ウォーターポンプは、エンジンの隅々までラジエター液を循環させる重要なパーツです。一般的には、走行距離などによって交換するパーツで、タイミングベルト交換と同時に行うのが良いでしょう。本記事では、ウォーターポンプ交換のアレコレを解説します。
【VOLVO V70R】ウォーターポンプをDIY交換 ~交換目的~
VOLVO V70Rのウォーターポンプは、どうして交換する必要があるのでしょうか?
タイミングベルト交換の時に交換するのが良い
ウォーターポンプは、その働きの重要性からタイミングベルト回転に合わせて稼働しています。ということは、タイミングベルト周辺に取り付けられているという事です。
VOLVO V70Rのタイミングベルト交換は、非常に時間のかかる作業です。どうせならウォーターポンプも一緒に交換する方が、ダブル工賃にならなくてすむと思います。
ウォーターポンプはかなり重労働な作業
上記でもお話しましたが、タイミングベルトを外さないと、ウォーターポンプ交換ができません。ウォーターポンプだけを交換する場合でも、タイミングベルト交換と同じ作業になるので、重労働と考えます。
【VOLVO V70R】ウォーターポンプをDIY交換 ~交換手順~
それでは、VOLVO V70Rのウォーターポンプ交換をしていきます。
初期の手順はタイミングベルトとほぼ同じ
※タイミングベルト交換記事挿入
先日、VOLVO V70Rのタイミングベルト交換記事を紹介しました。ウォーターポンプ交換とタイミングベルト交換は、脱着する作業手順が近いと考えます。
タイミングベルトと違う所といえば、予めラジエター液を抜いておく必要がある点です。この作業をしないと、ウォーターポンプを外した時にかなりのラジエター液が出てきてしまいます。
VOLVO V70RのウォーターポンプをDIY交換
VOLVO V70Rのウォーターポンプは、7箇所のボルトで止まっています。日本車が3箇所や4箇所なのに対して、かなり多いと考えます。
そして紙製パッキンが使用されているので、残った古い紙パッキンを落とす必要が出てきます。
VOLVO V70Rのウォーターポンプ交換が完了しました。ウォーターポンプ交換後の作業は、タイミングベルト交換と基本的に同じです。
違う点は、ラジエター液を新たに注入する点です。欧州車のラジエター液注入は、リザーブランクからになります。エア抜きはかなり時間がかかります。
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【VOLVO V70R】ウォーターポンプをDIY交換 ~無交換のリスク&注意点~
ウォーターポンプを交換しないと、どの様なリスクがあるのでしょうか?また交換時の注意点も解説します。
交換しないとベアリング故障などの異音が発生
ウォーターポンプは、常時回転しています。そのためフィンの軸などに故障が発生しやすくなります。故障すると異音が発生し、最終的には金属と金属が接触することでラジエター液内に鉄粉が堆積することになります。
ウォーターポンプが故障するとオーバーヒートに
ウォーターポンプが稼働停止すると、ラジエター液が循環しなくなりオーバーヒートしてしまいます。こうなると高額修理となってしまいます。
タイミングベルト交換するときに、一緒にウォーターポンプ交換すると良いでしょう。
紙パッキンをしっかり撤去する
VOLVO V70Rのウォーターポンプには、紙パッキンが使用されています。古い紙パッキンは、エンジン側に残ってしまいます。これをしっかり落としてあげないとラジエター漏れにつながります。
狭い場所なのでしっかり密着しているかチェックする
VOLVO V70Rのウォーターポンプは、すごく狭い場所に設置されています。そしてウォーターポンプ本体は、かなり大きいです。
しっかりと密着しているかも確認しましょう。密着が悪いとラジエター漏れにつながります。