車のエクステリアについた傷を綺麗にするには、コンパウンドとポリッシャーが欠かせないアイテムといえます。特に面積が広いときは、ポリッシャーの役目も大きいです。本記事では、「コンパウンド・ポリッシャー」の意味や使い方、さらにおすすめ商品などをご紹介していきます。
コンパウンドとポリッシャーとは?【用語解説】
車磨きと言えば、よく耳にするのがコンパウンドとポリッシャーです。ここでは、まずは必要な用語解説していきます。
コンパウンドとは、傷を消す材料
コンパウンドとは、傷がついてしまったボディーを削るための液体、又は固形の研磨剤のことを言います。コンパウンドは、一般的に1000番から9000番(数字が大きくなるほど細目)ほどまで、多くの番手があります。
コンパウンドは大きく分けて、ワックス成分の入っていないノンシリコンタイプとワックス成分が入っているものが用意されています。コンパウンドとは、車についた傷周辺を削ることで、傷を目立たなくしたり、傷と同じ高さまで削ることで綺麗にする材料のことを指します。
ポリッシャーとは、傷を消すための工具
車のドアについた擦り傷を目立たなくするために、コンパウンドとスポンジや布などを使い手できれいにするという方もいると思います。
ただ手で作業するという事は、手の力や擦り方などが一定で行うことが難しくなります。さらに広い面施工するという場合は、時間もかかり手も疲れてしまいます。
均一かつ迅速にコンパウンド施工できる工具が、ポリッシャーといえます。ポリッシャーには、シングルアクションやギアアクション、近年主流のダブルアクションなどがラインアップしています。
- シングルアクションは、一定方向に強力回転することで研磨力が高いポリッシャーです。ただ初心者の場合は、削れすぎという心配があります。プロ向けになります。
- ギアアクションとは、シングルアクションを進化させ一定方向プラスギア偏芯するポリッシャーです。一般的には、中級者向きと言われています。
- ダブルアクションは、一定方向に回転しますが左右前後に偏芯して回転することで、研磨能力は一番少なくなりますが、初心者に向いているポリッシャーです。
コーティング施工車へのコンパウンド使用は注意!
近年では、新車や中古車購入の際にコーティングを施している車が多くなっています。コーティング施工とは、純正塗装の上にガラスコーティングなどの素材で更に覆うという事になります。
コーティング施工された車にコンパウンドを使用する場合は、コンパウンドの種類だけでなく、施工にも注意が必要です。一般的にコーティング層についた傷は、コーティングし直すことで傷が目立たなくなるため、コンパウンドは使用しないケースが多いでしょう。
コンパウンドを購入する場合は?【選び方とおすすめ】
コンパウンドは、目的や用途によって種類があります。ここでは、目的別のコンパウンドの種類とおすすめのコンパウンドを紹介します。
コンパウンドは、用途によって選ぶ
ボディー表面を研磨するときは、ボディ用のコンパウンドが用意されています。コンパウンドは、粗目の1000~1500番、細目3000番~5000番、極細目5000番以上など研磨剤の細かさによってチョイス可能です。
一般的には、ノンワックス系が多くラインアップしていますが、9000番程度まで研磨剤が細かくなると、ワックス成分も封入されているものもあります。
ボディー表面だけでなく、ホイールも外装の一部ですね。アルミホイールも石跳ねなどによって細かい傷になる可能性があります。アルミ素材には、アルミ素材用のコンパウンドが用意されています。
メッキパーツやステンレスパーツのくすみや傷を消す場合には、研磨剤にアルミナが使用されていて金属表面に使用すると綺麗になるコンパウンドが用意されています。
ヘッドライトの黄ばみや傷を取る場合は、ヘッドライト用が販売されています。筆者の調べでは、ワックス成分配合の仕上げコンパウンドとほぼ同一の素材と考えます。
ヘッドライトで使用されている研磨剤は、1ミクロン以下となっています。注意していただきたいのは、一般的なエクステリア用コンパウンドで磨くのがダメというのではなく、細目や粗目を使ってしまうと傷がかえって酷くなってしまう可能性があるという事です。
おすすめコンパウンド
この商品は、3点セットになっています。しかも3000番と比較的細かいコンパウンドから7500・9800という極細目、鏡面までのセットです。
初心者の方が、バンパーなどのキズ面を手で行う際に便利といえます。また3000番で消えない傷は、初心者では作業自体難しくなることから、無理な作業にならないという利点があります。
この商品は、比較的小さい傷を消すときに便利なアイテムです。細目は10ミクロン前後、中細3ミクロン、細目が1ミクロン程度となっています。使い切り可能な量である点も魅力です。
エクステリア全体を磨く際は、上記のようなボトルサイズが便利といえます。ただこういったノンシリコン系のコンパウンドを使用するときは、後述するポリッシャーを使用することがベターでしょう。なお、整備工場などプロの現場ではほぼ上記の3M製コンパウンドが活用されています。
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ポリッシャーを購入する場合は?【選び方とおすすめ】
ポリッシャーは、均一でかつ迅速にコンパウンド施工できるツールです。初心者がポリッシャーを購入する場合は、どのようなものがおすすめでしょうか。
ダブルアクション式でコード式か充電式がベター
先述しましたが、初心者がポリッシャーを購入する場合は、ダブルアクション式を購入するのが一番ミスが少ないといえます。
その中でも、コード式か充電式を購入するのが一番良いといえます。少し注意してほしいのは、中にはエア式(上画像)のものも用意されています。買ってから失敗とならないように確認しましょう。
- コード式のメリットとデメリット:コード式は、一定の力がずっと得られる反面、電源が近くにあることが必要になります。
- 充電式のメリットとデメリット:電源のない所でも作業できるのですが、充電が切れてくると一定の力が出ない(充電時間も必要)場合があります。
おすすめポリッシャー【コード式&充電式】
ネットショップやホームセンターなどでも気軽に購入できるポリッシャーです。このポリッシャーは、アタッチメントを変えることで木材の表面などを削るサンダーなどにも使用できます。
この商品は、車用品メーカーが出しているポリッシャーです。充電式でワックス用バフ、コンパウンド用バフなども付属していることで、コンパウンドを用意したら直ぐに作業できるのが魅力的です。