの「2カメラタイプ」を選択する方が多く、一般的な選択肢となってきています。
前後タイプ
2カメラ型で一番チョイスされるのが、前後監視・記録タイプではないでしょうか。フロント及びリアの同時監視が可能となっています。
前方・車内タイプ
前方を監視・記録するだけでなく、車内も監視・撮影できるタイプです。車内での出来事などを安心して記録することも出来ます。こちらの場合、カメラは車外前方と車内用で2機搭載されていますが、本体は1台のみのパターンがほとんどですので、取り付けの容易さは1カメラタイプと同等になります。
360°と後方タイプ
360°のカメラで前方だけでなく、車内を含めたドラレコ監視・記録が可能となり、リアにはリア専用のカメラを別途付けることで、より安心感が増すドライブレコーダーになります。
2カメラタイプのメリットとデメリットとは?
フロントとリアを付けることで、比較的広範囲なドライブレコーダー記録が行えるようになります。1カメラ前方型に比べて、かなりの範囲が監視対象になるというメリットがあります。特に360°+リアカメラであれば、死角が非常に少なくなると考えます。
では、デメリットはどんなことが考えられるのでしょうか。2カメラタイプの場合、本体価格をみると1カメラタイプよりも費用が高くついてしまう場合がほとんどです。
またリアカメラの設置や配線処理などもあるため、作業工賃が高くついてしまうことも視野に入れておかなければならないでしょう。自分で設置するにしてもきれいに配線しようと思うとかなりの労力がかかります。
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「ドライブレコーダー」の種類と選び方 ~3カメラタイプ~
3カメラタイプで、しかも常時録画できるドライブレコーダーが販売されています。ここでは、3カメラタイプ同時録画可能のドライブレコーダーを解説します。
3カメラタイプの種類は?
海外メーカーでは、3カメラタイプでしかも同時録画できるものがラインアップされ始めています。
前方・後方・車内同時録画タイプ
国内製品よりも海外製品の方が、進化が早いといえます。また商品のバリエーションも多いと思います。
例えば、ミラー型のカメラで前・車内を監視・記録し、リアカメラを設置、同時撮影可能な商品や。フロント側にカメラと360°カメラがあり、リアにカメラを設置、同時撮影可能な商品などです。死角を極めて少なくできると考えます。
3カメラタイプのメリット・デメリットは?
国内メーカーではなく、海外メーカーとなる商品ですので、比較的購入しやすい価格設定の商品が多数あります。1万円~3万円前後で購入できます。
2カメラと同様の工賃がかかりますが、より安心な3カメラを選択するのも良いでしょう。デメリットとしては、やはり海外メーカー製品である点と言えるでしょう。折角設置したのに、故障してしまったときの交換や修理、そして予期していない不具合の発生などが考えられます。