ウェザーストリップは、雨や隙間風などを防ぐ役目があります。そのためドア周辺などに多く使用されているパーツです。本記事では、ウェザーストリップの役目を掘り下げて解説するとともに、ウェザーストリップの外し方も説明します。
「ウェザーストリップ」の役割と外し方 ~役目~
ウェザーストリップはなぜ取り付けされているのでしょうか?そこにパーツが付いているという事は、自動車メーカーも理由があってウェザーストリップを装着しています。メーカーで採用しているウェザーストリップの役割を解説します。
ウェザーストリップは、雨などの水分を車内に入れない役目がある
ウェザーストリップは、ドア周りやドアと密着する車体側に多く使用されています。雨水などが、車内に入らないようにするためす。
また外気には、砂塵や埃が多く存在します。このような車内が汚れる物質を侵入させないようにするために、ウェザーストリップが装備されています。
ウェザーストリップは、防音と異音防止の役目がある
ウェザーストリップは、いわば鉄と鉄の隙間に装着されています。また車は、エンジンの振動や段差などの通過などによって、若干ゆがみやブレが発生します。
もしウェザーストリップが装備されていないと、鉄と鉄が擦れたりブレあったりしたときに異音が発生します。こういった異音を防止する役目も行っています。
他車の走行音や交通音などは、かなり大きな音です。いわば、異音となる音を車内に侵入させないようにしています。ウェザーストリップは、ゴムでできています。年数が経過してくるとゴムが縮むことなどで、鉄と鉄の密着が少なくなる事も発生します。
車種によっては、どうしても異音などが気になるという方もいるようです。こんな時に社外の追加ウェザーストリップを追加装着するという方法もあります。
「ウェザーストリップ」の役割と外し方 ~作業手順~
装着されているウェザーストリップを一旦外したいと思うときがあります。一番の理由は、内装に配線を通したいときではないでしょうか。ウェザーストリップの上手な外し方を解説します。
ウェザーストリップの上手な外し方
ウェザーストリップをはじめて外すときは、かなり固めに止まっていることがあります。特に角などは、外しづらいでしょう。
どこら辺が外しやすそうかチェックして、外しやすそうな所を見つけたら、ウェザーストリップの根元から引っ張ることで外せます。
ウェザーストリップの上手な取り付け方
ウェザーストリップを元に戻すときは、外した流れと逆の手順で装着していきます。ウェザーストリップは、溝が切ってあります。車種によっては、溝が複数のものもあります。きちんとはまるのは一か所だけです。
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「ウェザーストリップ」の役割と外し方 ~注意点~
ウェザーストリップは、ゴムで出来ています。これを脱着する場合の注意点はないのでしょうか。ウェザーストリップ脱着の注意点を解説します。
ウェザーストリップは、根元から外す
ウェザーストリップの多くは、車体に装着する本体部分と、密着を強める柔軟なゴム部分で構成されています。
ゴム部分だけを引っ張って外そうとしてしまうと、簡単にゴムがちぎれてしまうことがあります。ちぎれたりしてしまうと、そのウェザーストリップの効果は大きくダウンしてしまいます。
また純正ウェザーストリップは、補修パーツとしては高価なものです。20,000円位するのが一般的です。
根元部分をしっかり持つことと、一点に集中させて引っ張らないで、なるべく数本の指で幅広くつかみ引っ張るとよいでしょう。
また元に戻すときのことを考えて、ウェザーストリップを全て外してしまわない方が良いでしょう。すべて外してしまうと、どこから取り付けるのかなどの始点が解らなくなってしまいます。
ウェザーストリップは、内装と密着させて付ける
ウェザーストリップを元に戻すときは、元通りに付けなおすというのが基本です。きちんと収まるところに挟み込んでいくという感じです。
ウェザーストリップが収まったかなと感じても、少し強く押したら「パコ」と入ることがあります。チェックしながら作業しましょう。